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胃腸がおかしくなりましてよ
あーいい天気。
気持ちの良い風が吹き太陽がキラキラと輝き暖かで気持ちの良い日。
「たまにはこんな風に外で昼食をいただくのも悪くないわね」
「そうね。最近の食堂は消化に悪そうな現場に出会す事が多いものね」
親友のマドロラ・トラウバー公爵令嬢とぽかぽか陽気に誘われてピクニック気分で包んでもらったサンドイッチをぱくつく。
「この卑しい女狐が!娼婦の様に殿下に纏わり付いき媚びを売って一体どういうつもりなの!?たかが騎士男爵の娘が高位貴族に自ら話しかけて、婚約者のいる男性に纏わり付くだなんて最低限のマナーすら学んでいないのかしら」
「その通りですわ!普通であれば遠慮するのを一緒に食事をしたり、周りに誤解される様な行動は慎むもの。それを殿下方が甘い顔をするからつけ上がって…」
「その通りですわ!」
「恥を知りなさい!」
良い陽気だったのに、いつも食堂でごたついてるから避けたのになんで出会しちゃうかな。
「わ、私そんなつもり何てなくて…それに学園では皆平等だって…」
「貴女ね…!平等以前の話でしてよ!」
さらに言葉を続けようとした囲んでいる令嬢達のリーダーが口を開いた時に、複数の慌ただしく駆け寄る足音が聞こえる。
「アメリ…!貴様らアメリに何をしていた!こんなに怯えさせて」
彼女達は一応罵倒がメインぽいけど、一般常識的な注意をしてましたよ。罵倒メインでしたけど。
「私は立場も弁えず婚約者のいる殿方に纏わり付いているこの娘を注意していただけです!」
「どうだか。貴女達は憂さ晴らしの様にこの儚げなアメリ嬢に難癖つけているだけでしょう」
「努力もせずに王太子の婚約者という立場に胡座をかき、努力しているアメリ嬢をやっかんで辛く当たっているだけでしょう」
罵倒は確かに品もなく必要はなかったでしょうが、公爵令嬢の言ってる事間違ってないと思うけど。
それに王太子の婚約者になった段階で公私共に努力し続ける事になるわよ普通。それなりの結果を出していなければいくら彼女の実家が騒いでも再選考ぐらいはされるんじゃないかしら。
それにしてもこの国の女性側の立場が弱いとはいえ、この場合浮気している男性側が悪いと思うのだけど…。取り敢えずあんたら人目気にして。
仕方なしにどっかの誰かさん方のお陰で味のしなくなったサンドイッチを引き続きむしゃむしゃ食べた。
「私は殿下のお立場を考えて…!っく。…失礼いたします」
「アリアンナ様!」
「ああ、アリアンナ様!」
足音を極力させず令嬢達はその場を去った。
残った面々は…。
「大丈夫だったかアメリ」
「はい!その…私」
「酷い事をされる前で何よりだね」
「全く1人の女性に対してよってたかって酷い事だ」
「皆さんありがとうございます!」
さっきまで令嬢に囲まれて涙を浮かべていた少女は、庇護欲をくすぐる笑顔を浮かべて駆けつけた男性陣にお礼を述べていた。
そして今度は殿下とその側近候補達に囲まれ、弾ける様な笑顔でキャッキャとどこかに移動した。
「…今日もまた消化不良で午後の授業が辛くなるわね」
「なんであんなに他人に見せたがるのかしら、あの方々」
周りを見ると何人かが疲れた様に立ち上がってその場を後にするのが見えた。
私達と同じでこの喜劇を見守るしかなく身を潜めていたんでしょう。
私、シャルロット・ブールジュ。そして親友のマドロラ・トラウバー。
共に侯爵家、公爵家という高位貴族でありながら自身と家に害を及ぼされない為、息を潜めこの国にとっての悲劇を一観客として観続ける。
気持ちの良い風が吹き太陽がキラキラと輝き暖かで気持ちの良い日。
「たまにはこんな風に外で昼食をいただくのも悪くないわね」
「そうね。最近の食堂は消化に悪そうな現場に出会す事が多いものね」
親友のマドロラ・トラウバー公爵令嬢とぽかぽか陽気に誘われてピクニック気分で包んでもらったサンドイッチをぱくつく。
「この卑しい女狐が!娼婦の様に殿下に纏わり付いき媚びを売って一体どういうつもりなの!?たかが騎士男爵の娘が高位貴族に自ら話しかけて、婚約者のいる男性に纏わり付くだなんて最低限のマナーすら学んでいないのかしら」
「その通りですわ!普通であれば遠慮するのを一緒に食事をしたり、周りに誤解される様な行動は慎むもの。それを殿下方が甘い顔をするからつけ上がって…」
「その通りですわ!」
「恥を知りなさい!」
良い陽気だったのに、いつも食堂でごたついてるから避けたのになんで出会しちゃうかな。
「わ、私そんなつもり何てなくて…それに学園では皆平等だって…」
「貴女ね…!平等以前の話でしてよ!」
さらに言葉を続けようとした囲んでいる令嬢達のリーダーが口を開いた時に、複数の慌ただしく駆け寄る足音が聞こえる。
「アメリ…!貴様らアメリに何をしていた!こんなに怯えさせて」
彼女達は一応罵倒がメインぽいけど、一般常識的な注意をしてましたよ。罵倒メインでしたけど。
「私は立場も弁えず婚約者のいる殿方に纏わり付いているこの娘を注意していただけです!」
「どうだか。貴女達は憂さ晴らしの様にこの儚げなアメリ嬢に難癖つけているだけでしょう」
「努力もせずに王太子の婚約者という立場に胡座をかき、努力しているアメリ嬢をやっかんで辛く当たっているだけでしょう」
罵倒は確かに品もなく必要はなかったでしょうが、公爵令嬢の言ってる事間違ってないと思うけど。
それに王太子の婚約者になった段階で公私共に努力し続ける事になるわよ普通。それなりの結果を出していなければいくら彼女の実家が騒いでも再選考ぐらいはされるんじゃないかしら。
それにしてもこの国の女性側の立場が弱いとはいえ、この場合浮気している男性側が悪いと思うのだけど…。取り敢えずあんたら人目気にして。
仕方なしにどっかの誰かさん方のお陰で味のしなくなったサンドイッチを引き続きむしゃむしゃ食べた。
「私は殿下のお立場を考えて…!っく。…失礼いたします」
「アリアンナ様!」
「ああ、アリアンナ様!」
足音を極力させず令嬢達はその場を去った。
残った面々は…。
「大丈夫だったかアメリ」
「はい!その…私」
「酷い事をされる前で何よりだね」
「全く1人の女性に対してよってたかって酷い事だ」
「皆さんありがとうございます!」
さっきまで令嬢に囲まれて涙を浮かべていた少女は、庇護欲をくすぐる笑顔を浮かべて駆けつけた男性陣にお礼を述べていた。
そして今度は殿下とその側近候補達に囲まれ、弾ける様な笑顔でキャッキャとどこかに移動した。
「…今日もまた消化不良で午後の授業が辛くなるわね」
「なんであんなに他人に見せたがるのかしら、あの方々」
周りを見ると何人かが疲れた様に立ち上がってその場を後にするのが見えた。
私達と同じでこの喜劇を見守るしかなく身を潜めていたんでしょう。
私、シャルロット・ブールジュ。そして親友のマドロラ・トラウバー。
共に侯爵家、公爵家という高位貴族でありながら自身と家に害を及ぼされない為、息を潜めこの国にとっての悲劇を一観客として観続ける。
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