悪役令嬢に相応しいエンディング

 月の光のように美しく気高い、公爵令嬢ルナティア=ミューラー。
 ある日彼女は卒業パーティーで、王子アイベックに国外追放を告げられる。
 さらには平民上がりの令嬢ナージャと婚約を宣言した。
 ナージャはルナティアの悪い評判をアイベックに吹聴し、彼女を貶めたのだ。
 だが彼らは愚かにも知らなかった。
 ルナティアには、ミューラー家には、貴族の令嬢たちしか知らない裏の顔があるということを。
 そして、待ち受けるエンディングを。
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