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大柄なヒーロー
英花の危機
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一方、その頃ーー、
谷風は三階を探索していた。
、、、いる。
拉致された仲間の姿は見えない。
が、武装した人間が五人。
そのうち、銃器を所持しているのは二人。
(これは、正面突破は無理だな)
ならばーー、
降参したふりをして、近づいてきた相手をまとめて処理する。
遠距離よりも近距離の方が、銃器相手には好都合。
しかも狭い空間で発砲すれば、味方を巻き込む可能性もある。
この作戦しかない。
私は堂々と、廊下の真ん中に躍り出る。
全員の視線が、こちらに向く。
「いやー、道に迷いまして」
何も知らない風を装う。
急に現れた人間を、いきなり撃つことはないだろう――そう踏んでいた。
だが、
予想は完全に外れた。
銃器を持った二人が、迷いなく銃口をこちらに向ける。
「まずい、、!!」
私は横の教室に滑り込んだ。
それと同時に、銃声の爆音が響く。
まるで、敵が侵入してくることを最初から知っていたかのようだ。
何かを考える余裕もなく、ナイフを握った男が教室に飛び込んできた。
だがーー、
ナイフを持っている相手程度なら、全く脅威ではない。
踏み込んできた腕を掴み、捻る。
そのままナイフを奪い取った。
男の胸ぐらを掴み、強引に背負投をした。
壁に強打し、男は動かなくなる。
次は、銃器を持った男が入ってきた。
考えるより先に、奪ったナイフを投げる。
ナイフは男の腕に突き刺さり、銃口をわずかに逸らした。
その隙を逃さず距離を詰め、全力でタックルをした。
先程の男同様に、気を失う。
奪った銃を握り、そっと教室の外をうかがう。
ーーパンっ!
頬を銃弾がかすめる。
このまま、外に飛び出すのは危険だ。
ふと、気絶している男を見る谷風。
「気は進まないが、、、」
私は男を片手で持ち上げ、勢いよく教室を飛び出す。
銃器を構えていた男が、反射的に発砲する。
が、仲間が盾にされていることに気づき、発砲を止める。
迷いが生まれた、その一瞬。
私は盾にしていた男を、その男に向かって投げつける。
ドサッと、二人が倒れ込む。
私は一気に詰め、もう一人の男からも銃を奪い取った。
だが絶え間なく、背後からいきなり私の首に腕が回る。
首を一気に締め上げられる。
だが私は、何事もなかったかのように、その腕を片手で掴む。
そのまま無理やり引き剥がした。
「ば、化け物が、、、、」
男の顔が引きつる。
そのまま、掴んだ相手を廊下に叩きつける。
鈍い音が響く。
ーー数秒後。
私以外に、動けるものはいなくなった。
私は武装集団の五人を手早く縛り上げる。
私は一人の男の胸ぐらを掴み、顔をグッと近づけた。
「拉致した医者は、どこにいる?」
縛られたまま、男はニヤニヤと笑う。
「人の心配よりも、自分の心配をしたらどうだ??」
私は鼻で笑う。
負け犬の遠吠えだと思った。
「ふん、何が言いたい?」
男は、グッと顔を近づけてきた。
「自分の心配というより、、、、正確には、“娘の心配”だな」
娘?英花のことか、、、?!。
さっきまでの余裕が、一気に消えた。
「娘? どういうことだ?!」
思わず声が大きくなる。
隣で縛られている男が、ビクッと体を震わせた。
「お前らの仲間の紅林って男がな、
裏切ったんだよ!!」
言葉が出ない。
裏切った、、、、??。
だが――どこかで、妙に腑に落ちる部分もあった。
躊躇の無い発砲。
あれは敵と最初から認識していないと、出来ない判断だ。
「紅林さんが裏切った?? そんなわけないだろう!」
男は肩を揺らしながら笑った。
「これ以上は何も言うなって言われているのでね、、、」
挑発するように笑う男。
その表情に背中が冷たくなっていった。
谷風は三階を探索していた。
、、、いる。
拉致された仲間の姿は見えない。
が、武装した人間が五人。
そのうち、銃器を所持しているのは二人。
(これは、正面突破は無理だな)
ならばーー、
降参したふりをして、近づいてきた相手をまとめて処理する。
遠距離よりも近距離の方が、銃器相手には好都合。
しかも狭い空間で発砲すれば、味方を巻き込む可能性もある。
この作戦しかない。
私は堂々と、廊下の真ん中に躍り出る。
全員の視線が、こちらに向く。
「いやー、道に迷いまして」
何も知らない風を装う。
急に現れた人間を、いきなり撃つことはないだろう――そう踏んでいた。
だが、
予想は完全に外れた。
銃器を持った二人が、迷いなく銃口をこちらに向ける。
「まずい、、!!」
私は横の教室に滑り込んだ。
それと同時に、銃声の爆音が響く。
まるで、敵が侵入してくることを最初から知っていたかのようだ。
何かを考える余裕もなく、ナイフを握った男が教室に飛び込んできた。
だがーー、
ナイフを持っている相手程度なら、全く脅威ではない。
踏み込んできた腕を掴み、捻る。
そのままナイフを奪い取った。
男の胸ぐらを掴み、強引に背負投をした。
壁に強打し、男は動かなくなる。
次は、銃器を持った男が入ってきた。
考えるより先に、奪ったナイフを投げる。
ナイフは男の腕に突き刺さり、銃口をわずかに逸らした。
その隙を逃さず距離を詰め、全力でタックルをした。
先程の男同様に、気を失う。
奪った銃を握り、そっと教室の外をうかがう。
ーーパンっ!
頬を銃弾がかすめる。
このまま、外に飛び出すのは危険だ。
ふと、気絶している男を見る谷風。
「気は進まないが、、、」
私は男を片手で持ち上げ、勢いよく教室を飛び出す。
銃器を構えていた男が、反射的に発砲する。
が、仲間が盾にされていることに気づき、発砲を止める。
迷いが生まれた、その一瞬。
私は盾にしていた男を、その男に向かって投げつける。
ドサッと、二人が倒れ込む。
私は一気に詰め、もう一人の男からも銃を奪い取った。
だが絶え間なく、背後からいきなり私の首に腕が回る。
首を一気に締め上げられる。
だが私は、何事もなかったかのように、その腕を片手で掴む。
そのまま無理やり引き剥がした。
「ば、化け物が、、、、」
男の顔が引きつる。
そのまま、掴んだ相手を廊下に叩きつける。
鈍い音が響く。
ーー数秒後。
私以外に、動けるものはいなくなった。
私は武装集団の五人を手早く縛り上げる。
私は一人の男の胸ぐらを掴み、顔をグッと近づけた。
「拉致した医者は、どこにいる?」
縛られたまま、男はニヤニヤと笑う。
「人の心配よりも、自分の心配をしたらどうだ??」
私は鼻で笑う。
負け犬の遠吠えだと思った。
「ふん、何が言いたい?」
男は、グッと顔を近づけてきた。
「自分の心配というより、、、、正確には、“娘の心配”だな」
娘?英花のことか、、、?!。
さっきまでの余裕が、一気に消えた。
「娘? どういうことだ?!」
思わず声が大きくなる。
隣で縛られている男が、ビクッと体を震わせた。
「お前らの仲間の紅林って男がな、
裏切ったんだよ!!」
言葉が出ない。
裏切った、、、、??。
だが――どこかで、妙に腑に落ちる部分もあった。
躊躇の無い発砲。
あれは敵と最初から認識していないと、出来ない判断だ。
「紅林さんが裏切った?? そんなわけないだろう!」
男は肩を揺らしながら笑った。
「これ以上は何も言うなって言われているのでね、、、」
挑発するように笑う男。
その表情に背中が冷たくなっていった。
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