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序章II
筆記試験!
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俺たちが着く頃には、すでにたくさんの人がいた。まぁ、居ないはずがないが。
勇秀兵学園は、真っ白で屋根が青色の城のような形状をしている。
入試は、この城のような場所ではなく、その外にある広い敷地で、行うようだ。
ちなみに、入試内容は大まかに『筆記・魔法と剣術の実践・面接』である。
ということは、外で筆記試験をやるのか……。
「はぁはぁ、ギリギリ……だな……」
「そうね……」
俺たちは、息を切らしながらも受付のところへ行く。
「あの~~試験の申し込みに来ました」と、受付人に話しかける。
俺たちは、番号の書かれたゼッケンと試験の案内書をもらい、たくさんの人のいる試験会場へ向かう。
「ねぇ……わたし、ほんとに受かるんだよね……??」
シロは、立ち止まり心配そうな顔をする。
「何、心配するなよ。シロの実力なら、なんとかなるだろ。そんなに、緊張するなよ」
俺は、シロの頭をポンと撫でる。
まぁ、緊張の無い俺がおかしいって事ぐらいはわかっている。
だって、この俺が受からないはずがない。この能力を使えばな。
「よし、行くか」
「うん」
■■■
「えー、諸君。今から、『第94回』勇秀兵学園入試試験を行う。とりあえず、諸君ゼッケンと同じ数字が書かれている席に座りたまえ……」
「んー、ゼッケンってこれか……」
俺のゼッケンには、5042と書かれていた。
つまり、5042人はいるということか。
あれ? でも、そんなに人がいるようには見えない。
『んー? それはね、他のところで試験を受けてるからね』
(勝手に人の心を読むな!! んで、どういうことだ?)
『んー、だから、受付の人から案内の紙貰ったでしょ? あれは、他のところへワープさせる魔法がこもってるんだよ~、まぁ、ギルくんは別にワープしなかったけどね』
(へー、そういうことか。……ってか、よくそんなこと知ってるな!)
はぁ……とりあえず、筆記か。まぁ、筆記に関しては自信しかねェし。大丈夫だろう。
「シロ、お前は何番だ?」
「わたしは、5043」
「なるほどな、俺のひとつ後ろか。まぁ、当たり前だな。お前は、筆記自信あるのか?」
「まぁね。人並みよりはできると思う」
「なら、大丈夫だな」
先程までの力んだ顔は、和らぎいつもの美しい顔になっている。
俺たちは、指定された席に着く。いよいよ、筆記試験だ。俺は、後ろの席のシロに親指をあげグットする。
■■■
筆記試験は、一時間ほどで終わった。
内容としては、魔法についてだ。かなりの自信がある。
もしかしたら、満点なんじゃないのか? って思ってしまうほどだ。
周りはというとーー「終わったぁ~」などと、安心している。が、まだそんな安心はしてはならない。
なんせ、まだ三分の一しか試験は終わっていない。
いくら、楽勝だからといっても気は抜かないでおこう。
「あの人たち、気を抜いちゃってるね」
「そうだな。あれじゃぁ、落ちるな」
さすがシロだ。緊張しながらも、しっかり理解をしている。って、なんでこんなに俺は上から目線なんだ。
「ん? シロどうしたんだ? そんなに、ニコニコしてて」
筆記が終わってからシロはとてもニコニコしている。
「うんうん、結構問題が解けたから。よかったぁ~ほんとに、少し心配だったから~」
「よかったな」
どうやら、心配していたのは試験全体ではなく、筆記試験だけなのか。よかったな。
そして、続いては魔法と剣術の実践試験か。
これは、魔法か剣術どちらか選択して試験をするという内容だ。もちろん、俺は剣術を取る予定だ。
俺は、どうやら『好感度鑑定』を覚醒しすぎてしまい他の魔法を覚えるのが、大変になっているらしい。
(だよな? 鑑さん)
『うん、そうね。こうやって私と喋ってるのも、覚醒のおかげだしね!』
そのせいで俺は、この2年間他の魔法にも挑戦してきたが何一つ進歩はなかった。
「よし、じゃぁ、俺は剣術の方に行くから。また後でな!」
「お互い頑張ろうね!!」
「そうだな!」
よーし、剣術の格の差を見せてやるぜ!!
勇秀兵学園は、真っ白で屋根が青色の城のような形状をしている。
入試は、この城のような場所ではなく、その外にある広い敷地で、行うようだ。
ちなみに、入試内容は大まかに『筆記・魔法と剣術の実践・面接』である。
ということは、外で筆記試験をやるのか……。
「はぁはぁ、ギリギリ……だな……」
「そうね……」
俺たちは、息を切らしながらも受付のところへ行く。
「あの~~試験の申し込みに来ました」と、受付人に話しかける。
俺たちは、番号の書かれたゼッケンと試験の案内書をもらい、たくさんの人のいる試験会場へ向かう。
「ねぇ……わたし、ほんとに受かるんだよね……??」
シロは、立ち止まり心配そうな顔をする。
「何、心配するなよ。シロの実力なら、なんとかなるだろ。そんなに、緊張するなよ」
俺は、シロの頭をポンと撫でる。
まぁ、緊張の無い俺がおかしいって事ぐらいはわかっている。
だって、この俺が受からないはずがない。この能力を使えばな。
「よし、行くか」
「うん」
■■■
「えー、諸君。今から、『第94回』勇秀兵学園入試試験を行う。とりあえず、諸君ゼッケンと同じ数字が書かれている席に座りたまえ……」
「んー、ゼッケンってこれか……」
俺のゼッケンには、5042と書かれていた。
つまり、5042人はいるということか。
あれ? でも、そんなに人がいるようには見えない。
『んー? それはね、他のところで試験を受けてるからね』
(勝手に人の心を読むな!! んで、どういうことだ?)
『んー、だから、受付の人から案内の紙貰ったでしょ? あれは、他のところへワープさせる魔法がこもってるんだよ~、まぁ、ギルくんは別にワープしなかったけどね』
(へー、そういうことか。……ってか、よくそんなこと知ってるな!)
はぁ……とりあえず、筆記か。まぁ、筆記に関しては自信しかねェし。大丈夫だろう。
「シロ、お前は何番だ?」
「わたしは、5043」
「なるほどな、俺のひとつ後ろか。まぁ、当たり前だな。お前は、筆記自信あるのか?」
「まぁね。人並みよりはできると思う」
「なら、大丈夫だな」
先程までの力んだ顔は、和らぎいつもの美しい顔になっている。
俺たちは、指定された席に着く。いよいよ、筆記試験だ。俺は、後ろの席のシロに親指をあげグットする。
■■■
筆記試験は、一時間ほどで終わった。
内容としては、魔法についてだ。かなりの自信がある。
もしかしたら、満点なんじゃないのか? って思ってしまうほどだ。
周りはというとーー「終わったぁ~」などと、安心している。が、まだそんな安心はしてはならない。
なんせ、まだ三分の一しか試験は終わっていない。
いくら、楽勝だからといっても気は抜かないでおこう。
「あの人たち、気を抜いちゃってるね」
「そうだな。あれじゃぁ、落ちるな」
さすがシロだ。緊張しながらも、しっかり理解をしている。って、なんでこんなに俺は上から目線なんだ。
「ん? シロどうしたんだ? そんなに、ニコニコしてて」
筆記が終わってからシロはとてもニコニコしている。
「うんうん、結構問題が解けたから。よかったぁ~ほんとに、少し心配だったから~」
「よかったな」
どうやら、心配していたのは試験全体ではなく、筆記試験だけなのか。よかったな。
そして、続いては魔法と剣術の実践試験か。
これは、魔法か剣術どちらか選択して試験をするという内容だ。もちろん、俺は剣術を取る予定だ。
俺は、どうやら『好感度鑑定』を覚醒しすぎてしまい他の魔法を覚えるのが、大変になっているらしい。
(だよな? 鑑さん)
『うん、そうね。こうやって私と喋ってるのも、覚醒のおかげだしね!』
そのせいで俺は、この2年間他の魔法にも挑戦してきたが何一つ進歩はなかった。
「よし、じゃぁ、俺は剣術の方に行くから。また後でな!」
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「そうだな!」
よーし、剣術の格の差を見せてやるぜ!!
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