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序章II
合否発表!
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その後は、時間と共に転移されて元いた入試会場へ戻ってきた。
多分それなりにいい記録が出せた気がする。
「合否発表です。みなさん、この紙を見てください……」と、試験管は大きな紙をまた掲示板に貼った。
心配することはない……だって、ここまで完璧だったし。しかし、本当に倒すのが俺たちは早かったのか!?
最終試験ではみんな同時にここに戻って来たため、早かったのかがわからない。
もしかしたら……なんて、思ってしまう。
しかし、そんなはずはないよな?
そして、ひとつこの試験で大きく変わったことがある。それは、ひとり友達が出来たことだ。
手の拳を解き、俺は清々しい顔をして「よし! 見にいくか!」と言って合否の張られた掲示板へと行く。
「「うん!」」
きっと、合格しているはずだ。みんな揃って。
「えーと……5043……」と、シロは人混みの中頑張って探している。その姿はとても可愛い。
ちなみに、中には番号がなく泣いて悔しがっている人たちがたくさんいるためとても緊張している。
お願い、マジで合格してるよね? 最終試験はともかく、他は全て満点のはずだ……。
「ねぇねぇ、ギル! ーーー」
あー、良かった俺のゼッケンとモモのゼッケンそして、シロのゼッケン番号が書いてあったらしい。
「やったー!」と、モモは嬉し泣きをしながらシロに抱きつく。
ふぅ~、これで一安心だ。
やっと、序章の終わりだ! ここから、俺のハーレム計画が始まると思っていたのだが……のちに知る。
現実はそんなに甘くないことをーー。
「とりあえず、今日は合格祝いの準備してあるし……あ、そうだモモ。お前もくるか?」
「シロちゃんは……」
「もちろん、行くわ!」
モモは笑顔になり「じゃぁ、行きます!!」と言った。
しっかし、もし不合格だったらこの祝い会はどうなっていたのだろうか?
■■■
「ただいまー!」と、俺は勢いよくドアを開ける。
すると、開けると同時に両親が飛びついて来た。
「げっ!」
「ギルちゃん」「ギル!」
「「どうだったぁああ!」」
ちょ、ちょっとぉ……息苦しい。
「一回離れてもらえるかな?」
両親は、一瞬にして俺から離れる。
「それでだけど……」
「「ごくり!」」
「合格しました。ここにいる、シロとモモと一緒に……」
次の瞬間両親は顔を合わして、泣き出す。
「よかった、お父さん!」
「ああ。本当だよサファ!」
ふたりは、抱きついて更に泣き出す。
えー、愛されてるのはいい事だけど俺以外に、人いる事を忘れてるよな?
「「あ!」」
両親の心の声が通じたらしい。これは、よかった。
「ゴホンっ」と、お母さんはごまかす。
「初めましてモモさん、私はギルのお父さんだ」と、お父さんは優しい顔をして優しく言う。
男嫌いのはずのモモは、モゴモゴとしながら「は、初めまして……」と言う。
「ん? シロちゃんという女が居ながら……ギルお前ッ!」
「いや、そういうのじゃないから! (そのうち、そうなる予定だけどさ) 偶々、モモとは一緒に最終試験受けただけで、今日良かったらうちくる? 的な感じだから!」
「は、は~ん? ほんとかぁ~?」と、俺を腕で挟んでこのこの~とやる。
「い、いたいです」
「誰に似たんだぁ~? 二股なんて~?」
「だから (今は) 違います!」
「ほんとかぁ~? まぁ、いい。お前たち、本当におめでとう。それじゃぁ、リビングに入ってくれ……」
リビングに行くと、『"祝"!! 【勇秀兵学園】合格!!』と汚い字で書かれた紙がぶら下がっていた。多分、お父さんだな。この字は……。
そして、テーブルには沢山のご馳走が並んでいる。どれもこれも、めちゃくちゃ美味しそうだ。
「「「グ~~」」」と、俺たち3人は同時にお腹が鳴る。
あっ! と、シロとモモは顔を赤くしてお腹を抑える。
そういえば、今日は何も食べてなかったなぁ~。
俺たち本当に合格したんだ!! あまり実感が湧かないなぁ。
『ギルちゃんって、朝は余裕とか言ってた癖に、心配だったんだぁ~』
(うるせぇーな。まぁ、鑑さんのおかげっていう部分もあったから。改めて、ありがとうな! そして、改めてこれからよろしくな)
『ええ。任せて頂戴!』
(ああ、頼りにしてるぜ! 相棒!)
「さてと……、3人の合格を祝って……」
「「おめでとう!!」」
その後、俺たちはたくさん食べてたくさん遊んだ。
そして、始まるんだ!! 俺のハーレム計画が!!
多分それなりにいい記録が出せた気がする。
「合否発表です。みなさん、この紙を見てください……」と、試験管は大きな紙をまた掲示板に貼った。
心配することはない……だって、ここまで完璧だったし。しかし、本当に倒すのが俺たちは早かったのか!?
最終試験ではみんな同時にここに戻って来たため、早かったのかがわからない。
もしかしたら……なんて、思ってしまう。
しかし、そんなはずはないよな?
そして、ひとつこの試験で大きく変わったことがある。それは、ひとり友達が出来たことだ。
手の拳を解き、俺は清々しい顔をして「よし! 見にいくか!」と言って合否の張られた掲示板へと行く。
「「うん!」」
きっと、合格しているはずだ。みんな揃って。
「えーと……5043……」と、シロは人混みの中頑張って探している。その姿はとても可愛い。
ちなみに、中には番号がなく泣いて悔しがっている人たちがたくさんいるためとても緊張している。
お願い、マジで合格してるよね? 最終試験はともかく、他は全て満点のはずだ……。
「ねぇねぇ、ギル! ーーー」
あー、良かった俺のゼッケンとモモのゼッケンそして、シロのゼッケン番号が書いてあったらしい。
「やったー!」と、モモは嬉し泣きをしながらシロに抱きつく。
ふぅ~、これで一安心だ。
やっと、序章の終わりだ! ここから、俺のハーレム計画が始まると思っていたのだが……のちに知る。
現実はそんなに甘くないことをーー。
「とりあえず、今日は合格祝いの準備してあるし……あ、そうだモモ。お前もくるか?」
「シロちゃんは……」
「もちろん、行くわ!」
モモは笑顔になり「じゃぁ、行きます!!」と言った。
しっかし、もし不合格だったらこの祝い会はどうなっていたのだろうか?
■■■
「ただいまー!」と、俺は勢いよくドアを開ける。
すると、開けると同時に両親が飛びついて来た。
「げっ!」
「ギルちゃん」「ギル!」
「「どうだったぁああ!」」
ちょ、ちょっとぉ……息苦しい。
「一回離れてもらえるかな?」
両親は、一瞬にして俺から離れる。
「それでだけど……」
「「ごくり!」」
「合格しました。ここにいる、シロとモモと一緒に……」
次の瞬間両親は顔を合わして、泣き出す。
「よかった、お父さん!」
「ああ。本当だよサファ!」
ふたりは、抱きついて更に泣き出す。
えー、愛されてるのはいい事だけど俺以外に、人いる事を忘れてるよな?
「「あ!」」
両親の心の声が通じたらしい。これは、よかった。
「ゴホンっ」と、お母さんはごまかす。
「初めましてモモさん、私はギルのお父さんだ」と、お父さんは優しい顔をして優しく言う。
男嫌いのはずのモモは、モゴモゴとしながら「は、初めまして……」と言う。
「ん? シロちゃんという女が居ながら……ギルお前ッ!」
「いや、そういうのじゃないから! (そのうち、そうなる予定だけどさ) 偶々、モモとは一緒に最終試験受けただけで、今日良かったらうちくる? 的な感じだから!」
「は、は~ん? ほんとかぁ~?」と、俺を腕で挟んでこのこの~とやる。
「い、いたいです」
「誰に似たんだぁ~? 二股なんて~?」
「だから (今は) 違います!」
「ほんとかぁ~? まぁ、いい。お前たち、本当におめでとう。それじゃぁ、リビングに入ってくれ……」
リビングに行くと、『"祝"!! 【勇秀兵学園】合格!!』と汚い字で書かれた紙がぶら下がっていた。多分、お父さんだな。この字は……。
そして、テーブルには沢山のご馳走が並んでいる。どれもこれも、めちゃくちゃ美味しそうだ。
「「「グ~~」」」と、俺たち3人は同時にお腹が鳴る。
あっ! と、シロとモモは顔を赤くしてお腹を抑える。
そういえば、今日は何も食べてなかったなぁ~。
俺たち本当に合格したんだ!! あまり実感が湧かないなぁ。
『ギルちゃんって、朝は余裕とか言ってた癖に、心配だったんだぁ~』
(うるせぇーな。まぁ、鑑さんのおかげっていう部分もあったから。改めて、ありがとうな! そして、改めてこれからよろしくな)
『ええ。任せて頂戴!』
(ああ、頼りにしてるぜ! 相棒!)
「さてと……、3人の合格を祝って……」
「「おめでとう!!」」
その後、俺たちはたくさん食べてたくさん遊んだ。
そして、始まるんだ!! 俺のハーレム計画が!!
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