13 / 18
第一章
案外このクラスは当たりじゃないのか?
しおりを挟む
入学式が終わり、とうとうクラスへと足を運んだ。
運が良く、シロとモモと同じクラスらしい。
これは楽しみだぞ。
「ふははは!!」
その声に反応して、周りは俺に注目して来ためすぐに、口を塞いだ。
あ、あぶねぇー。
危うく、変な人だと思われるところだったじゃねェーか!! よし、初めが肝心だ。
大きく深呼吸して、目を瞑りドアを開ける。
頼みます、頼みます。美少女だらけで有りますよーに!!
目を開けると、そこに色々な種族がいた。
ざっと見る感じ、曲がった2本の角の生えた魔族・耳が長いエルフ・犬や猫のような見た目の獣人が見られるな。
それも……女子に関してはみんな美少女だ!
「うひひ、うひひ」と、涎を垂らしながら妄想していると……。
ポンと頭を叩かれた。
「もう!」
シロだ。
「朝から、気持ち悪! もっと、普通にいられないの?」
「す、すまない……」
こんな美少女たちの前で落ち着いていられるかよッ!! ぁあー!! 最高です。
あ、今のところは好感度はどのくらいなのだろうか?
クラスにいるみんなの好感度を測ってみると。大体みんな、『ーー』というマークしか映し出されていない。
(鑑さん、これってどういう事?)
『そうね、ひとことで言うと眼中にギルちゃんがないって事ね! まぁ、そのうち眼中に入った時に好感度が出ると思うわ!』
(なるほどな。じゃぁ、もう少ししてからもう一度鑑定してみるよ)
『そうね! ところでなんだけど……』
(ん? なんだ?)
『あまり、キモい事思わないでもらえないかしら? はっきり言って気持ち悪すぎて、吐きそうなのよ。こっちの気持ちも考えてもらえないかしら?』
(悪いがそれは出来ないぜ。なんせ、俺はこのクラスの女子をみんな虜にする予定だからな!)
『うげっ! マジで気持ち悪い、死ね、消えろ! あ、消えると私も消えちゃうから消えるのは取り消しね! あ、死ねもか……ぁああ!!』
(ふぅはははは!! お前と俺は一心同体だ! 死ぬ時までな!!)
『ほんと、最悪だわ……』
さーて、どうするべきだ? 大人しく席に座って待つか?
それとも、色んな人に話しかける? うーん……。
少し考えた後、席に着くことにした。
席は、長机となっており長机に自分の名前が書いてある。
ひと席につき3人座るようだ。
机の数からしてざっと、このクラスは30人ほどか。
自分の席を探し座ろうとすると……すでに隣の人が座っていた。
しかも、女子! それも、穴が生えているのと尻尾からして魔族!!
制服のため、いつもと違って魔族の露出が高くないところが残念だが……それでも、いい!!
「やぁ、初めまして。ギルと申します」
そう、魔族の女子に声をかける。
「ワシは、メーペルじゃ」
その少女は、鋭い歯をしていて紫色のツインテールだった。その姿は、the魔族だ。
そして、ここで一つ気づいたことがある。
この子、背小さくねー!? うん、小さいよな? 明らかに……。
「おい! お前今! 小さいと思ったじゃろ?」
「い、いやぁ。思ってません。絶対に! 思ってません!」
きゃー、魔族って確か少しだけ人の心を読めるんだった。少し注意しなければ……。
「いやいや、それは嘘じゃろ!? 完全に思ってた! うん、絶対に!!」
「思ってませんから! いや、これ割とマジで!」
くそ~、どうやってこのピンチを潜ろうか……。
「まぁ、良い」
お? なんか、ピンチを潜り抜けたぞ!?
なんか知らないけど、ラッキー!
「はぁ……」
それにしても、本当に綺麗な顔だ。おっと、見惚れている場合ではない。鑑定、鑑定ぃ~。
うーんと……35。まぁ、初めはそんなものか。
【好感度倍増】でも、使って今日この子を落とそうかな?
『ここで、鑑定からの注意! 魔族は、基本的に好感度が上がりにくいわよ! サキュバスを除いてだけど……』
(そ、そうなのか!? なら……どうしようか……)
そんな事を考えていると、チャイムが鳴る。
あ、そろそろ時間だな……。
すると、ガラガラとドアを開けて担任の先生が入ってきた。
「はぁ?」と、俺は呟いた。
おいおい、まて……なんの冗談だ? あれって!
面接の時のお姉さんじゃん!!
「えー、お前たちの担任になった。ペペロンチーノだ。以後、よろしくな」
ペペロンチーノ先生は、こちらをギラっと見た。
あ、やばい……。
運が良く、シロとモモと同じクラスらしい。
これは楽しみだぞ。
「ふははは!!」
その声に反応して、周りは俺に注目して来ためすぐに、口を塞いだ。
あ、あぶねぇー。
危うく、変な人だと思われるところだったじゃねェーか!! よし、初めが肝心だ。
大きく深呼吸して、目を瞑りドアを開ける。
頼みます、頼みます。美少女だらけで有りますよーに!!
目を開けると、そこに色々な種族がいた。
ざっと見る感じ、曲がった2本の角の生えた魔族・耳が長いエルフ・犬や猫のような見た目の獣人が見られるな。
それも……女子に関してはみんな美少女だ!
「うひひ、うひひ」と、涎を垂らしながら妄想していると……。
ポンと頭を叩かれた。
「もう!」
シロだ。
「朝から、気持ち悪! もっと、普通にいられないの?」
「す、すまない……」
こんな美少女たちの前で落ち着いていられるかよッ!! ぁあー!! 最高です。
あ、今のところは好感度はどのくらいなのだろうか?
クラスにいるみんなの好感度を測ってみると。大体みんな、『ーー』というマークしか映し出されていない。
(鑑さん、これってどういう事?)
『そうね、ひとことで言うと眼中にギルちゃんがないって事ね! まぁ、そのうち眼中に入った時に好感度が出ると思うわ!』
(なるほどな。じゃぁ、もう少ししてからもう一度鑑定してみるよ)
『そうね! ところでなんだけど……』
(ん? なんだ?)
『あまり、キモい事思わないでもらえないかしら? はっきり言って気持ち悪すぎて、吐きそうなのよ。こっちの気持ちも考えてもらえないかしら?』
(悪いがそれは出来ないぜ。なんせ、俺はこのクラスの女子をみんな虜にする予定だからな!)
『うげっ! マジで気持ち悪い、死ね、消えろ! あ、消えると私も消えちゃうから消えるのは取り消しね! あ、死ねもか……ぁああ!!』
(ふぅはははは!! お前と俺は一心同体だ! 死ぬ時までな!!)
『ほんと、最悪だわ……』
さーて、どうするべきだ? 大人しく席に座って待つか?
それとも、色んな人に話しかける? うーん……。
少し考えた後、席に着くことにした。
席は、長机となっており長机に自分の名前が書いてある。
ひと席につき3人座るようだ。
机の数からしてざっと、このクラスは30人ほどか。
自分の席を探し座ろうとすると……すでに隣の人が座っていた。
しかも、女子! それも、穴が生えているのと尻尾からして魔族!!
制服のため、いつもと違って魔族の露出が高くないところが残念だが……それでも、いい!!
「やぁ、初めまして。ギルと申します」
そう、魔族の女子に声をかける。
「ワシは、メーペルじゃ」
その少女は、鋭い歯をしていて紫色のツインテールだった。その姿は、the魔族だ。
そして、ここで一つ気づいたことがある。
この子、背小さくねー!? うん、小さいよな? 明らかに……。
「おい! お前今! 小さいと思ったじゃろ?」
「い、いやぁ。思ってません。絶対に! 思ってません!」
きゃー、魔族って確か少しだけ人の心を読めるんだった。少し注意しなければ……。
「いやいや、それは嘘じゃろ!? 完全に思ってた! うん、絶対に!!」
「思ってませんから! いや、これ割とマジで!」
くそ~、どうやってこのピンチを潜ろうか……。
「まぁ、良い」
お? なんか、ピンチを潜り抜けたぞ!?
なんか知らないけど、ラッキー!
「はぁ……」
それにしても、本当に綺麗な顔だ。おっと、見惚れている場合ではない。鑑定、鑑定ぃ~。
うーんと……35。まぁ、初めはそんなものか。
【好感度倍増】でも、使って今日この子を落とそうかな?
『ここで、鑑定からの注意! 魔族は、基本的に好感度が上がりにくいわよ! サキュバスを除いてだけど……』
(そ、そうなのか!? なら……どうしようか……)
そんな事を考えていると、チャイムが鳴る。
あ、そろそろ時間だな……。
すると、ガラガラとドアを開けて担任の先生が入ってきた。
「はぁ?」と、俺は呟いた。
おいおい、まて……なんの冗談だ? あれって!
面接の時のお姉さんじゃん!!
「えー、お前たちの担任になった。ペペロンチーノだ。以後、よろしくな」
ペペロンチーノ先生は、こちらをギラっと見た。
あ、やばい……。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる