【モテたい、好感度鑑定の覚醒者】あれ?「ネタ魔法」ってバカにしてたよね??最強と気付いたところでもう遅い。

山形 さい

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第一章

おっぱいと修羅場の予兆

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 自己紹介を終えて、今日はもう終わりだ。
 明日から、本格的な授業が始まるらしい。

 それにしても……早く帰らなければ……。
 とても、危険な視線を感じる。

「なぁ、シロ早く帰ろう……」

 すると、シロは両手を合わせて「ごめん! 先生に放課後、明日の教材の準備をして欲しいって頼まれちゃって……」

「え? ……」

「そんなに、悲しい顔しないで……ごめんね」

 くそ、これって多分ペペロンチーノあいつの仕業か!?

 こうなれば、1人で帰るとしよう。
 いや、そういえばモモは……。

「モモは……」

「私も、シロちゃんの手伝いを……」

「なるほどな」

 はぁ……視線を感じる後ろを見ないように、ゆっくり、ゆっくりと教室を出よう。
 
 俺は、抜き足差し足忍び足と音を立てずに歩く。

 すると、「えーと、ギルくん? 少しいいか?」

 ぎくッ! 恐る恐る振り返ると。

 ペペロンチーノ先生の目は、ハートになっていた。

 うわっ! 待ってくれ。好感度も120って!! やばいだろ明らかに……。
 え? どうするべきだ。まだ、無視して帰ることも……。

「無視して帰るなんて考えない方がいいわよ」

「ぎくッ!! ば、バレてましたか……」

 やばい、詰んだ。
 完全に詰んでやがる。
 どうすればいいんだ? うまくいい言い訳を言って逃げるか?
 そうだ、それしかない。

「えーと、ですね。今から、僕は家でやることがありますので……」

「ギルと言ったかのぉ、お前嘘ついてるじゃろ?」

 その声はーーメープルじゃないか!?

「う、うううん? 何のことかなぁー?」

 俺は、恐る恐る後ろを向くと。
 やはり、メープルだった。

 くそ! こいつ、余分なことを言いやがって! 

「ほぉ、そうなのか。嘘をついてたのか」

「そうじゃのぉ。完全に嘘じゃ!」

 おイイイイイイ! なんて事を言ってしまっているんだ!! ちっとは、空気を読んでもらいたい。

「いいや~、嘘がうまいなぁ~メープルさんはぁ~」

「そ、そうか? いや、ちがーう!! 嘘なんかついて無いぞ?」

 どうするべきだ。
 そうだ、困った時の鑑さんだ!

(なぁ、鑑さん。緊急事態です……)

『そのようね! まぁ、いいんじゃ無いの? ハーレムの一歩になるわよ!』

(そうじゃねェよ! 確かに、美人だよ? でもさ、あそこまでデレられても困るんだよ? なんか、手っ取り早く好感度下がる方法とか無いの?)

『ギルちゃんは、バカ? そんな方法ないわよ? いい? 私とあなたは、あくまで好感度を上げる事しか出来ないの? 好感度を下げるスキルなんてないわよ?』

(マジですかーーー。な、なら、好感度を移動させる魔法みたいなのは?)

『そ、それならあるわ! まず、紋章を対象の人に合わせて、そうすると好感度の下に丸い記号があるでしょ?』

 言われた通りに、俺は紋章をペペロンチーノ先生に向ける。
 130!! 先ほどより上がってるじゃねぇかよ……。
 そもそも、100がマックスじゃねぇーの!?

(おっ! 出た出た。それをどうするんだ?)

『えーとね。それを、じっーと見つめながら他の対象の人のお尻を触る……』

(ちょっと待て!? それダメやん! できねぇーよ!! そんな事!!)

『ぇええ! 今更、ハーレムになるぅ~とか言ってたやつが、異性の尻ひとつ触らないなんて……』

(思春期の子には、そんなのむずいに決まってるだろ!? 何考えてるんだよ!)

 くそっ! そう思った次の瞬間。

「ギルく~ん!!」と、ペペロンチーノ先生は自慢の胸から飛び込んできた。
 そのまま俺は、倒れ込む。

 は? 周りに生徒は……って、みんな帰ってるぅううう!

 どうやら、鑑さんとの話し中に帰ってしまったらしい。
 これは、やばい……。

「ど、どうかしら? わたしのおっぱい!」

 更に、胸を押し付けてくる。

 く、苦しいぃ。

「や、やめてください……シロとかが、帰ってきたら生徒たちに誤解されますよ?」

「誤解何を言っているんだ? これは、本気よ!! ちなみに、シロくんたちはしばらく帰ってこない。なぜなら、教材がどこにあるか分からないから、他の先生に聞いてと伝えたからだ! はははは!!」

 な、何だどぉ!? 何という、手の内ようだ。

「さぁ、2人の時間だ!」と、ペペロンチーノ先生はワイシャツを脱ぎ始める。

 わぁお! 黒の下着だぁあ。 
 じゃなくて、やばい。このままじゃ。
 だ、誰か助けてくれぇえええ!

 その思いが誰かに聞こえたのか。
 ガラガラとドアが開く。

「それでさ、モモちゃん……」

 シロは、教材を地面に落とした。
 そのまま、驚愕して地面に倒れる。

「だ、だいじょうぶ? シロちゃん!」と、心配するモモ。

「「あ!」」

 ペペロンチーノ先生は、すぐさまワイシャツを着た。

 まずい……修羅場だ……。

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