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襲撃2
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男の腕に力が込められるのを感じると叶真の身体に緊張が走る。ほんの少し男が力を入れれば簡単に折れてしまう気がした。
抵抗の薄れた叶真に満足したのか、男は器用に片手のみで叶真の下着を下ろす。叶真の引き締まった尻が外気に触れ露となった。
男の視線を普段は晒されることのない秘所に感じ、羞恥から叶真は身を捩ろうとする。だが肘を固められた状態ではそれも許されず、出来ることは顔を紅潮させながら歯を食いしばることくらいだ。
うつ伏せ状態では男の所作は分からず、叶真は男が立てる僅かな物音から先を読み取るしかない。男がガサゴソと服を弄るような音を立てると、その数秒後に叶真は尻に冷たいものを感じた。
「うあっ……」
トロトロとした感触のそれは冷たく感じたものの、すぐ肌に馴染み違和感はあっという間に消えていく。だが自分の尻にかけられたものが潤滑剤であると気が付くと、叶真はサッと血が引いていくのが分かった。
「無理っ! マジで無理だから離せって!」
「安心しろ。最初はみんなそう言うんだよ。終わる頃には良い思い出になってるさ」
男の指が潤滑剤を絡ませるように秘所の淵を撫でる。その間も叶真は何度も止めてくれと懇願したが、男は当たり前のように秘所へと指を挿し込んだ。
「く、う……っ」
潤滑剤のおかげか痛みはない。だが外からの侵入者に身体は吐き出そうと拒否をする。しかし男の指は、それもおかまいなしといったように指を動かした。
「一本しかいれてねぇのに随分きつい。本当にここを使ったことないんだな」
「当たり前だっ……!」
性行為の経験は豊富だったがそこには誰も触れさせたことがなかった。そこになにかを挿入するなど、恐らく子供の頃に座薬を入れられたのが最後だろう。
男の指が淵を拡げるように動くと、狭いその場所にもう一本指が侵入してくる。一本の時とは違い、引きつるような痛みや強い圧迫感があった。
「やめろっ。やめろよっ、くそ野郎!」
「うるさい。声を出すならもう少し色っぽい声にしろ。萎える」
無理やり犯しておいて酷い言い草だ。
男は叶真の中の指を何度も出し入れする。指で中を掻き回し、拡げることも忘れなかった。指の太さにも慣れ痛みは少なくなっていくが、体内の中を蠢く異物は見知らぬ生き物のようで気持ちが悪い。
「おい」
与えられる違和感を必死で耐えていると、男がぶっきらぼうな声で叶真を呼んだ。
「今から腕を自由にしてやる……が、抵抗しようなんざ思わない方がいい。ケツが血塗れの大惨事になりたいなら別にいいけどな」
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「く、う……っ」
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「当たり前だっ……!」
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