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18.アランの事情
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かわいい天使との久しぶりの生活は幸せ以外の何物でもなかった。見た目からしてふわふわしているシャルロッテは、ごつごつしたものが多い辺境の癒しだ。
(だけど、まだ11歳。指一本触れるつもりはない。彼女が18歳になってからがスタートだ。できれば、大人になった時に俺のことを好きだと言って欲しい。それまでは大事に大事に育てていこう)
シャルロッテに救われたことを思えば7年なんて大したことはない。
そう思っていたのに、北の戦地へ出向かなくてはいけなくなってしまった。戦況の様子は入ってきているが、いろいろな理由をつけてうちの軍が前線に送られることは予想できる。
ディークによって鍛え上げられたラーゲルレーヴの軍人たちがちょっとやそっとの事で負けるとは思えないが、流れ矢に当たることだってある。
(……万が一俺が死んでしまったら、シャルロッテはどうなるだろうか?)
11歳の少女がこの辺境に取り残されて幸せに暮らしていけるとは思えない。シュルテン家に戻るという選択肢もあるが、すでにディークという後ろ盾はなくなってしまった。今は老軍人たちが剣士の育成をしながら自由気ままに暮らしているが、彼らがいなくなれば自然に解体されてしまうだろう。
そう考えたら選択肢はもう一つしか残っていなかった。結婚しかない。結婚すればシャルロッテを守ることができる。
当のシャルロッテはあまり理解していないようだったが、どうしても嫌がるようなら、大人になった時に離婚してもいいとアランは考えた。
(いや遅くとも3年以内に戦争を終わらせて、少しずつシャルロッテに愛を教えていくんだ。15、16歳になれば、少しずつそういう雰囲気をにおわせてもいいだろう)
戦地に行っている間、シャルロッテがおかしな情報に触れて性格が歪んでしまわないように、再三にわたって使用人たちへお触れを出す。自分が留守の間に閨教育はしないでくれ。過激なのは困る。シャルロッテが好奇心を発揮して試してしまうかもしれないと口にすると、みな沈痛な面持ちをしていた。
本を読みたいといったシャルロッテのために、図書室は一週間かけて閨に関する本や卑猥なものを撤去させてあるから、大丈夫だろう。
「兄たちのコレクションもこの際燃やすか……あいつら性格だけじゃなく性癖も歪んでやがった」
「アラン様……! どうかおやめください。内容はともかく、どの本も挿絵の美しさは芸術品です。絶対に燃やしてはいけません」
シャルロッテの目に触れなければいいという理由で、アランは屋根裏に仕舞うという家令の嘆願を許可することにした。
戦地ではシャルロッテからくる手紙が癒しだった。
こちらから血なまぐさい戦況を送るのは憚られたし、軍事機密の流失にも繋がるから軍のことも書けない。伝えられることは限られてしまい、主に季節の話になってしまう。
シャルロッテからの手紙もあまり細かい日常の話が書かれていなかった。どうやって過ごしているのか知りたいのにもどかしい日々が続いたが、1か月に一度届く手紙を楽しみにしていた。
長くても3年で帰れるはずだったのだ。
(終戦まで7年もかかったなんて、いまだに信じられない)
それもこれも、このつまらない戦争の指揮を北の辺境伯が取ったからだ。終戦のチャンスは何度もあったというのにみすみす逃し続ける彼に苛立ちを隠せなかったが、歳若いアランが軍規を乱すわけにもいかなかった。下手に目をつけられて、東の辺境全体が憂い目にあうのも嫌で渋々付き合っているうちに7年が経ったのだ。
(最悪すぎる……。シャルロッテが少女から大人の女性に花開く瞬間をこの目に焼き付けれなかったことが悔しくて仕方がない)
ようやく帰還が決まった時、アランは28歳になっていた。ということは、シャルロッテは18歳だ。
帰還パーティーで7年ぶりに目にしたシャルロッテの姿に驚いた。どこ触ってもふわふわしていそうだったあの丸かったシャルロッテがシュッとしてるじゃないか。
(かわいいからすごくかわいいに昇華している……)
信じられなかった。あまりにかわいすぎてどうしていいかわからない。
今夜が初夜だと周囲に言われたが、そう口にした全員が朝までドンチャン騒ぎでアランを離さなかったが仕方がない。7年ぶりの鬱憤がたまっていたのだ。
家令が白い目でジトっと見てきたが、朝まで飲まなかったとしても初夜は遂行しなかっただろう。夫婦だから初夜をするのではない。シャルロッテにちゃんと好きになってもらってから初夜をしたいのだ。
だけど、どうやって近づいていっていいかわからない。急に大人になってしまったシャルロッテとの接し方に迷っているうちに、1週間も過ぎてしまった。
そうこうしているうちにパウロが驚くべき事を口にした。
「何? シャルロッテが閨本を欲しがっているだと?」
一体、どういうことなんだ? どこからか閨のことを聞きつけたシャルロッテは、夫婦は閨をしなければならないものと思い込んでいる様子。確かに、後継者のためにお互いに気持ちがなかったとしても体を重ねて子作りをするのは政略結婚でよくある話だ。
だけど、俺達は政略結婚じゃない。恋愛結婚でもないが……シャルロッテはまだ若いし、ゆっくり時間を重ねていけばいい。
だが、ふと思った。シャルロッテは恋というものを理解しているのだろうか?
閨の前に恋愛感情を学んだ方がいいと思ったが、どう説明していいかわからない。
(そうだ。恋愛小説を読めば少しは何かを感じてくれないだろうか)
軽い性的な描写のある官能小説を選び、これを閨本にとパウロに伝える。やつは眉をひそめていたが、シャルロットなら喜んでくれそうな気がする。
「アラン。奥様が初夜をしたがっているんだからしてやれよ。お前不能じゃないだろ?」
パウロが言うとおり、シャルロッテがしたいと思っているのなら、期待に答えるのが男だろう。だけど、あの子は「好きな人に抱かれたい」「愛する人と睦みあいたい」のではなく、ただの好奇心だ。後で後悔するんじゃないか不安で仕方ない。
(処女を捧げるのは一生に一度のことだ。シャルロッテがちゃんと俺でいい。俺がいいと思ってくれた上で純潔を散らしたいんだ)
そう思った時にハッとした。
──シャルロッテに俺のモノは入るのか……?
(シャルロッテは小さい。何なら痩せてより小さくなったような気がするのに対し、俺はデカい。アレもデカい。あの小さな体に入る気がしない)
入らない場合、どうしたらいいんだとパウロに尋ねてみる。シャルロッテに入る気がしないと言ったら、パウロなら笑い飛ばしてくれるだろうと思ったのに、あいつまで真剣に悩みだした。
「確かにアラン、ちょっとデカいよね。娼婦でも引くくらいの大きさだと思うよ。え? 奥様処女だよね? しかも小柄だよね。痩せてより小柄になっちゃったし、アソコが裂けないかな……」
裂けるだと?
う~んと悩んだパウロが娼婦に聞いてみればいいと提案してきた。シャルロッテ以外の女性を抱くつもりはないが、話を聞くくらいならいいか。
人気ナンバーワンの娼婦なら経験も豊富なんじゃないかと指名してみると、現れたのはダニエラという女性だった。相談事があると話すとからかわずに話を聞いてくれ、提案してくれた。
「入るには入ると思うけど、ちゃんとほぐしてあげないと女は絶対痛いわ。怪我もする可能性があるわね」
……怪我だと?
「だけど、うちにも小柄なローゼって子がいるけど巨根も全然いけるし、大丈夫じゃない?」
シャルロッテは処女なんだぞ? 大丈夫じゃなさそうだから来たんじゃないか。
「ん~。だけど、体格差のある童貞と処女の組み合わせなんて、不安しかないわね。……じゃあこうしましょう。アラン様サイズの張り型を使って私がローゼに実践してあげる。特別閨レッスンね」
指定された日に娼館に行くと、シャルロッテと同じ位小柄なローゼと言う娼婦とダニエラに迎えられる。ダニエラが男役をしてくれるそうだが、妻以外の女性の裸を見るのは勘弁願いたい。
同じ部屋には入ったが、衝立越しにその声を聞くだけにする。見学しなくてどうするんだとダニエラは呆れていたが、これで十分だ。
「仕方がないわね。それじゃあわかりやすく言葉で説明してあげるわ」
ダニエラはそう言って、何をしているのかを口にしながらローゼを責め立てた。
「アラン様サイズの張り型もしっかり飲み込むなんて、いやらしい子。薄い腹がぽっこり膨らんでるじゃない」
そう口走るダニエラに、シャルロッテの姿を重ねてしまい股間が痛くなる。とにかく、しっかりほぐせば裂けないということを理解し、娼館を後にした。
結果、その日からもんもんとした日を過ごすことになる。
(どうする? どうすれば距離を縮められる?)
やっぱり一緒に居る時間を増やしていかないといけない。我慢できるかどうかわからなかったから別の部屋で寝ていたが、なんとか自制するとして昔のように一緒のベッドで寝てみるか?
寝ている間だけでもとにかく一緒にいられるのだから、毎日かなりの時間を共有することになる。だが、今さらどう言ったらいいんだ?
一歩を踏み出せずにいたら、向こうから訪ねてきた。しかも、何を思ったのかシャルロッテに目隠しをされ縄で縛られた。
(何だ、この状況)
手を出すなという意味か?
綿紐だったから拘束を解けたが、撚った縄だったら危なかった。一体誰に、何を教わったんだ? だけど、少なからず好意を持たれていると思っていいだろうか。シャルロッテが望んでいるんだから……その気持ちに応えた方がいいと都合よく解釈する。
もうこうなったら何があってもシャルロッテを手放すつもりはない。……煽るから理性が飛んでしまったが、挿入は堪えられた。うん、まだ早いだろう。
少しずつ広げていかないとシャルロッテが痛い思いをする。いや、どっちみちするんだが、少しでも和らげてあげたい。
シャルロッテ。君を傷つけたくないんだ。
(だけど、まだ11歳。指一本触れるつもりはない。彼女が18歳になってからがスタートだ。できれば、大人になった時に俺のことを好きだと言って欲しい。それまでは大事に大事に育てていこう)
シャルロッテに救われたことを思えば7年なんて大したことはない。
そう思っていたのに、北の戦地へ出向かなくてはいけなくなってしまった。戦況の様子は入ってきているが、いろいろな理由をつけてうちの軍が前線に送られることは予想できる。
ディークによって鍛え上げられたラーゲルレーヴの軍人たちがちょっとやそっとの事で負けるとは思えないが、流れ矢に当たることだってある。
(……万が一俺が死んでしまったら、シャルロッテはどうなるだろうか?)
11歳の少女がこの辺境に取り残されて幸せに暮らしていけるとは思えない。シュルテン家に戻るという選択肢もあるが、すでにディークという後ろ盾はなくなってしまった。今は老軍人たちが剣士の育成をしながら自由気ままに暮らしているが、彼らがいなくなれば自然に解体されてしまうだろう。
そう考えたら選択肢はもう一つしか残っていなかった。結婚しかない。結婚すればシャルロッテを守ることができる。
当のシャルロッテはあまり理解していないようだったが、どうしても嫌がるようなら、大人になった時に離婚してもいいとアランは考えた。
(いや遅くとも3年以内に戦争を終わらせて、少しずつシャルロッテに愛を教えていくんだ。15、16歳になれば、少しずつそういう雰囲気をにおわせてもいいだろう)
戦地に行っている間、シャルロッテがおかしな情報に触れて性格が歪んでしまわないように、再三にわたって使用人たちへお触れを出す。自分が留守の間に閨教育はしないでくれ。過激なのは困る。シャルロッテが好奇心を発揮して試してしまうかもしれないと口にすると、みな沈痛な面持ちをしていた。
本を読みたいといったシャルロッテのために、図書室は一週間かけて閨に関する本や卑猥なものを撤去させてあるから、大丈夫だろう。
「兄たちのコレクションもこの際燃やすか……あいつら性格だけじゃなく性癖も歪んでやがった」
「アラン様……! どうかおやめください。内容はともかく、どの本も挿絵の美しさは芸術品です。絶対に燃やしてはいけません」
シャルロッテの目に触れなければいいという理由で、アランは屋根裏に仕舞うという家令の嘆願を許可することにした。
戦地ではシャルロッテからくる手紙が癒しだった。
こちらから血なまぐさい戦況を送るのは憚られたし、軍事機密の流失にも繋がるから軍のことも書けない。伝えられることは限られてしまい、主に季節の話になってしまう。
シャルロッテからの手紙もあまり細かい日常の話が書かれていなかった。どうやって過ごしているのか知りたいのにもどかしい日々が続いたが、1か月に一度届く手紙を楽しみにしていた。
長くても3年で帰れるはずだったのだ。
(終戦まで7年もかかったなんて、いまだに信じられない)
それもこれも、このつまらない戦争の指揮を北の辺境伯が取ったからだ。終戦のチャンスは何度もあったというのにみすみす逃し続ける彼に苛立ちを隠せなかったが、歳若いアランが軍規を乱すわけにもいかなかった。下手に目をつけられて、東の辺境全体が憂い目にあうのも嫌で渋々付き合っているうちに7年が経ったのだ。
(最悪すぎる……。シャルロッテが少女から大人の女性に花開く瞬間をこの目に焼き付けれなかったことが悔しくて仕方がない)
ようやく帰還が決まった時、アランは28歳になっていた。ということは、シャルロッテは18歳だ。
帰還パーティーで7年ぶりに目にしたシャルロッテの姿に驚いた。どこ触ってもふわふわしていそうだったあの丸かったシャルロッテがシュッとしてるじゃないか。
(かわいいからすごくかわいいに昇華している……)
信じられなかった。あまりにかわいすぎてどうしていいかわからない。
今夜が初夜だと周囲に言われたが、そう口にした全員が朝までドンチャン騒ぎでアランを離さなかったが仕方がない。7年ぶりの鬱憤がたまっていたのだ。
家令が白い目でジトっと見てきたが、朝まで飲まなかったとしても初夜は遂行しなかっただろう。夫婦だから初夜をするのではない。シャルロッテにちゃんと好きになってもらってから初夜をしたいのだ。
だけど、どうやって近づいていっていいかわからない。急に大人になってしまったシャルロッテとの接し方に迷っているうちに、1週間も過ぎてしまった。
そうこうしているうちにパウロが驚くべき事を口にした。
「何? シャルロッテが閨本を欲しがっているだと?」
一体、どういうことなんだ? どこからか閨のことを聞きつけたシャルロッテは、夫婦は閨をしなければならないものと思い込んでいる様子。確かに、後継者のためにお互いに気持ちがなかったとしても体を重ねて子作りをするのは政略結婚でよくある話だ。
だけど、俺達は政略結婚じゃない。恋愛結婚でもないが……シャルロッテはまだ若いし、ゆっくり時間を重ねていけばいい。
だが、ふと思った。シャルロッテは恋というものを理解しているのだろうか?
閨の前に恋愛感情を学んだ方がいいと思ったが、どう説明していいかわからない。
(そうだ。恋愛小説を読めば少しは何かを感じてくれないだろうか)
軽い性的な描写のある官能小説を選び、これを閨本にとパウロに伝える。やつは眉をひそめていたが、シャルロットなら喜んでくれそうな気がする。
「アラン。奥様が初夜をしたがっているんだからしてやれよ。お前不能じゃないだろ?」
パウロが言うとおり、シャルロッテがしたいと思っているのなら、期待に答えるのが男だろう。だけど、あの子は「好きな人に抱かれたい」「愛する人と睦みあいたい」のではなく、ただの好奇心だ。後で後悔するんじゃないか不安で仕方ない。
(処女を捧げるのは一生に一度のことだ。シャルロッテがちゃんと俺でいい。俺がいいと思ってくれた上で純潔を散らしたいんだ)
そう思った時にハッとした。
──シャルロッテに俺のモノは入るのか……?
(シャルロッテは小さい。何なら痩せてより小さくなったような気がするのに対し、俺はデカい。アレもデカい。あの小さな体に入る気がしない)
入らない場合、どうしたらいいんだとパウロに尋ねてみる。シャルロッテに入る気がしないと言ったら、パウロなら笑い飛ばしてくれるだろうと思ったのに、あいつまで真剣に悩みだした。
「確かにアラン、ちょっとデカいよね。娼婦でも引くくらいの大きさだと思うよ。え? 奥様処女だよね? しかも小柄だよね。痩せてより小柄になっちゃったし、アソコが裂けないかな……」
裂けるだと?
う~んと悩んだパウロが娼婦に聞いてみればいいと提案してきた。シャルロッテ以外の女性を抱くつもりはないが、話を聞くくらいならいいか。
人気ナンバーワンの娼婦なら経験も豊富なんじゃないかと指名してみると、現れたのはダニエラという女性だった。相談事があると話すとからかわずに話を聞いてくれ、提案してくれた。
「入るには入ると思うけど、ちゃんとほぐしてあげないと女は絶対痛いわ。怪我もする可能性があるわね」
……怪我だと?
「だけど、うちにも小柄なローゼって子がいるけど巨根も全然いけるし、大丈夫じゃない?」
シャルロッテは処女なんだぞ? 大丈夫じゃなさそうだから来たんじゃないか。
「ん~。だけど、体格差のある童貞と処女の組み合わせなんて、不安しかないわね。……じゃあこうしましょう。アラン様サイズの張り型を使って私がローゼに実践してあげる。特別閨レッスンね」
指定された日に娼館に行くと、シャルロッテと同じ位小柄なローゼと言う娼婦とダニエラに迎えられる。ダニエラが男役をしてくれるそうだが、妻以外の女性の裸を見るのは勘弁願いたい。
同じ部屋には入ったが、衝立越しにその声を聞くだけにする。見学しなくてどうするんだとダニエラは呆れていたが、これで十分だ。
「仕方がないわね。それじゃあわかりやすく言葉で説明してあげるわ」
ダニエラはそう言って、何をしているのかを口にしながらローゼを責め立てた。
「アラン様サイズの張り型もしっかり飲み込むなんて、いやらしい子。薄い腹がぽっこり膨らんでるじゃない」
そう口走るダニエラに、シャルロッテの姿を重ねてしまい股間が痛くなる。とにかく、しっかりほぐせば裂けないということを理解し、娼館を後にした。
結果、その日からもんもんとした日を過ごすことになる。
(どうする? どうすれば距離を縮められる?)
やっぱり一緒に居る時間を増やしていかないといけない。我慢できるかどうかわからなかったから別の部屋で寝ていたが、なんとか自制するとして昔のように一緒のベッドで寝てみるか?
寝ている間だけでもとにかく一緒にいられるのだから、毎日かなりの時間を共有することになる。だが、今さらどう言ったらいいんだ?
一歩を踏み出せずにいたら、向こうから訪ねてきた。しかも、何を思ったのかシャルロッテに目隠しをされ縄で縛られた。
(何だ、この状況)
手を出すなという意味か?
綿紐だったから拘束を解けたが、撚った縄だったら危なかった。一体誰に、何を教わったんだ? だけど、少なからず好意を持たれていると思っていいだろうか。シャルロッテが望んでいるんだから……その気持ちに応えた方がいいと都合よく解釈する。
もうこうなったら何があってもシャルロッテを手放すつもりはない。……煽るから理性が飛んでしまったが、挿入は堪えられた。うん、まだ早いだろう。
少しずつ広げていかないとシャルロッテが痛い思いをする。いや、どっちみちするんだが、少しでも和らげてあげたい。
シャルロッテ。君を傷つけたくないんだ。
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