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20.招かれざる客 ①
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ラーゲルレーヴの大奥様と呼ばれるナタリア・ラーゲルレーヴは、王都の社交界において煌びやかな存在だ。
年齢の割に若く見える顔立ちに加え、肉感のあるスタイル、赤髪に碧眼という生来の華やかな容姿が見る者を魅了する。それに、夫に引き続き息子2人を亡くした悲劇の未亡人でありながら、妾腹の庶子(アラン)を育て上げた慈悲深い婦人として評判が良いのだ。
実際のところ、アランはひどい虐待を受け、古参の家臣たちが辺境から逃がしたのだから、アランが聞けば「愛された記憶などない」ということは明らかだが、無口なアランが社交界に顔を出すことがないことはナタリアに幸いした。噂は流した者勝ちである。
王都にあるラーゲルレーヴ家のタウンハウスでは、ナタリアが艶めかしいランジェリーに身を包み、金糸雀のような美しい男とむつみ合っていた。
「ナタリア様、今日もお美しい」
「私ももう年よ。お世辞はやめてちょうだい」
「何をおっしゃますか。美しさに年齢なんて関係ありません。……ほら、見てください。僕より15歳も年上のあなたの体に発情して、僕のここはもうこんなに膨らんでいるんです」
「まあ。ギルったら……」
ナタリアはこのところ、隣国からやってきた商人だというギルバートという男と蜜月関係にあった。
男からしたら金払いのいいナタリアは格好のカモ。王都で高位貴族向けの高級品を取り扱うこの男は、いとも簡単にナタリアの懐に飛び込んだ。
愛人をとっかえひっかえしていたナタリアだったが、そうそう王国貴族にばかり手を出すわけにはいかない。社交界での評判を落とすわけにもいかず、相手探しに困っていたところ、都合のいい相手がやってきた。それがギルバートだ。
情事を重ねるにつれ、ギルバートは少しずつおねだりをするようになっていた。この日、ギルバートはナタリアが満足するまでご奉仕を終えると、ふと思い出したかのように口にした。
「商人仲間の中でも一部しか知らない情報なんですけど、……ラーゲルレーヴ領の東の山岳地帯にあるカルディア山、あそこを何とかナタリア様の名義にできませんかね。これからすごい価値が出ますよ」
「確か廃坑がある山よね。あそこはもう何も出ないわよ? これ以上掘り進めたら崩落の危険があるって理由で廃坑になったのよ。私も覚えているわ」
「あの山、頂上から向こう側は隣国でしょう? 私がつかんだ情報によると、向こう側では金塊が出たらしいですよ」
「それ、本当なの?」
ギルバートはナタリアに、その山の所有権を持つようそそのかした。湯水のように金を使うナタリアは、ここのところ領地から送られてくる金額に不満を持っていた。
「それじゃあ、久しぶりに辺境に顔を出さなくちゃね。よくしつけたから、臆病者のアランは私の言うことをよく聞くはずよ。権利書をもらいに行きましょう」
◇ ◇ ◇
それから1週間後、アランがパウロや家臣を連れて外出しているときのことだった。
「お久しぶり、シャルロッテちゃん」
「あ……ブリタさん、お久しぶりです。どうされたんですか?」
大荷物を抱えてエントランスに立つブリタを前に、シャルロッテは困惑していた。 パーティーの予定はないし、お手伝いをしてもらうようなこともない。それに、アランに一度尋ねてみたが、どうやらブリタは愛人ではない様子。「違う」とはっきり口にしたのだ。
ブリタの家はラーゲルレーヴにつく家門の一つだが、立場で言えばアランの家臣にあたる。仕事で来たというわけでもなさそうだし、シャルロッテは首を傾げた。使用人たちも困り顔だ。
ブリタはそんな面々に向かって胸をそらした。
「ラーゲルレーヴの大奥様からご連絡をいただいたの。もうすぐ辺境の地に着くから、迎え入れる準備をしておいてねって。シャルロッテちゃん、大奥様とお会いしたことないでしょう? 好みも知らないだろうから、私がわざわざ来てあげたってわけ。感謝してよね」
「そうなんですか……」
しゅんとしたシャルロッテに優越感をにじませながら、ブリタがほほ笑んだ。
「とりあえず、いつもの部屋を使わせてもらうから。何かあったらシャルロッテちゃんに言うわね。じゃ、忙しいからまたね」
シャルロッテはアランの義母と会ったことがないが、2人の関係があまりよくないというのも聞いている。だけど、曲がりなりにも義母。屋敷に来るなら形だけでも奥様であるシャルロッテがもてなすべきだ。
顔見知りのブリタに連絡を入れたというのは百歩譲ろう。
だけど、アランにも連絡が来ているはず。それなのに、シャルロッテには何も情報が伝わってきていない。また、子供だからという理由で蚊帳の外にされていると思ったら、なんだか悔しくなってきた。
(……アラン様は何もおっしゃってなかったけど、私がいまだに何もできないと思っているのかな)
その日のディナーの席、てっきりブリタも同席していると思ったのだが、晩餐室にはアランしかいない。シャルロッテは自分の席に座ると、もやもやとした気持ちのままカトラリーを手に取った。
(ブリタさんがいなくて良かった……)
ブリタは上品な口調で詰ってくる天才だ。遠回しの嫌味に気づけず、ここに来た当初は言葉通りに受け止めていたことも多かったが、シャルロッテだってもう18歳。社交歴は乏しすぎるが、社会勉強も積んだ。主に娼館で、ダニエラからなのだが。
以前は事を荒立てないためにやり過ごそうと思うことが多かったが、それが必ずしも正しいことではないということも、ダニエラから教わった。
『辺境伯夫人なのでしょう? じゃあ、逃げてばかりじゃ務まらないわ。年齢は関係ないのよ? 17、18歳の最近まで令嬢と呼ばれていた女性が、夫人として家を家政に参加することなんて珍しくないもの。だから、シャルロッテちゃんも時と場合によっては威厳を見せなくちゃ。人に流されまくる夫人じゃあ、その夫の評価まで下がっちゃうわよ』
(私のせいでアラン様の評判を下げたくない。……そうよ、アラン様にも了承を得て、この機会にブリタさんにはちゃんと言おう。まずはアラン様だわ。『ラーゲルレーヴ家の奥様』として、本来やるべき仕事を与えてくれってお願いしよう)
いつもは楽しそうなシャルロッテの話し声が響くこの部屋も、今はしんと静まり返り、カトラリーの音が時折カチャカチャとするだけである。明らかにおかしい空気に、アランが口を開いた。
「……シャルロッテ、どうした」
「……あの、アラン様は私をいつまでも子供扱いするつもりなんですか?」
アランがピタッと止まる。
「……ここでする話じゃない」
「だったら、どこでするんですか? だって、お部屋にいったらアラン様はいつも私がもう無理です、気持ちよくて死んでしまいますって言うまで責め立て」
「やめろ。ここで言うな」
アランは慌ててシャルロッテを遮ったが、毎晩仲良しなのは明らかだ。壁際に立つ使用人たちはバッと下を向く。給仕をする者は聞いていない体をとりながら、りんごのように顔が真っ赤た。
「アラン様、私ももう大人です」
「ああ、知ってる」
シャルロッテをどうにか黙らせようと、アランの口数がいつもより多い。
「じゃあどうして」
「……ちょっと、皆下がってくれ」
「いいえ、下がらないでください! みんなにも聞いてもらいましょう! だって、協力してもらわないといけないし、知っておいてほしいんです。それに、アラン様が言ったことの証人になってもらわないと」
――これは、アラン様とシャルロッテ様の初めての喧嘩では?
使用人たちはドキドキしながら見守る。主が見たこともないほどしゃべっているし、聞き逃すわけにはいかない。
「こ、……ここで言わせる気か?」
「はい。後々のことを思うと、ライトマンやダナにも聞いてもらわないといけません」
「はぁ……わかった」
きゅっと口を引き結び、眉を寄せるアラン。室内にいる使用人たちは固唾をのみながら、心の中で主を応援する。
長い沈黙があってから、アランが緊張を滲ませつつ口を開いた。
「……シャルロッテ。お前は小さいから、まだ準備がちょっとかかるんだ。気持ちはわかるが、もう少し待ってほしい。その、毎晩どうにか……鋭意努力中だが、痛い思いをさせたくないんだ」
内容はともかく、アランの長セリフに皆が感動の面持ちで耳を傾ける。これだけ長い言葉を発するのは、アランなりの誠意だと皆が感じていた。
だが、シャルロッテは首を傾げた。
「え? 奥様の仕事って痛いんですか?」
「……何の話だ」
「今日ブリタさんに言われたんです。大奥様が来るから準備をしに来たって。だけど、それって奥様の仕事ですよね? 私、もう子供じゃないんで奥様の仕事をさせて欲しいんです」
「そっちか」
アランはあまりの恥ずかしさに、両手で顔を覆って俯いた。
年齢の割に若く見える顔立ちに加え、肉感のあるスタイル、赤髪に碧眼という生来の華やかな容姿が見る者を魅了する。それに、夫に引き続き息子2人を亡くした悲劇の未亡人でありながら、妾腹の庶子(アラン)を育て上げた慈悲深い婦人として評判が良いのだ。
実際のところ、アランはひどい虐待を受け、古参の家臣たちが辺境から逃がしたのだから、アランが聞けば「愛された記憶などない」ということは明らかだが、無口なアランが社交界に顔を出すことがないことはナタリアに幸いした。噂は流した者勝ちである。
王都にあるラーゲルレーヴ家のタウンハウスでは、ナタリアが艶めかしいランジェリーに身を包み、金糸雀のような美しい男とむつみ合っていた。
「ナタリア様、今日もお美しい」
「私ももう年よ。お世辞はやめてちょうだい」
「何をおっしゃますか。美しさに年齢なんて関係ありません。……ほら、見てください。僕より15歳も年上のあなたの体に発情して、僕のここはもうこんなに膨らんでいるんです」
「まあ。ギルったら……」
ナタリアはこのところ、隣国からやってきた商人だというギルバートという男と蜜月関係にあった。
男からしたら金払いのいいナタリアは格好のカモ。王都で高位貴族向けの高級品を取り扱うこの男は、いとも簡単にナタリアの懐に飛び込んだ。
愛人をとっかえひっかえしていたナタリアだったが、そうそう王国貴族にばかり手を出すわけにはいかない。社交界での評判を落とすわけにもいかず、相手探しに困っていたところ、都合のいい相手がやってきた。それがギルバートだ。
情事を重ねるにつれ、ギルバートは少しずつおねだりをするようになっていた。この日、ギルバートはナタリアが満足するまでご奉仕を終えると、ふと思い出したかのように口にした。
「商人仲間の中でも一部しか知らない情報なんですけど、……ラーゲルレーヴ領の東の山岳地帯にあるカルディア山、あそこを何とかナタリア様の名義にできませんかね。これからすごい価値が出ますよ」
「確か廃坑がある山よね。あそこはもう何も出ないわよ? これ以上掘り進めたら崩落の危険があるって理由で廃坑になったのよ。私も覚えているわ」
「あの山、頂上から向こう側は隣国でしょう? 私がつかんだ情報によると、向こう側では金塊が出たらしいですよ」
「それ、本当なの?」
ギルバートはナタリアに、その山の所有権を持つようそそのかした。湯水のように金を使うナタリアは、ここのところ領地から送られてくる金額に不満を持っていた。
「それじゃあ、久しぶりに辺境に顔を出さなくちゃね。よくしつけたから、臆病者のアランは私の言うことをよく聞くはずよ。権利書をもらいに行きましょう」
◇ ◇ ◇
それから1週間後、アランがパウロや家臣を連れて外出しているときのことだった。
「お久しぶり、シャルロッテちゃん」
「あ……ブリタさん、お久しぶりです。どうされたんですか?」
大荷物を抱えてエントランスに立つブリタを前に、シャルロッテは困惑していた。 パーティーの予定はないし、お手伝いをしてもらうようなこともない。それに、アランに一度尋ねてみたが、どうやらブリタは愛人ではない様子。「違う」とはっきり口にしたのだ。
ブリタの家はラーゲルレーヴにつく家門の一つだが、立場で言えばアランの家臣にあたる。仕事で来たというわけでもなさそうだし、シャルロッテは首を傾げた。使用人たちも困り顔だ。
ブリタはそんな面々に向かって胸をそらした。
「ラーゲルレーヴの大奥様からご連絡をいただいたの。もうすぐ辺境の地に着くから、迎え入れる準備をしておいてねって。シャルロッテちゃん、大奥様とお会いしたことないでしょう? 好みも知らないだろうから、私がわざわざ来てあげたってわけ。感謝してよね」
「そうなんですか……」
しゅんとしたシャルロッテに優越感をにじませながら、ブリタがほほ笑んだ。
「とりあえず、いつもの部屋を使わせてもらうから。何かあったらシャルロッテちゃんに言うわね。じゃ、忙しいからまたね」
シャルロッテはアランの義母と会ったことがないが、2人の関係があまりよくないというのも聞いている。だけど、曲がりなりにも義母。屋敷に来るなら形だけでも奥様であるシャルロッテがもてなすべきだ。
顔見知りのブリタに連絡を入れたというのは百歩譲ろう。
だけど、アランにも連絡が来ているはず。それなのに、シャルロッテには何も情報が伝わってきていない。また、子供だからという理由で蚊帳の外にされていると思ったら、なんだか悔しくなってきた。
(……アラン様は何もおっしゃってなかったけど、私がいまだに何もできないと思っているのかな)
その日のディナーの席、てっきりブリタも同席していると思ったのだが、晩餐室にはアランしかいない。シャルロッテは自分の席に座ると、もやもやとした気持ちのままカトラリーを手に取った。
(ブリタさんがいなくて良かった……)
ブリタは上品な口調で詰ってくる天才だ。遠回しの嫌味に気づけず、ここに来た当初は言葉通りに受け止めていたことも多かったが、シャルロッテだってもう18歳。社交歴は乏しすぎるが、社会勉強も積んだ。主に娼館で、ダニエラからなのだが。
以前は事を荒立てないためにやり過ごそうと思うことが多かったが、それが必ずしも正しいことではないということも、ダニエラから教わった。
『辺境伯夫人なのでしょう? じゃあ、逃げてばかりじゃ務まらないわ。年齢は関係ないのよ? 17、18歳の最近まで令嬢と呼ばれていた女性が、夫人として家を家政に参加することなんて珍しくないもの。だから、シャルロッテちゃんも時と場合によっては威厳を見せなくちゃ。人に流されまくる夫人じゃあ、その夫の評価まで下がっちゃうわよ』
(私のせいでアラン様の評判を下げたくない。……そうよ、アラン様にも了承を得て、この機会にブリタさんにはちゃんと言おう。まずはアラン様だわ。『ラーゲルレーヴ家の奥様』として、本来やるべき仕事を与えてくれってお願いしよう)
いつもは楽しそうなシャルロッテの話し声が響くこの部屋も、今はしんと静まり返り、カトラリーの音が時折カチャカチャとするだけである。明らかにおかしい空気に、アランが口を開いた。
「……シャルロッテ、どうした」
「……あの、アラン様は私をいつまでも子供扱いするつもりなんですか?」
アランがピタッと止まる。
「……ここでする話じゃない」
「だったら、どこでするんですか? だって、お部屋にいったらアラン様はいつも私がもう無理です、気持ちよくて死んでしまいますって言うまで責め立て」
「やめろ。ここで言うな」
アランは慌ててシャルロッテを遮ったが、毎晩仲良しなのは明らかだ。壁際に立つ使用人たちはバッと下を向く。給仕をする者は聞いていない体をとりながら、りんごのように顔が真っ赤た。
「アラン様、私ももう大人です」
「ああ、知ってる」
シャルロッテをどうにか黙らせようと、アランの口数がいつもより多い。
「じゃあどうして」
「……ちょっと、皆下がってくれ」
「いいえ、下がらないでください! みんなにも聞いてもらいましょう! だって、協力してもらわないといけないし、知っておいてほしいんです。それに、アラン様が言ったことの証人になってもらわないと」
――これは、アラン様とシャルロッテ様の初めての喧嘩では?
使用人たちはドキドキしながら見守る。主が見たこともないほどしゃべっているし、聞き逃すわけにはいかない。
「こ、……ここで言わせる気か?」
「はい。後々のことを思うと、ライトマンやダナにも聞いてもらわないといけません」
「はぁ……わかった」
きゅっと口を引き結び、眉を寄せるアラン。室内にいる使用人たちは固唾をのみながら、心の中で主を応援する。
長い沈黙があってから、アランが緊張を滲ませつつ口を開いた。
「……シャルロッテ。お前は小さいから、まだ準備がちょっとかかるんだ。気持ちはわかるが、もう少し待ってほしい。その、毎晩どうにか……鋭意努力中だが、痛い思いをさせたくないんだ」
内容はともかく、アランの長セリフに皆が感動の面持ちで耳を傾ける。これだけ長い言葉を発するのは、アランなりの誠意だと皆が感じていた。
だが、シャルロッテは首を傾げた。
「え? 奥様の仕事って痛いんですか?」
「……何の話だ」
「今日ブリタさんに言われたんです。大奥様が来るから準備をしに来たって。だけど、それって奥様の仕事ですよね? 私、もう子供じゃないんで奥様の仕事をさせて欲しいんです」
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