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第3章
21.ブリュール公爵家
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ボンド邸にやってきたオーウェンは目の下にクマを浮かべながら書類を差し出した。
「サル族として戸籍をつくるために、天涯孤独、病死した若い女性を探すのに時間がかかりました……が、見つけました。彼女の戸籍をリディアーヌさんに書き換えましたから、これで疑われることはありません」
「お~、さすがオーウェン。これでリディも安心だな」
オーウェンの話にリディアーヌは驚いた。トバイアは喜んでいるが、倫理的に問題はないんだろうか? それに、その女性の人生を奪ってしまうような気がして、なんだか申し訳がない。
「あの……、その亡くなられた方は大丈夫なんですか? なんだか申し訳なく……」
「……リディアーヌさんはお人よしなのですね。野ざらしになっていた墓から景色のいい管理が行き届いた教会の墓地へ埋葬し直しました。死後の戸籍を貸してやるくらい、きっとあの世で喜んでおりますよ。あなたはうれしくないんですか」
「そんな……、戸籍ができたなんて、うれしいです」
「なら素直に喜べばいいのです」
「は、はい……」
(……サル族の女性の方、ごめんなさい。あなたの分までしっかり長生きします)
森に捨てられたのがエクランド王国に来たきっかけだったけど、元よりパナケイア家からは見捨てられていたようなもの。
恐ろしいと思っていたエクランド王国で戸籍まで得ることができ、根無し草のようだったリディアーヌも地に足がついたような気がした。この国で生きていく土台がようやくできた気分だ。
「ありがとうございます、オーウェンさん。このご恩をどうやってお返しすればいいのか……」
「夫として当然のことをしたまでです。それでは、トバイア。私はまだ仕事があるので帰ります」
「あっ、オーウェン! あの話、聞いただろう? 来週からしばらく家を空けないといけないから、その間リディをおまえに任せたいんだが、公爵家に連れて行ってくれないか?」
「……わかりました。準備しておきます」
ふらふらで帰っていくオーウェンの背中を見送りながら、リディアーヌはトバイアに尋ねた。
「あの。トバイア、どこかに行ってしまうんですか?」
「ああ。混沌の森に近い村で何か騒ぎがあったようなんだ。大したことじゃないと思うんだが、立地的に慎重になっていてな。信頼できるやつの目で確かめさせたい国王の意向で、選抜団が出向くことになったんだ」
「それにトバイアが?」
「ああ。選抜団の団長に任命されたんだ」
リディアーヌは目を瞬かせた。トバイアはリディアーヌが思っているより、ずっと有能で仕事ができる人のようだ。それに、話の流れ的に国王の覚えもいいということなのだろう。
「今は先に向かわせた斥候が調査中で、軍事物資の手配や移動計画を立てているところだ。長くはかからないと思うが、家を空けるタイミングでオーウェンが夫に加わったのは本当によかったよ」
リディは幸運の女神だな、とトバイアはうれしそうだ。オーウェンがいなかったら、ここでチェサとダグと留守番をすることになったのだろう。そう言われてふと気がついた。
「チェサとダグは連れて行かないんですか?」
「う~ん。リディはあいつらがいた方が安心だろう? だから残していこうかと思っているんだが」
だけど、初体面のあの日、彼らも甲冑を着こんでトバイアと混沌の森にいたのだ。普段はリディアーヌのお守り役ではなく、トバイアの従者として騎士団にも帯同しているのだろう。
オーウェンの実家の様子がわからないから不安もあるにはあるが、パナケイア家で虐げられてきたリディアーヌだ。あの頃の暮らし以下の扱いをされるとは思わないし、もしそんなことがあるとすればリディアーヌが人間とバレた時くらいなはず。
それなら、チェサとダグも本来の主であるトバイアについていかせてあげたい。
「あの、トバイア。私は大丈夫なので、チェサとダグも連れて行ってください。私は安全な場所にいられますし、あなたに何かある方が心配です」
トバイアは自分の口を大きな手で塞ぎ、ふぅっと小さく息を吐いた。
艶のある視線をリディアーヌに向ける。
「リディ……、そんなかわいいことを言うなら、今夜は寝かせる自信がないぞ?」
「え? え? そ、そういう意味で言ったんじゃなくて……! きゃっ、トバイア、降ろしてくださいっ! んむっ」
翌朝、リディアーヌは指一本動かすことができず、またもやチェサにお世話をされたのである。
*
それから一週間後。トバイアが留守にするという当日の朝、ボンド邸にリディアーヌの迎えがやってきた。
なるほど、オーウェンはエクランド王国屈指の高位貴族なのだろう。黒塗りの重厚な馬車は要人用といった感じで、その周囲にも十名以上の護衛が馬に乗りながら馬車を守るのだとか。こんな仰々しく警護されるなんて、リディアーヌも幼少期はそれなりに扱われたが、ここまでではなかった記憶がある。
「じゃあ、オーウェン。くれぐれもリディのことを頼んだぞ」
「当たり前です。私も夫なのですから。おそらく脳筋の犬族では基本的なエクランド王国の知識もきちんとお伝えできていないでしょうから、その辺りもレクチャーしておきますよ」
キラキラと太陽に反射する銀髪。まるで月の女神のような美貌を携え、オーウェンは眼鏡をくいっと持ち上げた。相変わらず、クマがすごい。
「相変わらずおまえは口が悪いな……、まあいい。リディ。オーウェンはこんな感じだが、悪い奴ではない。なるべく早く戻ってくるつもりだが、不安だろうから困ったら俺の実家を頼ってくれ」
トバイアの実家にはまだ訪問したことがないから、できればそんな事態がないように過ごしていきたい。だが、本人曰く「犬族はみんなフレンドリーだから問題ない」のだそう。
オーウェンは信用されていないと取ったようでぶつぶつ文句を言っている。何かとぶつかる二人だが、どちらも夫なのだから、いずれは仲良くさせようとリディアーヌは密かに自分に誓った。
「わかったわ、トバイア。オーウェンさんがいてくれるし私は大丈夫よ。……けがをしないで。きちんと食事を取ってね。チェサとダグもよ? 早く帰ってきてね」
「ああ。迎えに行くよ」
チェサは頷き、ダグはおどけてリディアーヌに敬礼をした。
こうしてボンド邸を後にし、リディアーヌはブリュール公爵家へと馬車で向かうことになったのだ。
馬車の中はオーウェンとリディアーヌだけ。沈黙が続く。
(……どうしよう。思ったより気まずいわ。そういえば、二人きりになるのも、ちゃんと話をするのも、今日が初めてになるのね)
もじもじとするリディアーヌに、表情を崩さないオーウェンが尋ねた。
「パナケイア侯爵家の長女だったんですよね。でしたら、令嬢教育はお済みでしょう?」
「あ……いえ。十歳までは家庭教師がついていましたが、それ以降は習う機会がなく……」
「ふむ。リディアーヌさん。恥じることはありません。私の職業をご存じですよね。宰相補佐です。脳筋のトバイアとは違い、知能で国に貢献する役職です」
「は、はい……」
「つまり、たくさんの情報網を持っていて、その中にはパナケイア侯爵家も含まれるということです。リディアーヌさんの境遇は知っていますから、隠す必要もなければ、自分を卑下する必要もありません」
はっとしてオーウェンを見つめると、彼はいつも通りクールな表情で眼鏡を直している。もしかして、リディアーヌを慰めてくれているのかと思ったのだが、うぬぼれ過ぎだろうか。
「サル族として戸籍をつくるために、天涯孤独、病死した若い女性を探すのに時間がかかりました……が、見つけました。彼女の戸籍をリディアーヌさんに書き換えましたから、これで疑われることはありません」
「お~、さすがオーウェン。これでリディも安心だな」
オーウェンの話にリディアーヌは驚いた。トバイアは喜んでいるが、倫理的に問題はないんだろうか? それに、その女性の人生を奪ってしまうような気がして、なんだか申し訳がない。
「あの……、その亡くなられた方は大丈夫なんですか? なんだか申し訳なく……」
「……リディアーヌさんはお人よしなのですね。野ざらしになっていた墓から景色のいい管理が行き届いた教会の墓地へ埋葬し直しました。死後の戸籍を貸してやるくらい、きっとあの世で喜んでおりますよ。あなたはうれしくないんですか」
「そんな……、戸籍ができたなんて、うれしいです」
「なら素直に喜べばいいのです」
「は、はい……」
(……サル族の女性の方、ごめんなさい。あなたの分までしっかり長生きします)
森に捨てられたのがエクランド王国に来たきっかけだったけど、元よりパナケイア家からは見捨てられていたようなもの。
恐ろしいと思っていたエクランド王国で戸籍まで得ることができ、根無し草のようだったリディアーヌも地に足がついたような気がした。この国で生きていく土台がようやくできた気分だ。
「ありがとうございます、オーウェンさん。このご恩をどうやってお返しすればいいのか……」
「夫として当然のことをしたまでです。それでは、トバイア。私はまだ仕事があるので帰ります」
「あっ、オーウェン! あの話、聞いただろう? 来週からしばらく家を空けないといけないから、その間リディをおまえに任せたいんだが、公爵家に連れて行ってくれないか?」
「……わかりました。準備しておきます」
ふらふらで帰っていくオーウェンの背中を見送りながら、リディアーヌはトバイアに尋ねた。
「あの。トバイア、どこかに行ってしまうんですか?」
「ああ。混沌の森に近い村で何か騒ぎがあったようなんだ。大したことじゃないと思うんだが、立地的に慎重になっていてな。信頼できるやつの目で確かめさせたい国王の意向で、選抜団が出向くことになったんだ」
「それにトバイアが?」
「ああ。選抜団の団長に任命されたんだ」
リディアーヌは目を瞬かせた。トバイアはリディアーヌが思っているより、ずっと有能で仕事ができる人のようだ。それに、話の流れ的に国王の覚えもいいということなのだろう。
「今は先に向かわせた斥候が調査中で、軍事物資の手配や移動計画を立てているところだ。長くはかからないと思うが、家を空けるタイミングでオーウェンが夫に加わったのは本当によかったよ」
リディは幸運の女神だな、とトバイアはうれしそうだ。オーウェンがいなかったら、ここでチェサとダグと留守番をすることになったのだろう。そう言われてふと気がついた。
「チェサとダグは連れて行かないんですか?」
「う~ん。リディはあいつらがいた方が安心だろう? だから残していこうかと思っているんだが」
だけど、初体面のあの日、彼らも甲冑を着こんでトバイアと混沌の森にいたのだ。普段はリディアーヌのお守り役ではなく、トバイアの従者として騎士団にも帯同しているのだろう。
オーウェンの実家の様子がわからないから不安もあるにはあるが、パナケイア家で虐げられてきたリディアーヌだ。あの頃の暮らし以下の扱いをされるとは思わないし、もしそんなことがあるとすればリディアーヌが人間とバレた時くらいなはず。
それなら、チェサとダグも本来の主であるトバイアについていかせてあげたい。
「あの、トバイア。私は大丈夫なので、チェサとダグも連れて行ってください。私は安全な場所にいられますし、あなたに何かある方が心配です」
トバイアは自分の口を大きな手で塞ぎ、ふぅっと小さく息を吐いた。
艶のある視線をリディアーヌに向ける。
「リディ……、そんなかわいいことを言うなら、今夜は寝かせる自信がないぞ?」
「え? え? そ、そういう意味で言ったんじゃなくて……! きゃっ、トバイア、降ろしてくださいっ! んむっ」
翌朝、リディアーヌは指一本動かすことができず、またもやチェサにお世話をされたのである。
*
それから一週間後。トバイアが留守にするという当日の朝、ボンド邸にリディアーヌの迎えがやってきた。
なるほど、オーウェンはエクランド王国屈指の高位貴族なのだろう。黒塗りの重厚な馬車は要人用といった感じで、その周囲にも十名以上の護衛が馬に乗りながら馬車を守るのだとか。こんな仰々しく警護されるなんて、リディアーヌも幼少期はそれなりに扱われたが、ここまでではなかった記憶がある。
「じゃあ、オーウェン。くれぐれもリディのことを頼んだぞ」
「当たり前です。私も夫なのですから。おそらく脳筋の犬族では基本的なエクランド王国の知識もきちんとお伝えできていないでしょうから、その辺りもレクチャーしておきますよ」
キラキラと太陽に反射する銀髪。まるで月の女神のような美貌を携え、オーウェンは眼鏡をくいっと持ち上げた。相変わらず、クマがすごい。
「相変わらずおまえは口が悪いな……、まあいい。リディ。オーウェンはこんな感じだが、悪い奴ではない。なるべく早く戻ってくるつもりだが、不安だろうから困ったら俺の実家を頼ってくれ」
トバイアの実家にはまだ訪問したことがないから、できればそんな事態がないように過ごしていきたい。だが、本人曰く「犬族はみんなフレンドリーだから問題ない」のだそう。
オーウェンは信用されていないと取ったようでぶつぶつ文句を言っている。何かとぶつかる二人だが、どちらも夫なのだから、いずれは仲良くさせようとリディアーヌは密かに自分に誓った。
「わかったわ、トバイア。オーウェンさんがいてくれるし私は大丈夫よ。……けがをしないで。きちんと食事を取ってね。チェサとダグもよ? 早く帰ってきてね」
「ああ。迎えに行くよ」
チェサは頷き、ダグはおどけてリディアーヌに敬礼をした。
こうしてボンド邸を後にし、リディアーヌはブリュール公爵家へと馬車で向かうことになったのだ。
馬車の中はオーウェンとリディアーヌだけ。沈黙が続く。
(……どうしよう。思ったより気まずいわ。そういえば、二人きりになるのも、ちゃんと話をするのも、今日が初めてになるのね)
もじもじとするリディアーヌに、表情を崩さないオーウェンが尋ねた。
「パナケイア侯爵家の長女だったんですよね。でしたら、令嬢教育はお済みでしょう?」
「あ……いえ。十歳までは家庭教師がついていましたが、それ以降は習う機会がなく……」
「ふむ。リディアーヌさん。恥じることはありません。私の職業をご存じですよね。宰相補佐です。脳筋のトバイアとは違い、知能で国に貢献する役職です」
「は、はい……」
「つまり、たくさんの情報網を持っていて、その中にはパナケイア侯爵家も含まれるということです。リディアーヌさんの境遇は知っていますから、隠す必要もなければ、自分を卑下する必要もありません」
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