愛言葉は放課後に

aira

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恋は仕勝ち

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~四桜side~

「Un peu de silence(少し黙って)」

頬を赤くしながら唸る冬羅に

「くーちゃん照れてる クスいつもパニックになるとフランス語話よね」
と促す様に囁く兎山
ほんとにパニックなのか?
確かに顔が赤いし語尾も焦ってる
さっきからフランス語なのはそのせいか?
兎山はフランス語分かんねぇだよな?

「兎山…お前フランス語出来るのか?」
「全く出来ません」
「今までどうしてたんだ?」
「あんまりならないので流してました」
「そうか…それで選考受けたのか」
「はい…くーちゃんも一緒だし大丈夫かな?って」
「Quoi?(何?)」

冬羅が話し始めたのを確認し兎山は部屋を出た

※フランス語として考えて下さい※
「(だからまだフランス語だっていつ落ち着くんだよ)」
「(もう落ち着いてます)」
「(じゃあ何で?) 」
「(…落ち着くんです)」
「(出身か?)」
「(いえ、生まれは日本です…私はクオーター)」
「(クオーター…かだから目琥珀色なのか?)」
「(はい…全体的に色素は薄いです…先生はフランス人ですか?)」
「(いや、ハーフだ今の戸籍は日本人何でだ?)」
「(綺麗な目と髪なので)」

素直に嬉しいけど…恥ずかしいな…
そう言えばここまで話すの初めてだよな?

「(先生とここまで話すの初めてですね…)」
「(そうだな…冬羅…お前好きな奴とか居るのか?)」
「(好きな奴…ですか…?
どうでしょう…今まで特別に思ったのは栞鈴と先生ぐいらで…って何言って!!)」
「(へぇー)」
「(あ、いや、違ういや、違わないけど…えっと)」
「(うん、分かったから クククッ)」

素直になり切れないのか逆に素直過ぎるのか…
今までは綺麗とおもってたのに今は可愛いと愛らしいと思えるな

「(…先生)」
「(ん?)」
「(今日どんな用事があったんですか?)」
「(あーその前に今はタメ語でいいぞ?)」
「(そう?ならこれで…で?)」
「(極端に冷たいよなお前…まぁいい今日は兎山に呼ばれたのとお前が心配だから)」
「(私が心配?)」
「(あぁ…あの時お前無意識か俺を庇ったろ?あの時お前が折角忠告してくれてたのに)」
「(あの時?あぁ…なら)」
「(なら?)」
「(抱きしめて…下さい…)」
「(は?なんで?)」
「(え?あ、嫌…ならいいんけど…)」
「(けど?)」
「(この間抱きしめて貰った時…落ち着いたから)」

…計画犯?なのか?
それとも…もしそうなら…

「(別に構わねぇよ)」
「(え?)」
「(でもな?お前の気持ちが聞きてぇ)」
「(私の…気持ち?)」
「(あぁ…兎山に言わされた言葉みたいなもの)」
「…///」
「(思い当たる節がある様だなクククッ)」
「(…悪趣味)」

大体冬羅の扱いが分かってきたな…
このまま俺のものにしてぇな…

「(そう照れるな)」
「(な!!照れてなんて!!)」
「(お前気づきてないのか?)」
「(なにが?)」
「(お前照れるとベルギーの訛りが出るんだよ
俺はパリで育ったが…その地方出身の友人が居てな)」
「(そ、そんな事…)」
「(あるんだよ…
この間躍如さんに怒鳴った時も今回もそうだし
普段落ち着いて話す時は標準で話してた)」
「(無自覚…)」
「(だろうな…訛りはそうそう治らねぇよ
だから聞いてんだよ…お前は俺をどう思ってる?)」
「(私は…)」
「(ん?)」
「(せ、先生が…好き…だと思う…)」
「(ッフ…やっと素直になったか)」
「(で、でも…私…)」
「(今まで好きになった事がないから分かんない)」
「(な、なんでそれを?)」
「(俺の気持ちを兎山に言ったと言っても気付かれてたんだがな?
そしたらお前も同じだろうからって過去を話をしてくれた
だから知ってるそれに…それを聞いて更にお前が好きになった)」
「(栞鈴が…そう…幻滅しませんでしたか?)」
「(なんで?人間誰しも人に恨み辛みはあるだろ)」
「(それは…ってかサラッと好きって言わないで)」
「(あ?なんだよ…素直じゃねぇな)」
「(…恥ずかしい…から)」
「(…俺、今日ほど教師の立場恨んだ事ねぇや)」
「(え?どういう…?)」
「(とにかく!!俺とお前は両思いなんだよ
過去を知っても好きだ、だからこれからは頼れ)」
「(…先生って変わり者ですね)」
「(お前もな)」
「(先生…)」
「(冬羅…)」
「「Je t'aime)」」

ほんとにこいつは…可愛いし綺麗だし…
確かめあった後に抱きしめると照れて顔伏せるし
その後も少し兎山から聞いた話以外を聞いて
聞いた話を話したその時の顔が俺を煽るのなんのこれが無自覚とか…魔性かよ!!
これから2年生半年…
しっかり護って行かねぇとな



~???side~

「Oh ... ici le Japon(ここが日本か)
Hey, je suis impatient de l'avenir(これから楽しみだねぇ)
Attendre avoir ... Kusetsu(待ってて…紅雪)」

これから一波乱来る事はこの時点では分からない
それがまさかの人物である事も
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