職場大乱

二次会はまたカラオケで

秘密の暴露大会

カラオケが一度中断され、飲みながらの暴露大会になった。
松本「あっ！あの…自分の秘密ですよぉ！誰かの悪口とかはダメですよ！」
中原「えっ…順番は？話す順番！」
松本「あっ…じゃあ…ジャンケンで…！」
みんなでジャンケンをした。
一番最初に話すのは長内さんになったが、途中から順番なんてメチャクチャになってしまった。
長内「えぇ…なに話せばいい？え～とねぇ…」
みんな長内さんに注目していた。
そして俺が話したかった事を長内さんに先を越されてしまった。
俺が話そうとしていた事を言われてしまった。
長内さんは俺を指差した。
長内「この前の飲み会でコイツとヤッちゃった！」
松本「えぇ！マ、マネージャーと長内さんがですかぁ～！ヤッちゃったってセックスですかぁ？」
長内「当たり前じゃない！」
俺「あぁ～…それ、俺が言おうとしたのに…。じゃあ、俺の秘密は…この前の飲み会で中原さんとヤッちゃった！」
松本「えぇ？意味わかんない…意味分かんないですよ！」
平田さんは目を丸くしていた。
中原「アハハッ…平田さんが帰った後！帰った後にあんな騒ぎになっちゃったのよね！」
松本「えっ？えっ？どーゆー事ですかぁ？」
俺「アハハッ…あの…３Ｐってヤツ。あっ…まぁ、いいや…」
俺はここに居ない岡本さんの事は伏せといた。
長内「お前はそれだけじゃないだろ～！会社のトイレでも誰かとヤッてただろ？」
中原「えぇ！それ知らない！いついつ？」
長内「この前…食堂にアイツが居なかったから、まさかなぁって思いながら倉庫のトイレに行ったら怪しい物音がしてさぁ…」
俺「アハハッ！それって俺とは限らないじゃん！」
長内「いやいや…あんなところでヤルなんてオマエだけだよ。」
松本「倉庫のトイレってあそこですよね？」
俺「そうそう…アハハッ！」
松本「もう、マネージャー！なぁにしてるんですかぁ！職場で！」
松本さんは何回か俺の肩を叩いていた。　
俺「だから俺じゃないって！」
あの時、トイレで岡本さんとヤッてた時に来たのは長内さんだった。
しかし、なぜ、わざわざ事務棟から離れた倉庫に確認に来たのだろうって思った。