【3章】GREATEST BOONS ~幼なじみのほのぼのバディがクリエイトスキルで異世界に偉大なる恩恵をもたらします!~

丹斗大巴

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■第3章 英雄大会で伝説の英雄のお宝大発見!

212 アスマの試練 (1)

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「えっ……」

 アスマに続いて、バシェット、銀河、ウェリントンを抱いたコーデルが現れた。銀河が美怜の黄色いエプロンドレスを見てほのかに顔を染めた。

「み、みれちゃん、ごめん……! 着替え中だったの?」
「ううん、大丈夫だよ。えっと、なんの話……?」
「あのさ、俺さ! 父ちゃんを納得させたいんだよ! さっき姉ちゃんがポップコーンを背負い売りで売ったら、売れるんじゃないかっていって、これだっ! って思ったんだよ!」
「それにしたって、まずは入る前にノックでしょ!」

 ノーチェが腰に手を当て、少年たちを追い出そうとすると、アスマが慌ててドアにしがみついた。
 それを見て、コリーナが頬に手を当てて困ったようにほほ笑んだ。

「あらまあ、アスマの気持ちはわかるけれど、それがお客様に物を頼む態度かしら? 話を聞いて欲しいなら、それ相応の準備と態度がいると思うわよ?」
「うっ……!」
「そうだよ、アスマ。あっちで待ってようぜ」
「てゆーか、まず謝りなよ」

 バシェットとコーデル、ふたりの兄に諭され、アスマが頭を下げた。

「ご、ごめん……! お、俺キッチンで待ってる! あとで来てくれよ!」
「うん……わかった……」

 少年たちが去っていったあと、ノーチェが思い出したような顔をして美怜を見た。

「そういえば確かに私、アスマにいったわね。あの子、料理人見習いになりたくて必死なの。お父さんがなかなかうんといってくれないから」
「騒がしい子でごめんなさいねぇ、ミレイちゃん。以前キワがアスマに、背負い売りで評判をとれるお菓子がつくれたら、そのときは料理人の道を考えてやってもいいって、いったことがあるのよ。父親としての威厳なのか、キワもどうにも頑張っちゃうのよねぇ……」

 というわけで、元の服に着替えてキッチンに向かうと、キッチンテーブルには少年たちがきちんと席について待っていた。
 しかもテーブルにはチェック柄のクロスと庭の花を摘んだらしき背の低い花瓶があり、お茶とお菓子の用意までされていた。どうやらこの短い間で、接待の準備を整えたらしい。アスマの顔を見ても本気度が伺える。
 美怜は銀河の隣に座る。ほぼ同時にバシェットが母親を見た。

「姉ちゃんは?」
「ノーチェはいまからワンピースのお直しするっていってたわ」
「なんだよっ、いい出しっぺは姉ちゃんなのに!」

 バシェットが憤慨する様子を見せると、すかさずアスマがいった。

「いいよ、話があるのは俺なんだ。母ちゃんも向こう行っててよ」
「あら~、ギンガくんとミレイちゃんは私のお客様なのよ~? あなたたちが失礼しないように監督するべきだと思うわ」
「それなら……まあいいや。でも余計なことはいわないでよ」
「はいはい」

 冒険者ギルドの高値の花、コリーナを捕まえて、まあいいやとはさすがは血のつながった息子だ。遠慮がない。
 アスマの代わりにコーデルが、器用にウェリントンを脇に抱きながら、お茶を淹れた。

「どうぞ」
「ありがとう」

 美怜が答えると、小さく頷いたコーデルがウェリントンと共に席に着く。
 アスマがキュッと口元を引き締めた。

「あのさ、ギンガにはもういったけどさ、俺本気で料理人になりたいんだ。だけど父ちゃんは俺に治癒師になれっていうんだ。姉弟の中で一番MPが多いから。だけど、俺の料理うまかったろ?」

 そう問われて銀河と美怜は素直にうなづいた。

「うん、おいしかった」
「どれもすごくおいしかったよ」

 アスマの頬がほのかに朱に染まった。

「ありがとう……、うれしいよ。ほんと。家族以外の人にもうまいっていってもらえてさ。俺、料理スキルをもっともっと磨いて、この町一番の料理屋を開くのが夢なんだ」
「こいつならできると思うんだよ。頼むから協力してやってよ」
「バシェット、今はアスマがお話してるの」

 コリーナにたしなめられてバシェットが口を閉ざした。どうやら弟を応援してやりたいという気持ちでいっぱいらしい。自分のことよりもよっぽど熱心なのだから、いいお兄ちゃんなのだ。
 アスマは一息ついて続ける。

「父ちゃんから前に、そんなに料理をやりたいなら、自分の才能を証明して見ろっていわれてさ。背負い売りだったら店もいらないし、俺みたいな子どもでも安く商売を始められるんだ。父ちゃんからは背負い売りで町中の評判になるくらいのものがつくれたら、認めてやるっていわれてる。お金はじいちゃんとばあちゃんが出してくれることになってる。だから、モウモロミミを俺に仕入れさせてくれないかな? あれなら評判間違いなしだと思うんだ!」 

 そこまで聞いて、美怜は銀河を見た。

「銀ちゃん……」
「うん……。それ自体は構わないんだけど、ふたつ、いやみっつ問題があると思うんだ」
「うん、そうだね」

 美怜がうなづくと、アスマが身を乗り出してきた。

「なにが問題? お金ならちゃんと払うし、俺、絶対うまいものつくるよ!」

 銀河が人差し指を立てた。

「まずひとつ目に、僕たちの持っている商品はギルドを通すことになっていて、直接取引はしてないんだ。だからアスマに卸すとしても、ギルマスの許しが必要なんだよ」
「そ、そうか……やっぱりそうだよな。初めて見る珍しい物だもんな……」

 次に美怜が口を開いた。

「お金のことや味のことは心配してないよ。いつもコリーナさんにはお世話になっていて人柄も信頼しているし、こうしてお宅にも招いてもらって、アスマくんのおいしいお料理をご馳走になったから。でも、アスマくんはモウモロミミでなにをつくるつもりなの?」
「そりゃあ、ポップコーンだよ! でも、塩バター味だけじゃなくて、ハーブやキャラメルや、そりゃあいろんな味を付けるんだ」
「それって、料理の腕がいいから売れたっていうより、単にモウモロミミが面白いから売れたっていうことにならない?」
「え……っ、そ、それは……。だけど、背負い売りには話題も必要だし……!」

 アスマの態度が揺らぎ始める。バシェットがすかさず声を上げた。

「なんだよっ、ふたりとも! 地図を見せてやったのに、アスマに協力できないってのか!?」
「そうじゃないの。協力したいから、こうして話をしているんだよ」

 美怜が冷静に答え、続けて銀河がいった。

「最後にもうひとつ。町中で評判になるために必要なのは、商品だけかな? 今アスマがいったように話題性も必要かもしれない。けど、その前に、もっと具体的なことを決めなきゃいけないんじゃない?」
「具体的なこと?」

 ユアン家の子どもたちが一斉に小首を傾げた。

「味のことか?」
「一袋の値段のことだろ?」
「違うよ、一袋に何粒入れるかってことだよ」

 コリーナが黙ったまま、にこにこと子どもたちを見ている。銀河は続けた。

「そうだね。いくらで仕入れて、いくらで売るか。いくらならみんなが買ってくれるのか。どれくらいをつくって、何日で売るのか。何日でどれくらい売れたら、町中で評判になったとキワさんが認めてくれるのか。そもそも採算度返しでも売れたらオッケーなの? それとも、ちゃんと利益を出すことが条件なの? そういうことも把握した上で、よく計画しなきゃいけないんじゃないかな? それによってモウモロミミの仕入れ量やその金額も定まってくると思うよ」

 しばらくの間を開けて、一番最初に口を開いたのはコーデルだった。

「確かに。いい値で買うしかないと思っていたけど、場合によってはモウモロミミをあきらめなきゃいけないってことだね。赤字覚悟なら構わないんだろうけど」
「赤字なんていいわけないだろ! そんなんで父さんが認めるわけないよ!」

 断言したバシェットの意見に、アスマがやや考えるように下を見た。

「いわれてみればその通りだ……。料理屋でも背負い売りでも、商売なんだから損を出していたら店を続けられっこない。味で認めてもらうだけじゃだめってことか……」

 いつの間にか、コリーナが無言のままうなづいていた。どうやらコリーナは子どもたちの自発性を見守るタイプの教育方針らしい。
 少年たちがあれこれ意見を出し合い相談を始める。銀河は隣を見た。

「ピパインツは出しそびれちゃったね。とりあえず明日、ギルマスにモウモロミミをアスマに売ってもいいか確認してみようか」
「そうだね……」
 
 どこか含んだような美怜の表情に、銀河が首を傾げた。

「どうしたの、みれちゃん」
「うん……。あの、コリーナさん」
「なにかしら、ミレイちゃん」

 コリーナを見上げる。

「背負い売りって、子どもでも始められるんですか?」
「ええ、商人ギルドに登録して、背負い売りギルドに紹介してもらうのよ。基本的にはそれぞれが個人商売なんだけど、売り場を巡る順番なんかに決まりごとがあるらしいわ。少ない予算で始められるけれど、飽きられるのも早いから、定期的に品物を変えたり、売り方を工夫したり、結構大変みたいよ」
「そうなんですね……」

 それきり美怜は黙り込んだ。しばらくして、ユアン家の少年たちが顔を向けた。

「俺、もっとちゃんといろいろ考えてみるよ。それで、ちゃんと儲けの出る商品で背負い売りをする!」

 アスマがいうと、コーデルが続けた。

「モウモロミミの値段は確認しておいてくれない? あとアスマに卸してくれるかどうかも」
「ぱうーっ」

 ウェリントンがここぞとばかりに声を上げて、短い手でぱんぱんとコーデルの腕を叩く。どうやら兄達に賛同を示したいようだ。バシェットはにわかに頭を掻いている。

「お前たち、結構しっかりしてるんだな。始めはなんかぽーっとしてると思ったけど、さすが、自分の国を出て町に商売をしに来ただけのことはあるっていうか」

 銀河と美怜は苦笑した。これでも中身は大人なので、ただぽーっとしているだけと思われては立つ瀬がない。

「うん、わかった。できることがあれば協力するよ。いつでも話聞くから」
「私、背負い売りに興味があるの。また今度話聞かせてね」

 美怜がいうと、銀河がひょっと顔を向けた。

「え? まさか、みれちゃんも背負い売りをやりたいの? 確かにみれちゃんはお菓子づくりも得意だけど……」

 するととたんにアスマが興味を持って目を見開いた。

「ミレイも料理をするのか!? もしかして、異国のお菓子の作り方とか、知ってるのか?」
「どうかな。この国のお菓子のことがまだよくわからないからなんともいえないけど……」

 アスマが勢いよく席を離れるとキッチンの一角に行き、その勢いそのままに美怜の隣へやってきた。手にはメモ帳がある。

「異国にはどんなお菓子があるんだ!? 料理でもいいぞ!」
「えっ、どんなって……えーと……」

 アスマの熱心さには感心だが、下手なことをいうと異世界人だということがばれてしまいかねない。美怜が視線を送って銀河に助け舟を求めると、すぐにフォローが入る。

「そういえばさ、この町には氷菓子が一個しかないよね?」
「鰭耳の姉ちゃんたちがやってるかき氷の店のことか?」
「うん、なんか、シロップも一種類しかないし」
「え? シロップなんて、普通一種類だよ」

 子どもたちによれば、この町のかき氷というものは、蜂蜜もしくは、砂糖や樹液を煮詰めたシロップを氷にかけて食べる物という認識らしい。家でかき氷を食べることはほとんどなく、菓子に限らず冷たいものを常備している家はそう多くないのだという。

「時を止める魔道具は高いし、冷たいものが欲しいときは店に買いに行くのが普通だよな?」
「コリーナさんのお家でも、時を止める魔道具は置いてないんですか?」
「あるけれど、容量の小さいものがひとつあるだけよ。子どもが熱を出したときに氷や冷たい飲み物を入れておいたり、誰かが遠出するときに持って行くためにね」

 それで用が足りているということなのだろう。市場に出れば店に常に新鮮な食材があって、大きな店にはそれぞれに時を止める魔道具や冷たくする魔道具や魔法があり、冷たいものも温かいものも欲しいときに比較的手ごろな値段で手に入る。だから各家庭では冷蔵庫や食品貯蔵庫を持つ必要がほとんどない。それほどエンファの町は常に物資が豊かなのだ。
 美怜は以前考えたことを話すことにした。

「ジャムとかコンポートとか、保存食っていうのかな。この町ではあんまり見かけない気がしたよ」
「じゃむ、こんぽーと?」
「アスマくんのパタラに使われていたソース。あれにアボロが入ってたよね? ああいうふうに果物を煮てソースやシロップにする調理法なんだけど」
「おお、そうなんだよ! よくわかったな! あのやり方は前に異国から来た冒険者に聞いたんだぜ!」

 アスマが揚々としゃべりながら、手元に「じゃむ、こんぽおと」とメモしていた。銀河は今初めて気がついたようにいった。

「そうだね、僕はあんまり気にしてなかったけど、確かにこの町の食べ物ってあんまりソースに特色がないかもしれない」
「異国のソースってどんなのがあるんだ?」
「僕がよく使うのは、焼き肉のたれとウスターソースかなぁ。どっちも果物や野菜を煮込んだソースだよ」

 アスマが再びメモをする。
 
「おーっ、やっぱり異国はソースが豊富だな! 外国から来た人に聞くと、ピダウルの飯はみんなテミスース味だなっていわれるんだ」
「あ、それ僕も思ってた。でもおいしいよ。僕は好きな味だな」
「うん、私もおいしいと思う」

 アスマがメモを見返しながら、顎に手をやった。

「うーん、外国とおんなじことをしてもつまらないな。いま市場で手に入りやすい魔草や魔性果物でソースをつくってみるか……」
「えっ」

 とたんに美怜が不安顔になった。モンスター肉が苦手な美怜だが、同時ににょろにょろ動く魔草や植物種のモンスターも食べたいという気が、やはりびたいちも起こらない。慌てたように続けた。

「そ、そのほかでいうと、ええと、例えばアイスクリームっていうのがあるんだけど、こっちにもあるかな?」
「あいすくりいむ? なんだそれ?」
 
 エンファでは動物の乳を飲むのが一般的ではない。それでもチーズやバターは市場で手に入る。それに比べれば量は少ないが、料理のコク出しにクリームも売っている。ただし、酸味が受け入れられにくいのか、ヨーグルトは見当たらない。

「クリームと卵を混ぜて凍らす……? 聞いたことない料理だな」
「料理っていうか、砂糖を入れるから冷たいお菓子だよ。フルーツのソースやナッツのペーストを入れたりなんかして、いろんなフレーバー豊富だよ」
「へー、なんかそれうまそうじゃん!」

 バシェットが軽く頭を振った。コーデルがすぐに目線を上に上げた。

「うーん、だけど凍らす魔道具がいるよね。うちじゃ誰も氷魔法を使えないし」
「私、氷魔法が使えるよ」
「えっ、マジかよ!」
「高位魔法だよ?」

 美怜はうなづいた流れで、すかさずいった。

「うん。だけど、魔性植物のアイスクリームを凍らすのは嫌かな……」
「あっ、そうか! ミレイはモンスターを食べるのが苦手なんだっけ」
「うん」
「みれちゃん、い、いいの?」

 前触れもなくスキルの開示をした美怜を、銀河は心配そうに見る。コリーナもなにか聞きたげな雰囲気だ。

「うん、私もアスマくんに協力したい。それに、ちょっと思うところもあるし……」

 そのあと、美怜は請われるままにアスマにアイスクリームのレシピを伝えた。

「今度材料を揃えておくから、一緒につくろうな!」
「うん、私も楽しみにしてるね」
 
 そう約束して庭に戻ると、大人たちはすっかりお酒によってほぐれていた。

「あら~、お祝い用に取っておいたボトルまで空けちゃったの~?」
「おお、コリーナ、お前のぶんも残してあるぞ!」
「コリーナ、待ってたよ、ここへ座りなよ!」

 コリーナがテーブルの上で空になっている何本もの酒瓶を見て腰に手をやった。

「も~、お母さん、ふたりが飲み過ぎないように見張っててっていったじゃない~」
「いやぁ、すみません。こんな家庭的な久しぶりで、すっかり甘えてしまって」

 笑顔でそういうソレイユの顔はまったく染まっていない。どうやらお酒に強いらしい。すかさずベリーナがお酒でほのかに染まった頬に手を当てコテンと首を傾げてほほ笑む。

「あらいいのよ~。風耳のこ~んな美男子を前にして、お酒がもうありませんなんて、私にはとてもいえないもの~。ホホホ……」
「んも~、誰も頼りにならないわ~」

 ベリーナの言葉を聞いて(イケメンは得だな……)と銀河は思った。隣でバシェットが両手を頭のうしろに組む。

「あーあ、こうなると長いし面倒だぞ。母さん、ふたりをタックとポーに紹介しにいっていい? 今日からお宝探索の仲間になったから」
「え~っ? 私ひとりにこの片づけと酔っ払いの世話をさせるつもり~?」
「そうだ、ミレイ! 市場の食材見にいこうぜ! 俺の行きつけの店を教えてやるよ!」
「あ、でも、片付けは……」
「あとでみんなでトリスタルするから」
「うぱぁーっ」
 
 コーデルがいうとウェリントンまでもが頭を縦に振る。コリーナが困ったように二階の窓向かって声を上げた。

「ああ~ん、もう~! 行ってもいいけど、ねぇノーチェ! バシェットたちが悪いこと教えないか見張ってちょうだ~い!」
「悪いことなんか教えないよ~」
「な~」

 バシェットとアスマがどこかニヤニヤ顔。二階の窓からノーチェが顔を出した。

「え~っ、私まだお直しの途中なのに……。しょうがないわねぇ~、ちょっと待ってて!」
「お~い、ヒシャラ行くぞ!」
「プス~」

 銀河に呼ばれてそばまで来たヒシャラだったが、満腹のせいでなんとも眠そうな顔。自分でうまく拭けないヒシャラに代わって、美怜がその口と手を拭いてあげた。

「ヒシャラ、眠くなっちゃった?」
「フス……」
「しょうがないなぁ。じゃあカラコマの中で寝てていいよ……」
「フンス」

 大食らいのヒシャラのことだ。目移りするままに珍しい料理を限界まで胃袋に詰め込んだのだろう。
 ヒシャラをセーブするとウェリントンがやたらと「うーうー」とうなる。コーデルが抱き方を変えながらウェリントをあやした。

「その使い魔に触りたかったんだって。またあとで触らせてやってよ」
「ああ、ヒシャラが嫌がらなければいいよ」
「その使い魔も異国の珍しい土地のものなんだろ? ギンガって見かけによらずすげーな!」

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