俺は、どうしても王様になりたい。

第２話 転生

　俺は気が付いたらただ白く何もない部屋にいた。
　　

　俺は何でこんなところにいるんだ。
　俺は車に轢かれて.....そこから覚えてないっ。

　「目を覚ましましたか？私は、女神のマーリンです。あなたの強い意志に思わず魂を保護してしまいました。」




　目の前にいるのは誰もが想像する可愛い女神



　ではない。


　どちらかというと可愛いくない。

　でもなぜだろう暖かく、癒される。

　お母さんみたいな感じだ。



　「女神さまでしたか。魂を保護してくださってありがとうございます」　


　「あなたは私を疑わないのですか？「よく女神じゃないだろう！」って言われるんです」


　「どうしてそう思いましょうか。マーリンさんはとても素敵じゃないですか。私はあなたといると癒されます」

　「こんなこと言われるのが初めてなのでうれしいです」

　「そうだ！！私はこれからどうなるのでしょうか」

　「あなたは転生します。それはあなたが王になることのできる世界です。よくあるファンタジーの世界みたいなところです」

　「やった！！！！俺はやっと王様になれるぞ」

　興奮のあまり女神の前で俺って言ってしまった。

　女神は素敵な笑顔でほほ笑んでいた。

　「それでは説明さしていただきます。転生するには、流れてきた魂を女神が選別して異世界に送ります。そして魂はその意志によってランク付けされます。そのランクはF～Aまであり、ランクAになるとあちらの世界では何一つ苦労せずに過ごせるでしょう。そしてステータスやスキルやレベルなどがあります」



　「なるほどそのランクによってステータスが変動するということか。あとレベルはどうすれば上がるのでしょうか？」


　「そのとおりです。レベルは魔素というものが大きくかかわります。魔素の持つ魔獣などを倒すことによりレベルが上がります。つまり魔素を魂が吸収することによりレベルが上がります。そして魔素は人間にも動物にも有害なのです。直接魔素を取り入れると体が崩壊していきます。なので戦闘によって間接的に魔素を取り入れることしかできないのです。レベルが上がるとそのレベルに応じて魔素に耐えれるようになります」



　「なるほど。とりあえずステータスを見してください」

　「心の中でステータスオープンといえばわかりますよ」

　なるほど。ステータスオープン！




　名前
　レベル１
　称号　女神に愛されし者（保護）
　職業　
　ランク　EX
　　
　体力　３００
　魔力　１００００
　攻撃　１０００
　防御　７００
　知力　１０００

　固有スキル
　魔素耐性EX　スキルレベル補正EX　成長補正EX　王の意思
　
　エクストラスキル
　武術Lv６ 回復速度上昇Lv3 身体強化Lv5　無限収納Lｖ-カリスマLv-　
　
　スキル
　幸運Lv6　料理Lv3　　
　
　
　魔法
　全属性魔法Lv6
　

　加護　女神の加護（極大）

　
　なんか強そうだな。



　「今から転生の時に恒例のスキル贈呈を行いたいと思います」

　なるほどこのスキルはもともとの自分のスペックということか。

　「そのスキルは選べるのですか？」

　「いいえ、完全なランダムです。ランクも関係ないです。そしてもらえるスキルの数もランダムです。1～3個のスキルをもらえます」

　どうしよう。緊張してきた。


　「もらえるスキルは.............魔道具作成EX、言語理解EX、限界突破」

　これがすごいのかわからない。

　「すごい..........固有スキルが2つなんて......それでは素晴らしい人生を送ってください」











　ここで意識が途絶えた。