上 下
1 / 4

アンリ二世とノストラダムス

しおりを挟む
それは詩の形をした預言・・今より古きフランスの地 ヴァロア王朝の一人 
終焉を迎える王朝の輝ける光 彼方のフランク王国から続く古き血を引く者
アンリ二世 彼の悲劇が語られる。

敬虔なるキリスト教徒で勝利に愛された王の死 その予知
四年前に語られた文集 
書いたのは王家に仕えるミシェル・ノストラダムス 改修したユダヤ人 古き家系

「若き獅子が老いた獅子を打倒せしめ、かの戦いの場にて、一騎討ちの勝負で
金色の囲いのなか、男は目を破られる
二つがひとつに、それから間もなく死が訪れる
それは残酷な死」

アンリ二世が突然の死を迎えたのは
1559年6月30日 夕方
馬上の槍試合

彼は不安を幾度も口にする妻のカトリーヌ・ド・メデッス(メデッチ)
彼女の不安を余所に‥試合に臨んだのだ。


続く
※詩の訳文を少し変えてます

11月吉日 射手座新月
しおりを挟む

処理中です...