銀色のラベンダー金色のブルーベリーを捜してワン

のの(まゆたん)

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リアンとの食事(アーシュさん+小鳥さん)

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リアンとの食事(アーシュさん+小鳥さん)

酒の入ったグラスをテーブルに置くリアンさん

こんがりとよく焼けたお肉にスパゲテイをパクパク食べてる、わん子さん
冷たい水を口にするアーシュさん。


「そうか、魔法の薬を浴びて、小鳥に変身したんだね。 エイル。」 
 「ピピピーツ」

「君たちも大変だったみたいだ。」

ええっと、君?

アーシュさんに目を向けるリアンさん。


「名前は?」 

わん子さんの口にさっと手をやり

「ほら、あまり、急いでパクつくと、のどに詰まる」と言って、

ナプキンで、わん子さんの口を押さえながら、一言

「……サラ」

「うん?そうだったけ?」「……」

アーシュさんは偽名を名乗ると

すると、いきなり、テーブルの下で、
わん子さんの手をギュウッと握り締める!「へ?」

あーしゅさん、
 何で、そんないきなり、熱い(情熱的な)目で、
わん子を見るのですか?わん!

そんな、どうしよう?僕アーシュさんとは 友達のままでいいです!!ワン!

小さな声で、「いいな しばらくの間 俺はサラだ

特に、初対面の見知らぬ隣国の貴族相手に
俺の素性を悟られたくない。」


え、アーシュさん 
いいけど、相手はエイルさんのお友達でしょう?

小鳥さんことエイルさんも何か言いたげだけど、
とりあえず、黙ってる。


そういえば、僕に留守番をたのんだ、魔女さんが言ってたけ
『…黒の貴族の少年(アーシュさんの事)……

この御時世だし、高位ゆえかしら  
 何度も命を狙われて、危ない目にあって、人間不振かもね

扱いに気をつけてね。』

小鳥さんことエイルさんは、アーシュさんの方に飛んできて、

ね、そのパンちょうだいとおねだり、「ピピピ」と鳴いて
ほら、ごはん食べて!とジェスチャーをする。

そんな様子に小鳥さんことエイルさんに笑いかける。
  現在、偽名サラと名乗るアーシュさん。

「本当に仲良しだね」微笑んでいるリアン。

「エイル….エルトニア姫さまとは どおいう関係だったですか?ワン!」


「白の国でのエイルの事や私との関係を知りたいのかい?」と明るくリアンさん
空になったワイン 再びぶどう酒をそそぎ、それを一気に飲み干す。

「遠い親戚では、あったけれど、私の父とエルトニアの父は仲がよく

年に何度か エイルの家に遊びに行っては、世話になったよ。

勉強嫌いのエルトニアに、どうにか勉強させたもんさ」

  「ピピピピッーツ」
低い声で、抗議する小鳥さんことエイルさん


「あ、嫌いな科目が2,3あっただけだったね
ハハハ、ごめんエルトニア」とリアンさん

「ピー」ぷいと拗ねて横をむくエイル

「まあ、私もエイルに川での魚釣りや
森に咲く花の名前や薬草なる珍しい草や実の事を教わったよ」



「その頃のエイルは、髪を短くして、やんちゃで、
ちょっと乱暴な口調でしゃべる…..


よくエイルに誘われて森で遊んだものだよ。


エイルは、明るいお日様みたいで
いつも元気にキラキラしていた。」

「そうなんですか?ワン」



「そんなエイルが 私は大好きだった…..今も」
 「えっ?ワン?」「ピッツ?」「!?」



と、突然ここで、リアンさんが白の国の言葉で、喋りだす

(※つまり、外国語、リアンとエイルの国の言葉、
ワン子さんには聞かせたくないらしい)



「私は貴方の事をよく知っている。
  貴方が昔、白の国へ人質として来ていた頃の事をね。」

「エイルはその事を忘れてしまっているようだが・・いや貴方もか・・

アーシュラン殿  いや火竜王(サラマンデイア)、黒の王」

息を呑むアーシュ が、すぐに強気な表情に変わる

「知りあいだったのか・・?」

「子供時分にはね・・たまにね・・エイルの父の城でよくね
・・・何かの魔法で子供の姿に?」

「まあな・・」

「しかし・・俺のその程度の誤魔化しを

 無策を心の中で笑って

 知らないふりをして、いた方がよかったのじゃないか?」
ため息をつき、かすかに笑うアーシュ

「リアン殿
元敵国であり、高い位にあるエイルの父親とも深い繋がりがあるなら、

おそらく、貴方は
白の宗主たちとも関わりがあるがあるのだろう?」

ワインを注ぎながら
「現「白の宗主」さまは私の異母兄弟だ」とリアン

「この事実を知って、生きて、白の国に戻れると?」
とアーシュは笑って答える

そこへ「ピイイイ!」顔色を変え、
 小鳥さんことエイルさんが慌てて鳴く!

「小鳥さんエイルさん、どうしたんですかワン? 
 二人何話てるんですか?ワン」
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