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再会と戸惑い

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黒い亀裂に落ち込み 千三百年前の古代の時間に来てしまった
ファリとレーヴ

居ないはずのアーシュ達の姿に驚いていたが・・


「一体 どうゆう事だろう」レーヴは冷や汗を流しながら呟く

「千三百年前の古代の時代 現身のアジェンダ王様
何故 三百年後に生まれるはずのアーシュ様やアシャルが此処に?」

それにアシャルの眼帯代わりの布は?」ファリ

「アーシュ様の瞳の色が 片方が青に・・」レーヴ




「・・知り合いなのかサラ サリューン?」アジェンダ

「そうなのですか?サリューン様 うふ」アリシア姫

「ええっと 長い付き合いの二人です
浅黒い肌の青年はファリ 金髪の青年はレーヴ

ファリ 久しぶりだな 俺の事を忘れたのか
ヴァインズ子爵 サリューンだよ

俺の双子の兄サラの事も忘れたのかな?」微笑むサリューンことアシャル


「え・・あ・・ああ」ファリ

「後で ゆっくり話そう・・ふふ」サラことアーシュ

近づき そっと話すサラ
「詳しい事情は後で話す 今は話を合わせて
余計な事は話すな ファリ レーヴ

それにこちらも聞きたい事がある

・・それとアーシュの名前は厳禁だぞ」


「あ、はい」レーヴ 

ファリは黙って頷く

「うふふ 食用スミレの砂糖漬けにスミレのお酒はいかがかしら?
アーモンドペーストのカリソン アーモンドミルクで作った美味しいお菓子も
沢山ありますわ  黒すぐりのパイ 軽食用のシェパード・パイも

ああ、テイン・ベリーのゼリーもご用意しますわね」アリシア

「タタンタルトもリンゴ入りマフィンもあるぞ ファリ レーヴ
 リンゴの発砲酒もな」サラ

「ああ、有難うございます お好きなリンゴですね アー・・」
思わずいつも癖でアーシュと言いかけるファリ

さっと手をやり 唇を塞ぐサリューン

「?」「??」アジェンダとアリシア姫はきょとんとしてる


そして物陰から見てる黒猫の二人組
「ナイス 二人とも」アシャ

「ですね~アシャ叔母様」アラシャ
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