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黒の王宮の地下牢獄 巨人族のアーサー
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王宮の地下の牢獄
収容所から 移され 取り調べを受けてる巨人族の多くの兵士達
その中で 二人の男がヒソヒソと話をしている
一人は 見事な赤毛の男
「取り調べを 上手く 切り抜けられましたね アーサー様」
「ああ、無事に王族とはわからずに済んだ」赤毛の男アーサーは言う
アーサー・・
彼は巨人族の王の側室だった白の国のエリンシア姫 羽琴の姫君の今の夫
「無事に帰れそうだ」
胸元のペンダントの蓋を開ける 中には小さな絵
エリンシアとエリンシアの腕に抱かれてる赤毛の赤ん坊
アーサーか王か どちらかの子供・・
「待っていてくれ エリンシア」
「もう少しの辛抱ですね」
「ああ 君も 早く家族の元に帰りたいだろう」
地下の牢獄 上の方には小さな鉄格子のはめ込み窓がある
そこから 雪花の木々が覗ける
「雪花の木か
花びらが 我が国の雪のようなだな
花が散る頃には短い冬の季節だという」
「そうですね
ここは暖かい国ですが 我らの国は長い冬に雪深い」
「そうだな」
故郷の白の国 それに黒の国
どちらも温暖で暖かい国で 育ち過ごしていたエリンシア
寒がりの彼女は暖炉の前でまた手を温めてるだろうか?
それとも
また 従兄である巨人族の王にまた酷い事をされて泣いているやも
それにエリンシアの赤子は 大きくなっただろう
どうしているのか?
様々と想いながら・・雪のような・・
降りしきる雪花の花びらを見る巨人族のアーサー・・
収容所から 移され 取り調べを受けてる巨人族の多くの兵士達
その中で 二人の男がヒソヒソと話をしている
一人は 見事な赤毛の男
「取り調べを 上手く 切り抜けられましたね アーサー様」
「ああ、無事に王族とはわからずに済んだ」赤毛の男アーサーは言う
アーサー・・
彼は巨人族の王の側室だった白の国のエリンシア姫 羽琴の姫君の今の夫
「無事に帰れそうだ」
胸元のペンダントの蓋を開ける 中には小さな絵
エリンシアとエリンシアの腕に抱かれてる赤毛の赤ん坊
アーサーか王か どちらかの子供・・
「待っていてくれ エリンシア」
「もう少しの辛抱ですね」
「ああ 君も 早く家族の元に帰りたいだろう」
地下の牢獄 上の方には小さな鉄格子のはめ込み窓がある
そこから 雪花の木々が覗ける
「雪花の木か
花びらが 我が国の雪のようなだな
花が散る頃には短い冬の季節だという」
「そうですね
ここは暖かい国ですが 我らの国は長い冬に雪深い」
「そうだな」
故郷の白の国 それに黒の国
どちらも温暖で暖かい国で 育ち過ごしていたエリンシア
寒がりの彼女は暖炉の前でまた手を温めてるだろうか?
それとも
また 従兄である巨人族の王にまた酷い事をされて泣いているやも
それにエリンシアの赤子は 大きくなっただろう
どうしているのか?
様々と想いながら・・雪のような・・
降りしきる雪花の花びらを見る巨人族のアーサー・・
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