運命の麗しき皇妃たち・皇帝に愛された妃~薔薇のような美貌の皇妃 エーメとジョゼフーヌ~~【フランス皇帝ナポレオンとオスマン帝国の帝の妻】

のの(まゆたん)

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パリ 揺れる馬車 ダイヤの首飾り

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それはまだ 彼女がロアン枢機卿と会う少し前の出来事となる。

揺れる馬車の中で‥
ジョゼフィーヌ(ボアルネ子爵夫人)と
後の首飾り事件の主犯となるジャンヌ・ド・ラ・モット伯爵夫人が
楽しそうにお喋りをしていた。

「先日、前の国王陛下がデユバリ―夫人の為に作られたという豪華な首飾りを
店で見たのですけど 大変、素晴らしいものね」
ジャンヌ・ド・ラ・モット伯爵夫人
「ええ、私も見ましたわ 店でなく、デユバリ―夫人の屋敷で
お店の方が購入のご相談を・・」ジョゼフィーヌは微笑して答えた。

「もっとも、あれだけの品物ですもの 金額が桁違い
王侯貴族かよほどの富豪ではないと買い上げは難しいわ」

「世話好きで優しい方だから
高貴な方などの人脈の多いデユバリ―夫人に
どなたか購入できる方の紹介をして頂けないかとも問われてましたわ」
「マリーアントワネット王妃様にも 別注文の時に店は問い合わせたとか」
ジョゼフィーヌ

「だけど、すげなく断られたみたい」ジョゼフィーヌ
「それは残念は話ねボアルネ子爵夫人|《ジョゼフィーヌ》」ラ・モット伯爵夫人

「そういえば王妃様といえば 
ロアン枢機卿がマリーアントワネット王妃様にお会いしたくて、あちらこちらに話をしているそうよ」ジョゼフィーヌ

「あのロアン枢機卿さま?」
「ええ、先日デユバリ―夫人からの招待の夜会でお会いして、お話をしたことがあるわ」
「それ以来 時々お会いする機会もあるわ」ジョゼフィーヌ

「まあ、そうなの」「ええ」
「あ、マカロンはいかが?ボアルネ子爵夫人《ジョゼフィーヌ》」「あら、うれしいわ有難うございます」

石畳の道を馬車は馬の足音と車輪の回る小気味よい音を立て、柔らかな日差しを浴びてパリの街中を行くのだった。
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