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6勇者様の恋心が見えるようになった!
今日は休みの日だ。
魔族の街に遊びに来ている。
――まあ、勇者が現れたら、戦いに参加しなきゃいけないんだけどな。
勇者達は、魔物を狩るため、世界中を旅している。
仲間には高位な魔術師がいて、転移魔法を使うのでやっかいだ。
ひたすらレベル上げに励んでいるのだ。
「アニキ!」
「どうしたコッゴ?」
コッゴはゴブリンの子供だ。
まだひ弱で性格も大人しく、いつも俺の後をくっついて歩いている。
先日、親がいる洞窟から戻ってきて、また俺にべったりだ。
コッゴは俺の肩に乗ると、ひそひそと話した。
(さ、さっき勇者がアニキに伝言しろって)
「勇者?」
コッゴから訊いた話は、いつ来るんだと、睨まれたという。
俺はハッとする。
――まずい! お土産用意しないと!
俺はコッゴに、魔王の城に戻るように伝えて、馴染みの店主に相談することにした。
この街に来ている勇者が、俺が目的だとは、仲間達に知られたくない。
「こんちわあ」
「いらっしゃい」
「あ、勇者!?」
店主は縛られて、口を布で塞がれており、顔を振っている。
勇者が俺に歩み寄り、腕を掴んだ。
――ま、まずいぞ!
俺はへらへらしながら、媚びてみた。
「勇者さま! また会えて嬉しいですう♡」
「はあ? すっかり忘れていたくせに、ふざけるな! お前はこのまま連れて行く!」
「え!?」
ギュッと右手を握りしめられた瞬間、ポンッと何かが表示される。
そこには……。
勇者のカズヤへの恋心
MAX100
と浮かび上がっていた。
――は?
どこぞの乙女ゲームのような展開に、俺は青ざめた。
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この街に来ている勇者が、俺が目的だとは、仲間達に知られたくない。
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――ま、まずいぞ!
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「勇者さま! また会えて嬉しいですう♡」
「はあ? すっかり忘れていたくせに、ふざけるな! お前はこのまま連れて行く!」
「え!?」
ギュッと右手を握りしめられた瞬間、ポンッと何かが表示される。
そこには……。
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どこぞの乙女ゲームのような展開に、俺は青ざめた。
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