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終章【心を紡ぎ我が世は華やぐ】
十四話
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泰正が英心と共に、視素羅木の屋敷に移り住んでから、一月が経った頃。
清明は道満と共に酒を酌み交わし、この先について話し合っていた。
「しかし、この屋敷もすっかり寂しくなったものだな」
「……お前は、ほとんどここに住んでいるようなものだが、どういうつもりだ?」
「ははっ私まで居なくなれば、お前は一人きりだぞ。それに、我らは一心同体のようなもの、離れられぬ」
「……っどの、口がいうか!」
「ハハッまあ、そう怒るな……どうやら、我らはこの世界では、血を残すわけにはいかぬ。我らの血は、未来に混沌をもたらすらしい。ならば、二人で力をあわせて、新たな術を生み出さぬか? その力を、我が子として大切にせぬか」
「……っ!」
かわらけを壊しかねない勢いで握りしめる道満だが、急に瞳を伏せて、ため息をついた。
「清明、子を成すことができないのは……本当に良いのか……」
珍しくしおらしい態度を見せる道満に、清明の嗜虐心が刺激を受ける。
肩を引き寄せて頭を撫でた。
道満は声を上げて文句を叫ぶ。
「己は子供ではないぞ!」
「ハハッ道満よ、お前こそ良いのか? 私は、お前を伴侶にと考えているが」
「ばっ、馬鹿な考えだ!」
「道満、本当に素直ではないな」
「ぐ、ぬううう!」
むくれた道満を宥めつつ、清明は今更ながら、泰正と英心の婚姻の儀への招待を断ったのを後悔していた。
道満に問われた際には、特に理由はないと話してはいたが、羨ましいと感じているのかもしれない。
ふと肩に重みを感じて目を向けたら、道満が頭を乗せて大人しくしている。
「道満?」
「……いいぞ、お前の伴侶になってやっても」
「……そうか!」
清明は道満を抱き締めて、そっと唇を重ねた。
唇が熱い……道満が身じろいで、小さな声を上げて震えている。
季節は師走を迎え、シジウカラメがツピーと囀る声が響いていた。
清明は道満と共に酒を酌み交わし、この先について話し合っていた。
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「……っどの、口がいうか!」
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「……っ!」
かわらけを壊しかねない勢いで握りしめる道満だが、急に瞳を伏せて、ため息をついた。
「清明、子を成すことができないのは……本当に良いのか……」
珍しくしおらしい態度を見せる道満に、清明の嗜虐心が刺激を受ける。
肩を引き寄せて頭を撫でた。
道満は声を上げて文句を叫ぶ。
「己は子供ではないぞ!」
「ハハッ道満よ、お前こそ良いのか? 私は、お前を伴侶にと考えているが」
「ばっ、馬鹿な考えだ!」
「道満、本当に素直ではないな」
「ぐ、ぬううう!」
むくれた道満を宥めつつ、清明は今更ながら、泰正と英心の婚姻の儀への招待を断ったのを後悔していた。
道満に問われた際には、特に理由はないと話してはいたが、羨ましいと感じているのかもしれない。
ふと肩に重みを感じて目を向けたら、道満が頭を乗せて大人しくしている。
「道満?」
「……いいぞ、お前の伴侶になってやっても」
「……そうか!」
清明は道満を抱き締めて、そっと唇を重ねた。
唇が熱い……道満が身じろいで、小さな声を上げて震えている。
季節は師走を迎え、シジウカラメがツピーと囀る声が響いていた。
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