143 / 179
最終章 世界の理は変わらない
《幕間》いいから戻るよ!2
しおりを挟む
「それで、魔王様どっちに持ってもらいたいですか?」
あのあと、一通り言い争うと、本題を思い出したのか、私の顔を伺うように、インクプスが訊いてきた。
正直、そんなことはどうでもいいし、これってあれでしょ?
どっち選んでもだめなやつでしょ?
いや、私はどっかのなろう系主人公とかみたいになることはしたくないからな~。
そんなふうに、この状況をどう切り抜くか考えてると、
「魔王様......?その、悩むほどのことなんですか...?」
インクプスが、「もちろん、私ですよね?」といわんばかりのことを言われた。
いや、どこからその自信が来るの!
今までのことを考えたら、どう考えてもインクプスに持たせるわけないでしょ。
うん......?
そのとき、私はあるいい考えが浮かんだ。
「それじゃ、ロノアが持ってきて?」
私は一言そう言うと、今度こそ城に向けて行こうとする。
けど、それを止めるかのようにインクプスから声がかかる。
「なんでですか...!なんで、サキュバスなんかなんですか!」
「マオちゃん...!これが、私とインクプスの差なんですわ!」
「だって、インクプスの方が強いでしょ?」
私がそう言うと、インクプスは一度キョトンとして、『何を言ってるのかわからない』という顔をしていたが、なにか理解したのか納得した表情をしていた。
けど、ロノアは全く気づいていないようだった。
あのあと、一通り言い争うと、本題を思い出したのか、私の顔を伺うように、インクプスが訊いてきた。
正直、そんなことはどうでもいいし、これってあれでしょ?
どっち選んでもだめなやつでしょ?
いや、私はどっかのなろう系主人公とかみたいになることはしたくないからな~。
そんなふうに、この状況をどう切り抜くか考えてると、
「魔王様......?その、悩むほどのことなんですか...?」
インクプスが、「もちろん、私ですよね?」といわんばかりのことを言われた。
いや、どこからその自信が来るの!
今までのことを考えたら、どう考えてもインクプスに持たせるわけないでしょ。
うん......?
そのとき、私はあるいい考えが浮かんだ。
「それじゃ、ロノアが持ってきて?」
私は一言そう言うと、今度こそ城に向けて行こうとする。
けど、それを止めるかのようにインクプスから声がかかる。
「なんでですか...!なんで、サキュバスなんかなんですか!」
「マオちゃん...!これが、私とインクプスの差なんですわ!」
「だって、インクプスの方が強いでしょ?」
私がそう言うと、インクプスは一度キョトンとして、『何を言ってるのかわからない』という顔をしていたが、なにか理解したのか納得した表情をしていた。
けど、ロノアは全く気づいていないようだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる