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一話 あの、可愛すぎるんですが?
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私が死ぬ前、ちょっとだけやっていたゲームの舞台に私は転生していた。
最初は喜んだが、私が悪役令嬢だということを知ったときの絶望はやばかった。
悪役令嬢の名は、ロア・ブラリレット。
ただ、一つだけいいことがあったとすれば、胸が大きいこと!
生前、私は胸の小ささにコンプレックスを抱えていたほどに、小さい胸だった。
けど、今はそれが嘘だったかのように大きな胸が私にはある。
少し動けば、たゆんたゆんと揺れる豊満な胸がっ......!
胸が大きい人は、よく『肩こる』とかほざいていたけど、これからは私もそれの仲間入り!
そもそも、なんで前世の記憶があるのか私にはわからないけど、生前にも前世の記憶をもって生まれてくる子とかいたし、そういうことなんだろう。
そして、話は学院に入学して、攻略者と一目合った瞬間に戻る。
もちろん、このときは完全にスルー。
ここで、一つ大事なことがある。
それは、この『魔法学院』にはたくさんの決まりがある中で、その中でも一番おもしろい決まり。
まず、寮制。
そして、同学年の生徒二人が一つの部屋を共同で使うこと。
もともと、私は攻略者を虐める予定だったこともあり、あらゆるコネとかいろいろ使って、攻略者と同じ部屋になってる。
まあ、今では仲を深め、恋人になるための近道になっただけだけど。
それにしても、運が良かった。
ちなみに、入学式なんて退屈なもんは、私は出なくてもいいことになってる。
まあ、それだけの成績をだしたからね。
そんなわけで、これから私と攻略者の愛の巣になる部屋に直行することにした。
「こんにちは。えっと、私はメアリー・ブラウンと申します」
部屋に入るなり、自己紹介とともに挨拶をしてくれたのは、紛れもなく攻略者だった。
そもそも、この子を見間違えるわけがない。
さらさらの金髪に、凛とした顔立ち、それでいて柔らかな印象を与える優しい翠色の目。
そして、なによりこんなにかわいい女の子が他にもいるわけがない。
そんなわけで、この子は間違いなく攻略者だ。
「私の名はロア・ブラリレット。ロアと呼んでいいわよ」
「それでしたら、私のことはメアリーと呼んでください」
「メアリー、ね。よろしく」
よっしゃっ!
呼び捨てし合う仲まで発展した。
つまり、これでお友達成立ということだ。
最初は喜んだが、私が悪役令嬢だということを知ったときの絶望はやばかった。
悪役令嬢の名は、ロア・ブラリレット。
ただ、一つだけいいことがあったとすれば、胸が大きいこと!
生前、私は胸の小ささにコンプレックスを抱えていたほどに、小さい胸だった。
けど、今はそれが嘘だったかのように大きな胸が私にはある。
少し動けば、たゆんたゆんと揺れる豊満な胸がっ......!
胸が大きい人は、よく『肩こる』とかほざいていたけど、これからは私もそれの仲間入り!
そもそも、なんで前世の記憶があるのか私にはわからないけど、生前にも前世の記憶をもって生まれてくる子とかいたし、そういうことなんだろう。
そして、話は学院に入学して、攻略者と一目合った瞬間に戻る。
もちろん、このときは完全にスルー。
ここで、一つ大事なことがある。
それは、この『魔法学院』にはたくさんの決まりがある中で、その中でも一番おもしろい決まり。
まず、寮制。
そして、同学年の生徒二人が一つの部屋を共同で使うこと。
もともと、私は攻略者を虐める予定だったこともあり、あらゆるコネとかいろいろ使って、攻略者と同じ部屋になってる。
まあ、今では仲を深め、恋人になるための近道になっただけだけど。
それにしても、運が良かった。
ちなみに、入学式なんて退屈なもんは、私は出なくてもいいことになってる。
まあ、それだけの成績をだしたからね。
そんなわけで、これから私と攻略者の愛の巣になる部屋に直行することにした。
「こんにちは。えっと、私はメアリー・ブラウンと申します」
部屋に入るなり、自己紹介とともに挨拶をしてくれたのは、紛れもなく攻略者だった。
そもそも、この子を見間違えるわけがない。
さらさらの金髪に、凛とした顔立ち、それでいて柔らかな印象を与える優しい翠色の目。
そして、なによりこんなにかわいい女の子が他にもいるわけがない。
そんなわけで、この子は間違いなく攻略者だ。
「私の名はロア・ブラリレット。ロアと呼んでいいわよ」
「それでしたら、私のことはメアリーと呼んでください」
「メアリー、ね。よろしく」
よっしゃっ!
呼び捨てし合う仲まで発展した。
つまり、これでお友達成立ということだ。
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