エンジェルが〜るず!

R.K.

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4月 春は転校の季節

     いい知らせがあるんだよ

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「ねぇ、私そろそろお腹空いたんだけど~。コト、遅いのが悪いんだし、早く夜ごはん食べたいんだけど?」

「ダメ!」

「でもほら、冷めちゃうし~」

「それじゃ、今すぐ連れてきて?」

 なんでこんな空気の中、夜ごはんを食べなきゃならないのよ!神であるこの私を待たせること、万死に値するわ。カナ、この報い、絶対に受けてもらうわよ。✽

「でも、私もお腹が空きました。それに、冷めてしまったらせっかくの夜ごはんが台無しになっちゃいます」

ピンポーン//

「遅いわよ、カナ!」

 そう言いながら、メルが真っ先に玄関に行く。
 ここ、あんたの家じゃないでしょ!✭

「いや~、ごめん、ごめん。でも、許して」

「なんだ、カナちゃんが来ないんじゃないかと思ったよ~。後4分遅かったら殺しに行ってたところだよ」

「怖っ!でも、今回はちゃんと理由があるんだよ」

「理由、ですか?それはなんですか?」

「どうせ、今日発売日だったゲームをしててとか、そんなところでしょ?」

「何をー、失礼な!毎回毎回私がそんなくだらない理由なわけがないでしょ」

「私はカナとどこかで待ち合わせると、必ずそういう理由で遅れてくてきてたと思うけど?てか、くだらないことはわかってたんだ......。それで、なんでなの?」

 カエは明らかに呆れながら私にそう訊いてきた。☆

「それは──」

ぐうぅ~う//

 と、そこでカナのお腹の音がなる。

「先に、夜ごはんにしましょう」

 ホシはそう言って、くすりと微笑んだ。
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