エンジェルが〜るず!

R.K.

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4月 春は転校の季節

     いい知らせがあるんだよ2

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「やっぱり、コトの料理は最高だよ~」

「それで、理由──」

「そう?それならよかった!ホシちゃん、どう?」

 メルが何かを言おうとして、無視される。

「はい、とてもおいしいですよ!本当にコトさんは、お料理が上手なんですね」

「カナ、遅れた──」

「コトは誰にも渡さないからな!コトは私のものだ!」

 また、メルが何かを言おうとして無視される。

「あんたのじゃないでしょ。それに、コトが結婚したらどうするのよ」

「よし、絶対に邪魔しよう」

「やめろ」

「それで、理由を──」

「私のために、本当にありがとうございます」

「て、いい加減私の話を聞きなさいよー!」

「いや、今は夜ごはんの時間だから」

「いやだって、気になるのよ!」

「夜ごはんを食べたら話す」

「本当に?まあ、それなら......」

 そうして、私たちは楽しく談笑しながら夜ごはんを食べるのだった。


「いや~、本当に美味しかったわ。わたしに捧げる供物としては合格点ね」

「あんたは何様だ」

「えっ?神様ですけど?」

 腹立つ~!✭

「それで、遅れた理由ってなんなの?」

「そういえばまだ、聞いてなかったわね」

「うん?ああ~!そう、私には遅れた理由がちゃんとあるんだよ」

 そうして、私は話すことにするのだった。
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