報酬はカラダで、

有永

文字の大きさ
12 / 14

Chapter10: 摘み食いからの衝動

しおりを挟む





「…待て、セシル。まだ、今は…」

エリファスの声がわずかに掠れた。彼の意識は、明日を待たずに、目の前の獲物に食らいつきたいという衝動で満たされ始めていた。
セシルはゆっくりと回り込むとエリファスの前に跪く。

「……っ」

エリファスが息を飲む。

「報酬は『抱かれる』事です。これは違いますよ」

セシルはエリファスの剛直を両手で握ると舌を妖しく這わせた。

セシルが、エリファスの男の誇りである巨大な肉棒を両手で包み込み、舌を這わせるその行為は、エリファスの理性にかろうじて残っていた最後の枷を外すには十分だった。

「ッ、待て、セシル…!」

エリファスが声を荒げるが、セシルは聞く耳を持たない。その濃い青の瞳は、すでに快楽の熱に浮かされていた。セシルは、その巨大な先端を、まるで獲物を味わうように、少しずつ、丁寧に口に含んでいった。

『なんだ、この男は。まるで…すべてを見透かしたように、俺の弱点を突いてくる…!』

エリファスの脳裏に、昼間の会話が蘇る。


『大きいの、大好きですね。貴方位のをお持ちの男性が特に。遅漏だと尚燃えます。掘られるのが好きなので』


セシルは、エリファスの異常なまでの巨根と、それに伴う遅漏体質を見抜いていたかのように、焦らし、煽る。

「…くそっ」

エリファスの全身の筋肉が硬直する。湯浴びの行為が、一気に性的な前戯へと変貌した。セシルの艶めかしい舌の動き、そして時折漏れる卑猥な水音が、静かな幹の中に響き渡る。セシルは、一度、深く、根元近くまで飲み込むと、満足そうに目を細めた。

「…貴方の『生』、俺が今、実感させてあげますよ」

セシルはそう囁くと、勢いよく剛直を喉奥に突き当てる。

「んッ!ぐぅ…!」

エリファスの喉の奥から、思わず呻きが漏れた。彼の巨根が、セシルの喉を何度も突き、セシルは涙目で、しかし快楽に歪んだ顔で、それを飲み込む。

「くっ…!ダメだセシル、口を離せ。出ちまう…!」

セシルの喉の奥を、まるでピストンのように巨大な肉棒が貫く。エリファスの全身は硬直していたが、セシルが喉で雁首を強く圧迫した瞬間、彼の理性のタガは完全に外れた。

「……あ"あ"!セシル、てめぇ……!」

その言葉と同時に、エリファスの激しい絶頂が訪れた。彼の身体は痙攣し、熱い精がセシルの喉の奥へと勢いよく注ぎ込まれていく。セシルはそれを一滴も残さず、貪るように飲み干した。

「……濃くて美味しかった」

セシルは艶然と微笑むと、口の端についた精液を舌で舐め取った。立ち上がるとエリファスの胸に顔を埋める。

「………セシル、報酬じゃないと、今は俺はお前を抱けないのか?」

エリファスはセシルを抱き締めると、余裕のない声色でセシルに問うた。

「……そんな事はないけど、うわっ!」

セシルが言い終わる前に、エリファスはセシルを抱えると階段を駆け上がった。

螺旋階段を乱暴に駆け上がり、エリファスはセシルを寝袋が敷かれた床に押し倒した。木の家全体が軋むほどの衝動的な動きだった。

「ちょっ、エリファス、落ち着いて…!」

エリファスは息を荒くしながら、セシルの細い首筋に顔を埋める。彼の巨大な肉棒は、先ほどの口内での快楽によって完全に勃ち上がり、29センチの凶器となってセシルの腰に熱を伝えていた。セシルの吐息が、エリファスの胸板に熱い渦を作る。

「セシル、挿れたい。いいか?」

エリファスが切羽詰まる声でセシルに乞う。セシルはエリファスの首元に抱き着くと掠れた声で耳元に囁く。

「…中に、出して」

その言葉を聞いた瞬間、エリファスの全身の血が沸騰した。彼の征服欲と肉欲が、セシルの純粋な誘惑に引きずり出され、もはや限界を超えていた。

「望み通りにしてやる…!後悔するなよ、セシル!」

エリファスはセシルの腰を両手で掴み、その細い体を自分の方へ引き寄せた。セシルは抵抗せず、その濃い青の瞳でエリファスの激情をまっすぐに受け止める。

「後悔なんて、しないよ…。エリファスのが欲しい…」

セシルの言葉は、エリファスの獣性をさらに煽った。エリファスは自分の巨大な肉棒をセシルの股間に押し付けた。

「っ…少し痛いぞ。手加減はしない」

「構いません。…それも、『生』の実感だから」

セシルの覚悟に、エリファスの理性の最後の鎖が断ち切られた。彼は、セシルの細い腰をしっかりと掴み、巨大な肉棒の先端を、慎重さもなく、荒々しく、その穴へと突き立てた。

「っああああ!」

セシルの悲鳴にも似た喘ぎが、木の家に響き渡る。29センチの巨根が、無理矢理セシルの肉壁を押し広げ、奥へと侵入していく。

「くそっ…!狭い、狭すぎる…!」

エリファスは歯を食いしばる。セシルは経験は豊富だが、エリファスの規格外のサイズは彼の今までの経験をも凌駕していた。

「ひっ、ぐぅ、あああ…!エリファ、スっ…!」

セシルは苦痛に顔を歪ませるが、同時にその瞳には、求めていた強い刺激への熱狂が宿っていた。

「待ってろ、今、全部埋め込んでやる…!」

エリファスは一気に腰を深く落とし、その巨大な肉棒の全てを、セシルの奥深くにねじ込んだ。セシルの細い体が、エリファスの体躯に完全に覆い被さるように沈み込む。

「んんんんっ!!!」

セシルの口から呻きが漏れ、彼の背中が弓なりに反った。奥深く、賢者の誰も知らない場所まで、エリファスの肉棒は到達していた。

「ふぅ…っ、セシル…」

エリファスは、自身の巨根がセシルの体の奥を完全に満たしている感触に、ゾクゾクと快感を覚えた。セシルの内側は、硬く、熱く、そして粘着質な蜜に満ちていた。

「……は、あ…っ、あ、ぐ、え、りふぁ、す…もっと…」

セシルの声は喘ぎに変わっていた。苦痛は快感へと変質し、セシルはエリファスの背中に爪を立て、より深い侵入を請う。

「望み通りに!」

エリファスは、セシルの細い腰を掴んだまま、猛烈な勢いで腰を突き上げ始めた。バルク体型の肉体から繰り出される突き上げは、木の家を揺るがすほどの激しさだった。

「ひっ、あああぁぁあ!!!」

セシルの絶叫が、森の静寂を切り裂く。彼の体は完全にエリファスの支配下に置かれ、彼の『生』の実感は、エリファスの巨根によって、体の奥底から揺さぶられていた。

「ここが、君の求めている場所だろう…!俺の種で、君を満たしてやる!」

エリファスは、セシルのS字結腸の入口辺りを、意識的に何度も突き上げた。セシルの表情は、恍惚と苦痛が入り混じり、すでに理性を失っていた。

「あぅ、んんん…っ、中、に…!だ、し、て…!」

セシルはただ、精を注ぎ込まれることだけを望んだ。エリファスは、この美しく狂った賢者の欲望を、全身全霊で受け止めた。セシルの細い腰をしっかりと掴み、まるで大剣を振り下ろすように、何度も、深く突き込んだ。

「セシル、いいか、よく聞け……!お前が俺を、一生忘れられない男にしてやる…!」

その言葉が、セシルの意識の最奥を揺さぶる。

「……んん!…っエリ、ふぁ、あ、す…!!!」

エリファスは、セシルの内側の熱が限界に達したのを感じた。自身の肉棒の奥から、噴き出すような激しい衝動が湧き上がり、彼はセシルの腰に体重を乗せ、最後の、最も深い突き上げを行った。

「ッッッ、あああああーーーッ!!!」

巨根の根元までセシルの肉壁に押し付けられ、エリファスは猛烈な勢いで精を注ぎ込んだ。熱い白濁が、セシルの体の奥深く、パルフェの聖域を満たしていく。

セシルは、背中を弓なりに反らせたまま、全身を痙攣させた。

「……っ、ふ、ぅ……あ、りが、と…」

彼の唇から漏れたのは、喘ぎでも悲鳴でもなく、満足と感謝の言葉だった。彼の濃い青の瞳は潤み、過去の辛い記憶が、今この瞬間の圧倒的な快感によって、一瞬だけ、焼き払われたように見えた。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生場所は嫌われ所

あぎ
BL
会社員の千鶴(ちずる)は、今日も今日とて残業で、疲れていた そんな時、男子高校生が、きらりと光る穴へ吸い込まれたのを見た。 ※ ※ 最近かなり頻繁に起こる、これを皆『ホワイトルーム現象』と読んでいた。 とある解析者が、『ホワイトルーム現象が起きた時、その場にいると私たちの住む現実世界から望む仮想世界へ行くことが出来ます。』と、発表したが、それ以降、ホワイトルーム現象は起きなくなった ※ ※ そんな中、千鶴が見たのは何年も前に消息したはずのホワイトルーム現象。可愛らしい男の子が吸い込まれていて。 彼を助けたら、解析者の言う通りの異世界で。 16:00更新

灰の底で君に出会う

鮭茶漬け
BL
両親を亡くした高校生、神崎透は叔母の家に引き取られて暮らしている。しかしその家は、家族と呼べる場所ではなかった。家事、雑用、そしてバイト。どれだけ働いても感謝されることはなく、透は「穀潰し」と呼ばれながら日々を過ごしていた。 それでも透は思っている。ここに置いてもらえるだけでありがたい、と。 これは――居場所を持たなかった少年が、初めて愛を知るまでの物語。

乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました

西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて… ほのほのです。 ※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。

隊長さんとボク

ばたかっぷ
BL
ボクの名前はエナ。 エドリアーリアナ国の守護神獣だけど、斑色の毛並みのボクはいつもひとりぼっち。 そんなボクの前に現れたのは優しい隊長さんだった――。 王候騎士団隊長さんが大好きな小動物が頑張る、なんちゃってファンタジーです。 きゅ~きゅ~鳴くもふもふな小動物とそのもふもふを愛でる隊長さんで構成されています。 えろ皆無らぶ成分も極小ですσ(^◇^;)本格ファンタジーをお求めの方は回れ右でお願いします~m(_ _)m

妖精です、囲われてます

うあゆ
BL
僕は妖精 森で気ままに暮らしていました。 ふと気づいたら人間に囲まれてました。 でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。 __________ 妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精 なんやかんやお互い幸せに暮らします。

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ※第33話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

悪役令嬢と同じ名前だけど、僕は男です。

みあき
BL
名前はティータイムがテーマ。主人公と婚約者の王子がいちゃいちゃする話。 男女共に子どもを産める世界です。容姿についての描写は敢えてしていません。 メインカプが男性同士のためBLジャンルに設定していますが、周辺は異性のカプも多いです。 奇数話が主人公視点、偶数話が婚約者の王子視点です。 pixivでは既に最終回まで投稿しています。

処理中です...