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Chapter11: 討伐の朝
しおりを挟む夜の森は、静寂に包まれていた。木の家の中も、先ほどの情事の熱狂が嘘のように静まり返っている。
エリファスは、セシルの細い体を抱きしめ、額に汗を滲ませながら荒い息をついていた。彼の巨大な肉棒は、まだセシルの奥に深く埋まったままだ。セシルは、エリファスの分厚い胸板に顔を埋め、まるで無防備な子供のような表情で気を失っていた。
『なんだ、この感覚は……』
エリファスは、セシルを抱きながら、初めて経験する充足感に襲われていた。彼は公爵家のしがらみに嫌気が差し、自由を求めて家を飛び出した。その孤独な冒険者生活で得てきたのは、戦闘による高揚感と、肉体的な勝利だけだ。
しかし、この異様な美貌の賢者を力で満たし、その存在の奥底に自分の種を注ぎ込んだ瞬間、それは単なる征服ではなく、彼自身もまた、セシルによって満たされているという錯覚に陥った。セシルの求める「生の実感」は、同時にエリファスに「この世界での自分の存在意義」を与えていた。
「…とんでもない男に、出逢ってしまったな」
エリファスは、セシルのルーズなブラウンヘアーにそっと唇を寄せた。セシルが微かに身動ぎ、エリファスの腰に細い腕を回す。
「……エリファス、まだ…?抜かないの?」
セシルの声は掠れており、眠りの淵にいるかのようだった。しかし、彼の言葉は、埋め込まれた肉棒の存在を意識させ、エリファスの理性を再び揺さぶる。
「まだだ。お前を完全に俺のものにするまで、抜かない」
エリファスは、セシルの耳元に低く囁いた。その言葉は、彼の独占欲の現れだった。
「…ふふ。強引な人だなぁ。でも…、好き」
セシルはそう言うと、さらにエリファスに体を擦り寄せた。彼の内側が、エリファスの巨根を再び締め付ける。
『くそっ、この男は……』
エリファスの巨根が、セシルの締め付けに応えるかのように再び硬く熱を帯びた。彼は、昼間セシルが語った言葉を思い出す。
俺にとって『生』を実感できる瞬間が、それだから、かな。命懸けの依頼を完遂した後に、貴方のような強い男に全力で求められ、力の限り『種』を注ぎ込まれることで、俺は『今、ここに生きている』と感じられるんです
セシルの肉体は、征服者の種を求めている。それは彼にとって、過去の死を振り払い、この世界に繋ぎ止めるための、唯一の儀式なのだ。
「セシル、起きろ。まだ終わりじゃない」
エリファスは、セシルの顎を掴み、無理やり顔を自分に向けさせた。セシルの濃い青の瞳は、朦朧としながらも、エリファスの激情を真っ直ぐに受け止める。
「……まだ、くれるの?」
その瞳の奥には、狂気的なまでの渇望が宿っていた。
「ああ。俺が飽きるまで、お前の報酬は俺の種だと言っただろう。一晩中、俺の存在を、お前の体の奥に焼き付けてやる」
エリファスは、再びセシルの細い腰を掴み、大きく引き寄せた。
「望み通りに、俺の種で満たされて、生きるんだ、セシル」
エリファスは、再び腰を動かし始めた。セシルの喉から、快感と苦痛の混ざった嬌声が漏れる。木の家は、再び激しい愛の音で満たされ始めた。
セシルが完全に意識を取り戻したのは、日の光が木の家の窓から差し込み、エリファスの分厚い胸板を照らし始めた頃だった。喉は嗄れ、全身の関節が軋むように痛む。特に腰から下は、昨夜の嵐のような行為の痕跡を色濃く残していた。
「……あ」
セシルは、まだ自分の奥に深く埋まったままの熱い肉塊に気づき、思わず息を飲んだ。彼の体は、一晩中エリファスの種で満たされ続け、もはや自分の内側が粘着質な精液でコーティングされているような錯覚に陥っていた。
エリファスは、セシルの動きで目を覚まし、優雅にあくびをする。彼の黒い瞳は、獲物を仕留めた後の猛獣のような、深い満足感に満ちていた。
「おはよう、セシル。よく眠れたか?」
その声は、朝の清々しさとは裏腹に、昨夜の情事の熱を微かに含んでいた。
「……おはようございます。ええ、最高の『生』の実感をいただきました」
セシルは掠れた声で微笑んだ。その笑顔は、純粋な喜びと、そして圧倒的な敗北を受け入れた賢者の諦観が混ざり合っていた。エリファスは、自分の巨根を締め付けるセシルの内部の痙攣を感じながら、低く笑った。
「報酬以上のものを提供したつもりだが、満足いただけたなら何よりだ」
エリファスは、ゆっくりと自分の肉棒をセシルの奥から引き抜いた。ズポッという粘着質な水音が、静かな空間に響く。セシルの股間からは、エリファスの濃い精液が止めどなく流れ出し、太ももを伝って寝袋を汚した。
「汚れてしまいましたね。洗浄魔法を使います」
セシルは慌てることなく、小さな光の魔法陣を寝袋にかざし、瞬時に精液の跡を消し去った。その手際の良い魔法に、エリファスは改めてこの男が規格外の賢者であることを思い知る。
「さて、仕事に移ろうか。ゴブリンキング討伐だ」
エリファスは、寝袋から出て自分の服に袖を通しながら、セシルを上から見下ろした。
「セシル。忘れるなよ。この討伐が終わった後も、君の指名同行は俺が独占する。次も、その次も、君の体を満たすのは俺だ」
それは、命令ではなく、支配者の誓いだった。セシルは、濡れた瞳をエリファスに向けたまま、微笑んだ。
「はい。楽しみにしていますよ」
セシルの口から発せられたその言葉は、エリファスの独占欲を根底から満たし、彼の腹の底を熱くさせた。彼の征服はまだ始まったばかりだ。
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