アンストッパブル!ベイビーズ

新多目 朔

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普通じゃない(3)

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 昨晩桜那と別れた後、宏章はよく寝つけなかった。
 眠ろうと目を閉じても、自分でもよく分からない虚無感に苛まれて目が覚めてしまう。やっとうとうとしかけた頃に、アラームが鳴った。
 ……仕事の時間だ。
 宏章は重たい体を起こし、支度を始めた。
 歯磨きをしながらベッドに腰掛け、いつもの様にテレビをつけた。朝の情報番組を虚ろな表情で眺めていると、気づけば天気予報の時刻が過ぎ、次の番組へと画面が切り替わっていた。
「ヤバい!こんな時間だ」
 宏章はハッと我に返り、慌てて立ち上がった。
 身だしなみを整える気力も時間の余裕もなく、肩近くまで伸びた髪をひとつに束ね、クローゼットの収納ケースの手前にあったシャツへ袖を通し、アウターを着込んだ。
 靴を履いていると、先日母から送られてきた荷物が目に入った。段ボールを開けて中身を確認したきり、玄関へ置きっぱなしにしたままだった。
 段ボールからは、桜那の好きな日本酒の桜花が覗いていた。
 宏章は桜那の顔を思い出し、ふいと視線を逸らして急いで家を出た。
 幸いにも信号に引っ掛からなかった為、結局いつも通りの時刻に職場へ着いた。
 着替えを済ませて倉庫に入ると、その姿を見るなり、上司の荒川が驚いて声をかけた。
「宏章、どうした?」
 髭は伸びかけ、ぼさぼさの髪を束ねただけのルーズな姿に、生気のない顔をしていた。
「あ、今日ちょっと寝坊して時間なくて……」
「お前が?珍しいな」
「まぁ……、そんな日もありますよ」
 宏章は心ここにあらずといった様子で、力なく返事をした。
「おいおい大丈夫か?今日顔色も悪いぞ」
 普段とあまりにも違う様子に、体調の心配までされてしまう始末だ。
「あー、昨日あんま寝付けなくて……」
「最近納品多くて忙しかったしなぁ、体調悪かったら今日早く上がっていいぞ」
「大丈夫ですよ、体調悪いわけじゃないんで。今繁忙期だし、今日も納品多いからさっさと行きましょ」
 宏章はいつも通り、手際よく配送の準備に取りかかった。
「そうか。無理すんなよ……おっと!」
 荒川は携帯の着信に気づいて、もしもーし!と大きな声で話し始めた。
 荷物を詰め込み、最終チェックを終えて荒川に声をかける。
「じゃ!行ってきます!」
「おう!気をつけてな!今日はクリスマスイブだから、早く帰って来いって嫁に言われてんだよ」
 荒川が上機嫌に答えると、宏章は今日が24日という事に気づいた。
「……じゃあ、早く帰ってあげないとですね」
「ここ数年は宏章がいてくれるから、俺も早く帰れて助かってるよ。お前は仕事早いから。俺が言うのもなんだけど、お前もさっさと彼女見つけろよ!」
 荒川はそう言って、颯爽と持ち場に戻って行った。
 ……そうか、クリスマスイブか。
 ここ数日目まぐるしく過ごしていたので、そんな事はすっかり忘れていた。
 何より昨日の桜那とのやり取りで、気持ちは全くそれどころではなかった。
 クリスマスイブなんて俺には関係ないしな、と心で呟き、エンジンを掛けて出発した。
 逆に今日がクリスマスイブで助かったのだ、忙しく仕事をしていれば、桜那の事を考えずに済むから。
 宏章は休憩がてら、納品の合間にコンビニへ立ち寄った。
 眠気覚ましにブラックの缶コーヒーを買って、車中に戻り一息つくと、ふと昨日の桜那の顔がよぎった。
 ……桜那、昨日怒ってはいたけど……、悲しそうな顔してたな。
 不機嫌そうな表情を浮かべつつも、その目は悲しみをたたえていた。
 どうして悲しい顔していたんだろう?
 宏章はその表情が無性に気になった。
 携帯に手を伸ばすと、慎重に言葉を選びながらメールを打ち始めた。
『昨日はせっかく来てくれたのにごめん。もし俺が何か嫌な思いをさせたのなら、話してほしい―』
 途中で、手を止めた。
「あんたみたいな地味な男、私が本気で相手にする訳ないじゃない!」
 宏章はしばらく考え込んだ後、メールを削除して画面を閉じた。
 初めから分かっていた事だ。
 こんなに綺麗で可愛くて、何もかも魅力的な娘が、自分なんかと付き合っている事自体不思議なんだ。
 宏章は、自分に言い聞かせた。
 ……もしかしたら、他に好きな奴が出来たのかもしれないな。
 ナイフで切られて、血がドクドクと溢れ出るかの様に、胸の奥がズキンと痛み出し、たちまち全身に広がった。
 連絡をしたら、はっきりそう告げられ、引導を渡されてしまうかも……もしもそう言われてしまったら、それ以上はもう、自分にはどうする事も出来ない。
 宏章は暗い顔で缶コーヒーをぐいっと流し込むと、エンジンを掛けて仕事へと戻った。
 いつもの倍の納品を終え、倉庫に戻る頃にはすっかり19時を回っていた。普段は遅くても18時前には納品を終えて倉庫に戻っていたので、さすがに疲労を隠せなかった。
 ……昨日あんま寝てないし、さっさと帰って寝よう。今日はもう、何も考えたくない。
「ただいま戻りましたー!」
 声をかけるが返事は無く、見渡すと倉庫の奥で話し声が聞こえた。何やら電話で謝罪している様だ。
 荒川が電話を終えたタイミングを見計らい、声をかけた。
「店長、何かあったんですか?」
 荒川が宏章に気づくと、困った様子で答えた。
「今スナックジュリアから連絡あって、納品の種類も数も全然違うって言うんだよ。そっちは雄太が回ってたんだけど、あいつもう帰っちまったしなぁ。とりあえず俺今すぐ行ってくるから、お前は片付けして上がっていいぞ」
 荒川はため息をついて、いそいそと支度を始めた。
「あ、じゃあ俺行きますよ。俺今日予定ないんで」
「え?でも……」
「今日クリスマスイブでしょ。奥さんとお子さん待ってるから、今日ぐらい早く帰ってあげて下さい。戻ったら戸締りして俺もすぐ帰るんで」
 困惑する荒川をよそに、宏章はすでに出発する準備にとりかかっていた。
「悪いな、じゃあ任せるよ」
 荒川は済まなそうに言うと、宏章を送り出した。
 
 その頃、桜那は深夜バラエティの収録に入っていた。
 現場に入ると、頭を仕事モードに切り替えて、いつも通り高い集中力で臨んだ。仕事に没頭していると幾分か気が紛れ、却って集中する事が出来た。
 休憩中、ふと携帯に目を遣る。宏章から連絡はなかった。
 ……昨日の事、謝りたいのに……連絡するのが怖い。
 きっと嫌われた、こんな自分にはもう付き合いきれないだろう。電話したら最後、もう別れを切り出されるかも……そう思うと、電話をするのを躊躇った。
 ……ううん、むしろその方が宏章にとってはいいのかも。私と出会わなければ、もっと普通に幸せになれるはずなのに。
 涙がじわりと滲んで、呼吸が苦しくなり出した。
 桜那は慌てて鞄から薬を取り出し、水と一緒に流し込んだ。
 なんとか収録を終えて、自宅へと戻る。
 部屋に一人でいると寂しさが襲ってきて、世界中でたったひとりぼっちになったみたいだ。
 食欲もないし、お酒を飲む気にもなれない。
 体を温めようと、お湯をためてバスルームへと向かった。お気に入りのいつもの入浴剤を入れて、湯船に体を沈める。ピンクに染まったお湯を両手で掬い、ぼんやり眺めていると宏章の顔が浮かんだ。
「嫌じゃない!俺も桜那の事が好きだ!」
「俺は桜を見る度に、桜那の事思い出すんだろうな」
 こんな自分を、まっすぐに好きだと言う笑顔の宏章。
 桜那は堪えきれず、体をぎゅっと抱きしめて泣きじゃくった。
 ……宏章に会いたい!
 桜那はバスルームから出て、急いで身支度を整えると、深呼吸してから携帯に手を伸ばした。
 
 宏章は納品を終え、倉庫に戻った。
 気を抜くとついボーっとしてしまい、何をするにもまったく身が入らなかった。
 何やかやと後始末をして帰る頃には、時刻はもうすっかり22時を回っていた。
 戸締りをして倉庫を出ると、ふーっと深いため息をついてバイクに腰掛けた。
 一息ついてエンジンを掛けようとした時、携帯が鳴った。
 ……誰だ?
 リュックから携帯を取り出し、画面を開いた。
 ……桜那からだ!
 驚いて目を見開いた。
 戸惑いから一瞬出るのを躊躇したが、思わず電話に出てしまった。
「はい……」
 困惑気味に返事をすると、宏章はいよいよ別れを切り出される事を覚悟した。険しい表情で桜那が話し出すのを待つが、しばらく沈黙が流れた。
「……桜那?」
 宏章はいよいよ耐えきれずに名前を呼んだ。
 電話の向こうでグスッと、鼻をすする音がした。
 ……泣いてる?
 宏章は焦るが、言葉が出てこない。
 桜那もまた、宏章の声を聞いた途端涙が溢れ出し、言葉を詰まらせた。
「宏章……」
 言いたい事は沢山あるのに……桜那は宏章の名前を呼ぶので精一杯だった。
「桜那、どうしたの?」
 宏章は戸惑いながら尋ねる。
 桜那の返事はなかった。
 しばしの沈黙の後に、ようやく桜那が口を開いた。
「宏章、会いたい……」
 宏章は驚き、居ても立ってもいられず「今どこ?家?」と尋ねると、桜那が微かな声で返事をした。
「すぐに行くから、少しだけ待ってて!」
 宏章は急いでエンジンを掛けた。
 バイクを走らせている間、宏章は昨日の出来事などすっかり忘れ、無我夢中になっていた。桜那の事が心配で堪らなかったのだ。
 いつもの駐車場にバイクを停めて、マンションまでの短い道のりを駆けていく。息を切らしてエレベーターに乗り込むと、壁に両手をついて深呼吸し、逸る気持ちを何とか落ち着かせた。
 インターホンを鳴らす。
「開いてるから、上がって……」
 いつになく弱々しい桜那の声。
「上がるよ」
 そっと静かに声をかけ、リビングまで進んだ。
 広いリビングを見渡すと、ソファに突っ伏している桜那がいた。
「桜那……」
 恐る恐る肩に手を伸ばした瞬間、桜那が宏章の胸に飛び込んできた。
 驚きのあまり、宏章は思わず腰を抜かしてその場に座り込んだ。しばらく動けずにいたが、桜那はお構いなしに泣きじゃくった。
「桜那、何かあったの?なんで泣いてるの?」
 宏章が尋ねても、桜那は何も答えられずに泣き続けた。
「仕事で嫌な事でもあったの?」
 宏章はまた尋ねるが、桜那はふるふると首を横に振り、腰に回したシャツを握る手にぎゅっと力を込めた。
 宏章はどうしていいか分からず、困惑の表情を浮かべた。とりあえず桜那を宥めようと、ぎゅっと抱きしめた。
 宏章の腕の中にすっぽりと収まり、弱々しく泣く桜那がいつも以上に華奢で小さく感じた。
 ひとしきり泣いて落ち着きを取り戻したのか、ようやく桜那が口を開いた。
「宏章、昨日はごめんね……、本気じゃないなんて嘘だよ。宏章の事が大好きなのに……」
「え?」
「昨日、酷いこと言って傷付けた……」
「ああ!」
 宏章は思い出したと言わんばかりに声を出した。
 実際、桜那の家に着く頃には昨日の出来事などすっかり忘れていたからだ。
「それで泣いてたの?」
 桜那はすすり泣きながら、「うん……」と小さく頷いた。
「なんだ、そんな事かぁ」
 宏章は拍子抜けして、安堵から思わず笑みが溢れた。
「……そんな事って何?」
 桜那は少しムッとした様子で顔を上げ、大きな目でじっと宏章を見つめた。
 涙に濡れた長い睫毛が、朝露の様にきらりと光ってとても綺麗だ。こんな状況でも、不覚にも見惚れてしまう自分に情けなさを感じた。
「あ、違うんだ!俺はてっきり、また仕事で何かあったんじゃないかって心配だったから、何事もなくて安心したんだよ」
 宏章がホッと一息つきながら答えた。
 その表情かおを見た桜那が、照れた様にふっと首を横に振り、視線を逸らした。
 その様子が愛おしくて、宏章は穏やかな笑みを浮かべた。
「確かに昨日はショックだったし、実際のところかなりへこんだけど、もう気にしてないから大丈夫だよ。それに、俺が桜那と釣り合ってないのは本当の事だし」
 宏章は半ば自虐的に笑うと、桜那を宥めるように優しく抱きしめた。
「違うよ……」
 桜那は目に涙をためながら呟いた。
 宏章が不思議そうにすると、桜那が声を震わせた。
「宏章と釣り合ってないのは私の方だよ……、こんな自分じゃなければ良かった……」
 その目には涙が溢れ、静かに頬を伝った。
「桜那?」
 まさかそんな返しが来るとは思わず、宏章は桜那の顔を覗き込んだ。桜那の目からは涙がぽろぽろと溢れ出していた。
「俺はどんな桜那でも好きだよ」
 宏章はそっと桜那を抱き寄せて囁いた。
「正直に言うと、複雑な気持ちがない訳じゃないけど……。それでも、今までの桜那が今の桜那でもあるだろ?俺はそれも含めて、今目の前にいる桜那が好きなんだ」
 まっすぐに桜那を見つめる。
「それに、もともと俺は桜那のファンだった訳だし」 
 宏章は、情けなさげに苦笑いした。
 そんな宏章の様子に、桜那がやっと微笑わらった。
「昨日ね、宏章がライブの後、女の子と楽しそうにしてるのを見てちょっと悔しかったの」
「え?」
「宏章の方が、私の事追っかける立場だと思ってたのにっていう悔しさと、最近仕事で思う所があって、あんなに普通そうな女の子が心底羨ましくて……。なんか上手く言えないけど……、素直じゃなくてごめん」
 桜那は、やっと素直に気持ちを打ち明ける事が出来た。
 宏章は桜那がやきもちを焼いていただけだと分かり、安心したのと同時に、ちゃんと自分を想ってくれていたのだと心から喜んだ。
 宏章にとって桜那はいまだ手の届かない存在で、いつもどこか自分に自信を持てずにいた。抱きしめていても、すり抜けていってしまいそうな不安を常に感じていたから。
「俺は今でも桜那の事、ずっと追っかけてるよ」
 宏章は、桜那を強く抱きしめた。
 桜那も宏章の首に腕を回すと、目を閉じてぎゅっとしがみついた。
 宏章が、ふとリビングの時計に視線を向けた。
 時刻は23時半をとっくに過ぎて、もうすぐ日付を跨ごうとしていた。
「桜那、時間大丈夫?もうすぐ12時だけど、明日仕事じゃないの?」
 桜那は顔を上げて、目を見開いた。
「明日収録なのに泣いちゃった!目腫れちゃう!」
 急いで立ち上がり、冷凍庫に向かいアイスノンを取り出した。その様子を見て、いつもの桜那だと宏章は胸をなで下ろした。
「じゃあ明日も早いだろうから、俺はこれで帰るよ」
 宏章が静かに立ち上がると、桜那が寂しそうに「帰るの?」と呟いた。その表情に、宏章は胸がぎゅっと締め付けられた。
「……寝付くまで、そばにいてくれる?」
 桜那は宏章のシャツの裾を掴み、頬を赤らめながら上目遣いで訴えかけた。
「分かったよ」
 宏章は込み上げる愛おしさを堪えきれなかった。
 軽々と桜那を持ち上げて、ベッドまで運ぶ。
 桜那をベッドに優しく下ろし、ブランケットをそっと掛けた。桜那は瞼にアイスノンを当てて、枕元にあったシルクのアイマスクに手を伸ばした。
「そのままだと冷たくない?タオル持ってくるよ」
 宏章は立ち上がり、脱衣所からタオルを持って来た。アイスノンに巻くと、そっと桜那の瞼に当てる。
 甲斐甲斐しく動く宏章の様子を、静かに横目で眺めていたらまた泣きそうになってしまい、桜那はぐっと涙を堪えた。
 宏章はベッドの横に片膝を立てて座り、右手で桜那の左手をぎゅっと握りしめた。
「あったかい……」
「寝付くまでそばにいるから、安心しておやすみ」
 宏章が桜那へ優しく語りかけた。
「宏章、今日仕事帰りでしょ?疲れてるのにほんとにごめんね……」
 桜那が悲しげに言うと、宏章は「気にすんなよ」と笑って、左手の人差し指でそっと桜那の頬に触れ、涙をすくう仕草をした。
 桜那は今にも泣き出しそうな笑顔で、ゆっくり瞼を閉じた。
 瞬く間に寝落ちして、すうすうと静かな寝息を立てて眠るその顔をしばらく眺めながら、宏章は母からの電話を思い出し、頭の中で反芻していた。
「お父さん、体調良くなくて……お店畳もうと思ってるの」
 宏章はぐっと目を強く閉じて、ベッドに顔を埋めた。小さくため息をつくと、顔を上げてもう一度桜那の顔を覗き込んだ。
「おやすみ」
 耳元へ優しく語りかけ、アイスノンがずれない様にアイマスクの位置を整えると、手を握り返して桜那の手の甲にキスをした。
 宏章はそっと立ち上がり、電気を消して部屋を後にした。
 
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