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序章 アンジェラス1は、世界を救う
22話 魔王と光の神と邪神と
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気がつけば、魔王と光の神と邪神は、見知らぬ部屋にいた。
魔王は若干見た事ある様に思えるが、きっと気のせいだろう。
【とこだ、此処は。】
邪神が、ポツリと呟く。
豪華絢爛な部屋である。
「す、すごく綺麗ですわぁ」
綺麗なものに目がない光の神は目をキラキラと輝かせている。
『光の神、勝手に触っては……』
「五月蝿いわね!良いじゃーー」
そう、魔王の注意も虚しく置物に触れようとした瞬間ーーー
「へ?」
『【っ!?】』
景色が変わった。
しかも、グリュンっ!!という変な音付きで。
「な、ななな何よこれーー!!!!」
光の神の興奮しきった声が、やけに大きく聞こえ、魔王が瞼をひらけば。
『す、凄い……』
宝石に、溢れかえっていた。
ものすごく綺麗で、魔界や人間界で売ろうものなら、物凄い桁の金が手に入るだろう。
「す、すごすぎますわ!!」
早速異空間を使って、宝石を収めようとする光の神。
だが、不思議な事に異空間に繋がらなかった。
「ど、どうなっていますの!?」
めげずに押し込もうとしているが、全く入らない様だ。
【ここは、異空間よりもはるかに上の空間ではないのか?妾達がつなげていたい空間よりも遥か上空の。】
冷静な判断で、光の神へと言い放つ邪神。
「ぐぬぬ………」
【光の神よ、そろそろ諦めろ見苦しいぞ。】
「なによ!邪神は欲しくないの!?」
【別に、こんな綺麗な見た目だけのものは要らん……それに、見た目に騙されて痛い目を見るのはもうごめんよ。】
「はぁ!?」
光の神が、光の槍を出す。
それに応える様に邪神は黒の刀を握る。
『ちょっと、待ってください!』
咄嗟に今すぐにでも戦闘を始めようとする神の間に入り、止める。
『我らはもう、目的を共にする世界の管理者なのですよ、争っていい訳がないでしょう!』
「だから何よ!」
【今一度この神とは、決着をつけなければ。】
静かに殺気を放つ邪神に対し、子供の様に癇癪を起こす光の神。
『恐らくですが、今我らの立っている宝石の山の上にある丸い巨大な物に当たると粉々に壊れてしまいます。すると多分、我らのいた世界が滅びます。』
この空間の中で最も巨大で綺麗なもの。
緑色な水色で溢れかえり、手を伸ばしたくとも大きすぎて伸ばせない。
『なぜか知ってるのか分かりませんが、この丸い物を守らなければいけない様ですので、無用な喧嘩はおやめください。』
【……魔王が言うなら仕方ない。】
「はぁ!?魔王の分際でーー」
【貴様今なんてっ】
「なによ!もう一度言ってやるわよ!」
また喧嘩が始めようとする神に、魔王はため息をつく。
知らない記憶が、魔王の頭の中にはある。
可愛い妹の様な存在である吸血鬼を泣かせた記憶や、王との駆け引き。
そして、世界を救う記憶が。
『誰かは知らぬが、面倒な者達の間に我を残してくれたものだ……』
そう言う割には、口元が緩みきっていた
魔王は若干見た事ある様に思えるが、きっと気のせいだろう。
【とこだ、此処は。】
邪神が、ポツリと呟く。
豪華絢爛な部屋である。
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綺麗なものに目がない光の神は目をキラキラと輝かせている。
『光の神、勝手に触っては……』
「五月蝿いわね!良いじゃーー」
そう、魔王の注意も虚しく置物に触れようとした瞬間ーーー
「へ?」
『【っ!?】』
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宝石に、溢れかえっていた。
ものすごく綺麗で、魔界や人間界で売ろうものなら、物凄い桁の金が手に入るだろう。
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早速異空間を使って、宝石を収めようとする光の神。
だが、不思議な事に異空間に繋がらなかった。
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めげずに押し込もうとしているが、全く入らない様だ。
【ここは、異空間よりもはるかに上の空間ではないのか?妾達がつなげていたい空間よりも遥か上空の。】
冷静な判断で、光の神へと言い放つ邪神。
「ぐぬぬ………」
【光の神よ、そろそろ諦めろ見苦しいぞ。】
「なによ!邪神は欲しくないの!?」
【別に、こんな綺麗な見た目だけのものは要らん……それに、見た目に騙されて痛い目を見るのはもうごめんよ。】
「はぁ!?」
光の神が、光の槍を出す。
それに応える様に邪神は黒の刀を握る。
『ちょっと、待ってください!』
咄嗟に今すぐにでも戦闘を始めようとする神の間に入り、止める。
『我らはもう、目的を共にする世界の管理者なのですよ、争っていい訳がないでしょう!』
「だから何よ!」
【今一度この神とは、決着をつけなければ。】
静かに殺気を放つ邪神に対し、子供の様に癇癪を起こす光の神。
『恐らくですが、今我らの立っている宝石の山の上にある丸い巨大な物に当たると粉々に壊れてしまいます。すると多分、我らのいた世界が滅びます。』
この空間の中で最も巨大で綺麗なもの。
緑色な水色で溢れかえり、手を伸ばしたくとも大きすぎて伸ばせない。
『なぜか知ってるのか分かりませんが、この丸い物を守らなければいけない様ですので、無用な喧嘩はおやめください。』
【……魔王が言うなら仕方ない。】
「はぁ!?魔王の分際でーー」
【貴様今なんてっ】
「なによ!もう一度言ってやるわよ!」
また喧嘩が始めようとする神に、魔王はため息をつく。
知らない記憶が、魔王の頭の中にはある。
可愛い妹の様な存在である吸血鬼を泣かせた記憶や、王との駆け引き。
そして、世界を救う記憶が。
『誰かは知らぬが、面倒な者達の間に我を残してくれたものだ……』
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