婚約破棄も断罪もザマァもありませんが

クルットル

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陛下に求婚されました

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 ゲームのリーリエはこの戦闘をひとりで5ターン乗りきることになる。ゲームなので何とかなったけれど、現実にひとりでこのドラゴンを相手に5手分乗りきるのはかなりの無理筋というものだと思う。
 ──なんてことを、私は戦闘に集中するあまり忘れていた。
 現実の5ターンがどのくらいの時間なのか、などと考える余裕はなかったので、それは本当に突然のことだった。
 ゲートルード様は怪我を回復させながら、ソードアルト殿下すら擦り傷くらいは負うほど手こずっていたのに──クリスタルドラゴンはその一瞬で地に倒れ絶命した。
「あ...…」
 リーリエから見れば真正面。ソードアルト殿下の背後。
 そこに人影が、ひとつ。ふたつ、みっつ。よっつ。
 もちろん、知らない顔ではない。『ルプクル』において、本来リーリエと共闘することになるはずの「現地人」。古代の人間。
 つまり。
「こんにちは、少年たち」
 ああ、なんて涼やかな声だろう。
 さっきまでの戦闘での消耗も一気に吹き飛ぶような癒しボイス。
 ソードアルト殿下と並ぶと、「やっぱりそこまで似ていないな」という感想になるけれど、色彩は同じ。少しくすんだ金髪と、青空を映したような綺麗な碧眼。
 
「私は亡き帝国で皇帝陛下に仕えていた者。名をダイアルートという。今は落ち延びた者達と共に麓の集落で暮らしているが、『竜』と戦っていたということは、君たちはテラスプびとに敵する者たちだと思って差し支えないかな」
 
 好き。結婚してください。
 リーリエと(私ではなく)。
 いや今は私がリーリエなんですけど!
 私が結婚するんですけれども!!
 やっばい顔がよすぎる、声もよすぎる、雰囲気が神々しすぎる、物腰が柔らかすぎる、しかもやっぱりお強い、最高、大好き、非の打ち所がない(本間海南目線)、推せる、推してます、ふぉーえばーらぁぶ。
 とかなんとか、最推しを目の前に完全に不審なオタクになってしまった。いやだって、推し……推しだぁ……泣きそう……!
 
 などと私の中の本間海南が荒ぶって大暴走してリーリエが思考停止大沸騰している間、ソードアルト殿下は王侯貴族の品格を漂わせながらダイアルート陛下(この時点では陛下ではないけれど!)に微笑みかけたのでした。
「そう思ってもらって構いませんよ。テラスプびとは我々にとっても敵ですから」
「ふむ、やはりそうか」
 テラスプびと。それはシュヴァルツリヒト帝国をルーツに持つブリューヴァルトの民にとっても特別な意味を持つ呼称だ。ダイアルート陛下は品がいいので彼らのことをそう呼ぶけれど、血気盛んな人々……たとえば、ダイアルート陛下の傍らにいる側近のおふたりだとか──は、彼らのことを「魔人」とか「魔族」とか「人ではない」とか、そういう言い方をするのだ。
 つまり、テラスプびと、古代テラスプに属する人々は、この時代において、魔物を使役する唯一の人間たちだった。
 現代、つまりソードアルト殿下の時代には、魔物を使役するという風習そのものが失われていたけれど、他のファンタジー作品を知っている本間海南(に限らず原作ゲームのプレイヤー全般)は、「モンスターテイマーってことでしょ?」と思っていたので、テラスプびとを邪悪な者達として扱うブリューヴァルトの人々の考えはよくわからないものだった。
 実際、『ルプクル』のシナリオでもテラスプびとは人間として描かれていて、「魔族」という言葉から想像するような存在ではない。
 そういうことを思い出していたら、ダイアルート陛下に対面した興奮が徐々におさまってきた。
 冷静に考えると挙動不審すぎる。ダイアルート陛下に変に思われていないだろうか……ゲートルード様の影に隠れるようにしながら陛下のご尊顔を盗み見た私は、危うくそのまま心肺停止するところだった。
 ダイアルート陛下と目があってしまった。

「失礼、そちらの乙女は……かつて帝国の王宮でお見かけしたことがあるような……」
「は、はい、わたくしは第七皇女、リーリエと申します」
「なるほど、皇女殿下であらせられましたか。では、この子の叔母君ということになるのかな」
 と、そこでダイアルート陛下は後ろを振り返った。
 小さな子供だ。私はもちろん、その子が誰であるか知っている。
 シュヴァルツリヒト帝国の第一皇子サーエールの子、創造主アルスの神官──ゲートルード1世。
 この時点ではたしか5歳。でも、5歳らしからぬ聡明そうなお顔立ち。夜空のような黒髪だけど、一房だけ色がない。瞳は宵の口の月のように赤みがかった金色。
 ファンとしてはキャーキャー言いたいところだけど、堪える。
 これは原作ゲームでも交わされた重要な会話イベントだ。選択肢を間違えるとデッドエンドに直結したりもする。
 だから受け答えは慎重に……と思ったけれど、何故かゲートルード1世は私をまっすぐに見つめた。
「はじめまして、おばうえ。わたしはゲートルード。あなたのあにうえ、第一皇子のちゃくなんです。母はマラビー出身の羊飼いの乙女でしたが、どちらも先年亡くなりました」
 彼はそう言って子供らしい笑顔を向けてくる。
 全然笑顔で言うことじゃないのですけれども。
(これはわかってますよというサインですね?)
 幼いながら、ゲートルード1世は最初から神官だった。つまり、創造主アルスが宿っている。実のところアルスの神官には二種類あって、ひとつはソードアルト殿下のように神の声を常に聴ける人のことをいう。そしてもうひとつが、このゲートルード1世──彼のような人は別名「先見者」といい、いわゆる預言者にあたる。彼はアルスの声を聴いているのではなく、彼の口を用いてアルス自身が言葉を発するのだ。
 このタイプの先見者はゲートルード1世以前にも何人もいて、ダイアルート陛下やシュヴァルツリヒト帝国最後の皇帝であるヨアヒームも、一瞬先見者だったことがある。ただし、一時的な先見者を神官と呼ぶことはないのだけれど。
 
 今のゲートルード1世の発言もソレだった。
 先見者に神が宿るとき、瞳の色が深紅に変わる。今のゲートルード1世の瞳は、完全に赤く染まっていた。
 創造主アルスが発言しているのだから、今のゲートルード1世は当然、リーリエの本当の身分を知っているし、リーリエの中に異世界人の記憶があることもご存知だろう。
 本当の身分。つまり、リーリエが「ドラグネスト帝国」の第七皇女であるということ。実は、ドラグネスト帝国は立地的にはテラスプがあったあたりを領土とする国だった。他の四人はともかく、リーリエだけは、ルーツがテラスプびとにあるかもしれないのだ(ちなみにエヴァは元はブリューヴァルト王国の西側にある友好国フォルテア出身)。テラスプの洞穴はドラグネスト帝国領土下でも「テラスプの洞穴」と呼ばれていたので、この事がこの時点でお互いに知れると、リーリエは「テラスプの間者が『よりによって皇女を騙った』」と誤解され、ダイアルート陛下の側近──特に血の気が多く『狂犬』とあだ名されている男、今も彼の側で険しい顔をしている──後にブリューヴァルト王国軍の長となるライトドーンの手で殺されてしまう。
 でも、選択肢を間違えなければそんなことにはならない。
 偶然にも、というか必然、運命だろうけど、シュヴァルツリヒト帝国皇帝ヨアヒームには、三人の皇子と七人の皇女がいた。第一皇子はサーエール、第七皇女はリーリエといい、これは滅びたときのドラグネスト帝国とまったく同じなのだ。
 私リーリエにも、戦乱の最中に生き別れ、消息がわからない兄がいる。姉オフィーリエも私リーリエも、これほど音沙汰がないということは「そういうこと」なのだろうと、兄──サーエールのことはすっかり諦めていた。
 そんなゲームの中のリーリエだけど、この時、兄が最近まで存命していたことを知る──つまり、ダイアルート陛下の言う「亡き帝国」が「ドラグネスト帝国」のことであると「誤認」してしまうのだった。
 そしてそれは、ダイアルート陛下も同じだった。彼はリーリエのことを、シュヴァルツリヒト帝国の第七皇女であると「誤解」してしまうのだ。
 アルストリアの古代の人間は、慣例としてファミリーネームがなかった。これは当時戸籍制度がなかったからだ。古代の人々は、人間が人間やその他の動物を支配することを、アルス神に対する不敬、傲慢とみなした。国力を数えて記録することは神に帰属するものである権力の私物化と考えられ、忌むべきことだった。ブリューヴァルト王国の人々がテラスプびとを嫌ったのも、この思想に起因する。なお、現代の……ソードアルト殿下の時代のブリューヴァルト王国にはきちんとした戸籍制度があるし、国勢調査も行われているのだけど。
 
 とにかく、この場面でダイアルート陛下たちとリーリエはファーストネームしか名乗らなかった。だから、彼らはお互いに相手の身分を誤解したまま話を進めることになる。
「姫、実は私はかつて、陛下がご存命の頃、陛下とある約束を交わしたことがある」
 と、ダイアルート陛下は改まった調子で仰った。
「あの戦いで戦功をあげたら、皇女殿下との結婚を認めると」
 陛下のいう『あの戦い』とは、この時点から八年前に起こりシュヴァルツリヒト帝国の滅亡に繋がった戦乱のことをいう。
 ダイアルート陛下はその頃十五歳の楽士の青年だったけど、アルスの導きで戦いに参加した。
 彼は第一皇子のサーエールと共に敵に奪われた砦を奪還したけれど、辺境──最前線の砦ひとつを奪還したところで、全体の戦況は覆らなかった。帝都は陥落、皇帝ヨアヒームや王族、貴族は処刑され、帝国の民は戦火に巻き込まれて命を落とすか、テラスプの奴隷となるか、逃げて散り散りとなった。
 そんな情勢により、ダイアルート陛下と第一皇子サーエールは、砦を共に奪還した兵たちや逃げ延びてきた民をまとめ率いながら、長い隠遁生活を余儀なくされる。
 とはいえ、彼らは逃げるばかりではなかった。流浪しては行く先々で人脈を築き、魔物を倒して人を助け、大きな勢力になっていく。
 八年前、ダイアルート陛下が皇帝ヨアヒームによって結婚を約束された第七皇女リーリエは、八歳だった。つまり、彼女本人が生きていれば今は十六歳。ドラグネスト帝国のリーリエ、つまり私は十五歳なので一歳ずれていることになるが、いわゆる早生まれなので、地球の日本人の本間海南の感覚では「同学年だから実質同い年だよね」である。ちなみにブリューヴァルト王国の魔術学園も学年の概念は日本の学校と同じだ。
「まあ、そんなお話があったのですか?」 
「君は知るまい。陛下も、あのときは本気ではなかっただろう。ただ、幼いあなたの行く末を案じておられたことは確かだよ」
 当時十五歳のダイアルート陛下としても、さすがに八歳の少女は恋愛対象外だった。が、現在二十三歳のダイアルート陛下にとっては、十六歳の乙女は社会通念上、立派に結婚対象になる。シュヴァルツリヒト帝国でもブリューヴァルト王国でも結婚可能な年齢は十六歳からだ。実情はそれより幼くして結婚生活が始まることもある。いわゆる政略結婚だ。
 社会はともかく、ダイアルート陛下がこの時点でリーリエに恋愛感情や結婚の意思があるのかというと、多分、まだないんだろうな、と思う。
 表情を見ればわかる。彼は尊敬する皇帝陛下や親友である第一皇子サーエールに報いるために、彼らの肉親を保護したいだけだ。身内のほとんどを失い、いままた兄の訃報を知らされた『シュヴァルツリヒト帝国の第七皇女殿下』の心情を慮り、その悲しみを和らげようとしている。
「陛下……父が...…わたくしを……」 
 私はドラグネスト帝国第七皇女リーリエの実父、亡き皇帝レオンファングのことを思う。「第七」皇女である私にとって、彼は遠い人だった。でも、彼にも父親として娘を思う心はあっただろう。父には三人の妃がいたけど、彼女たちは傍目には仲がよく、表立って争うようなこともなかった。それは父の立ち回りがうまかったからだ。立場上、公的な場面では正妃様が優先されたけど、私的なやりとりにおいて、父は彼女たちそれぞれを尊重していた。幼かった私にも優しく接してくれた記憶がある。
 それを思い返していると、演技ではなく自然に涙がこぼれた。現代日本人にとっては前時代的な考えだろうけど、父親が娘の結婚相手によい男性をと苦心することは、古代のシュヴァルツリヒト帝国でも現代のブリューヴァルト王国でも愛情のあらわれだ。いまも昔も、王族や貴族の結婚は自由なものではない。当人の感情よりも、家の繋がり、利害関係が重視される。ロミオとジュリエットのように、家同士が敵対しているがために結婚できないという悲劇も起きる。
 
「君さえよければ、私と婚姻を結び、共に暮らしてほしい」
 ダイアルート陛下は恭しく膝をつき、リーリエの右手をとって求婚した。
 び、びび、美~!!
 この画角、ゲームで見たままです。眼福すぎる。
「こほん。叔父上」
 と、原作ゲームのユーザーの間でも『イベントクラッシャー』『男悪役令嬢』『ティアーナ様よりむしろこいつが悪役』とか散々言われているあの男、つまりライトドーンが、わざとらしく咳をして、私たちの間に割って入ってきた。
 ちなみにライトドーンはダイアルート陛下のかなり年上のお姉さんの息子、つまりダイアルート陛下の甥にあたり、この時点ではたしか十八歳だったはず。『ルプクル』の攻略対象のひとりの先祖でもある。
「姫はともかく、お付きの者たちは出自のわからぬ怪しい輩です。先程も見慣れぬ妖術を使っていた様子」
 そこでライトドーンは、私の後ろで様子を見守っているソードアルト殿下たちに一瞥をくれ──すぐに目線を逸らした。
 まあ、ライトドーンのお気持ちも察してあまりある。
 この時代、実は『魔術』がない。アルストリアに魔術をもたらしたのは、実はリーリエと……彼女が生んだダイアルート陛下の子、ロヤルシールド様だ。
 そんな古代の人間であるライトドーンから見れば、魔術を操るソードアルト殿下はめちゃくちゃ怪しくて、「人型の魔物」のようにも見えるだろう。
 ティアーナ様とゲートルード様(17世の方)は、ただ剣で戦っているように見えただろうけど。
 
「これは申し遅れました、」
 ソードアルト殿下は動じることなく、優雅な所作で前に進み出た。
「私はアクアノート。元は皇女殿下の学問の教師で、今はアルスのしもべとして人々に神からの賜り物を広める牧者です」
 
 な、な、なんて?
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