2 / 251
序章 登録試験編
EP0 運命の交差点
しおりを挟む都内某所にあるボロアパートの一室で、一人の青年が暑苦しそうに、布団の上で寝返りを打った。
その額には止めどなく汗が溢れ出し、低い呻き声を上げている。
「お前たち2人が、この宇宙を統べるのだ。
子を為し、大地を練り、空を描き出せ。さすれば、混沌の中に秩序が生まれるだろう。」
自分でも訳が分からない事を、目の前の見知らぬ男女に向けて語りかけている。これは自分の視点では無いのだと、青年は瞬時に察した。
2人の背後では数多の星が瞬き、鮮やかな閃光が何も無い宇宙を照らし出している。
彼は今、不思議な夢を見ていた。
それが、今日より訪れる"巨大な運命の兆し"であるなど、今の彼には知る由もない。
「あなたはこれから、どう為さるおつもりですか?
私たちと共に、世界創造の儀に加わっては・・・いえ、それは酷な話でありますね・・・。」
目の前の男女の片割れ。目が霞んで良く見えないが、美しい女性が自分に語り掛けてくる。
「私は、これより眠りに入る。そして次に目覚めた時には、この宇宙が実り溢れている事を祈ろうと思う。
この願いが果たされれば、私の悲願が成就する日も近いだろう・・・。では、後を頼んだぞ・・・。」
夢の中の青年、正しく言い換えれば"青年の視点"の者は、ゆっくりと眠りに落ちていった。
彼の見た短い夢は、これで終わりである。
些細な出来事ではあったが、後に伝説となる彼の人生。その運命の日を飾るには、相応しいと言えるだろう――。
~~~~~~~~~~~
「坊っちゃん!起きてください!」
「うわぁっ!?」
青年が目を覚ますと、目の前には小綺麗な老翁の顔があった。
モノクルを着け、白髪を整えたその姿は、正に大衆が思い浮かべる"執事"そのものである。
「会社に遅刻してしまいますよ!
目覚ましは出社のニ時間前に掛けるようにと、再三申し上げたはずです!
直属のリムジンを手配しますので、すぐにお着替えください!」
「僕は小学生じゃ無いんだ!24歳だよ!?"坊っちゃん"はやめてよ!」
「しかし、坊っちゃん・・・いえ、"清也様"・・・。」
「このままじゃ遅れちゃうけど、リムジンなんて使わない!バスで行くよ!」
この、あからさまに子供扱いされている青年、と言っても既に24歳であり社会人でもある男こそ、後の世に語られる伝説、その主人公"吹雪清也"である。
カビの生えたボロアパートに似つかわしく無い、"リムジン"と"坊っちゃん"と言う単語、それは彼の生い立ちが富豪である事を暗に物語っている。
「えぇっと・・・Yシャツはここに・・・あった!」
押し入れを勢いよく開け、慌ただしくYシャツを引っ張り出した。
昨晩はアイロンをしていないので、全体的にシワだらけである。
「社長の御子息ともあろう方が、そんなシワクチャな衣服を着て良いわけありません!
やはり、新品を買って来て正解でした・・・。」
そう言うと、用意周到な執事は背後から新品のYシャツを取り出した。無論、国内最高レベルの高級品である。
しかし、清也はそれを渡されたが――。
「いらない!僕の落ち度でこうなったんだ!自分でアイロンを掛けてから行く!」
「し、しかし!それでは会社に・・・。」
「遅刻の連絡はするよ。僕が居なくても、仕事は問題なく回るし・・・。」
清也はガッカリと肩を落とした。それは、遅刻がほぼ確定したからでは無い。
"自分は必要無い"と言う感覚が、自尊心のような感情を強く刺激していた。
「わ、分かりました・・・。
本社近くのランドリーに、有料のアイロンスペースがございます。そこをお使いになると良いでしょう・・・。」
「ありがとう。・・・あっ!そのYシャツ、まさかポケットマネーで買ったの!?」
清也は突然、ハッとしたように執事の顔を見つめ返す。
「えぇ、勿論でございます。
坊っちゃんが貧相な服を着ていくなど、私としても到底耐えられることではございません。
僭越ながら、私の財布から払わせて頂きました。・・・お気に召しませんでしたか?」
「ダメだよ!後でお金は返すから!何円だった!?」
「えーと・・・5000円・・・くらいだったと思います。」
「・・・で、本当の値段は?」
流石に、嘘があからさま過ぎた。
執事の顔は間違いなく、清也に気を遣っているのだ。
「・・・75000円です。」
「えぇっ!?何で、そんなに高いのを僕に!?」
「安物を着せる訳にはいきませぬ!
現社長である"旦那様"と、会長である"ご当主様"にも申し訳が付きません!
清也様は私にとっても、失礼ながら孫のような存在でございます。この程度、何ら痛い出費ではございません。」
「そ、そっか・・・。」
「なのでそれは、老翁からのプレゼントとお思い下さい。朝食と昼食も、既にお作りしております」
「うん・・・。」
清也は少し不服そうな顔をすると、朝食を急いでかき込んだ。執事の方は、清也をジッと見つめたまま、心配そうにしている。
出された食事をすべて食べ終わった後、清也は不思議そうな顔で執事に質問をした。
「ジィ~っと僕を見ていたけど、何かあった?」
「いえ、何もございません。ただ、喉に詰まらせないか心配で・・・。」
「幼稚園児じゃないんだから、流石にそれは無いよ!」
清也は呆れたような声を出すと、急いでスーツを着た。まるで逃げ出すように玄関へと向かっていく。
「清也様!お待ちください!!」
「もう!みんな過保護すぎるよ!!!これじゃ、一人暮らしの意味が無いでしょ!?」
半ば憤慨気味に、清也は執事に対して不満を述べる。
生活力を上げるために始めた一人暮らしに、執事の介入があったのでは何の意味が無いのも確かである。
しかし、執事はそんな事を気にする事も無く、清也の方にソソクサと歩み寄って来た。
「清也様・・・ネクタイの着け方が全然違います・・・。
それでは首吊りでしょう・・・・・・よし、出来ました。
気を付けて、行ってらっしゃいませ。・・・赤信号は渡っちゃダメですよ!!!」
「う、うん・・・分かった・・・ありがとう・・・。」
清也は不甲斐なさで顔を真っ赤にしながら、足早に家を出て行った。
執事は清也が去った後、誰もいないアパートの一室を熱心に掃除し始める。
埃を払い、布団を干し、散らかった皿を片付ける。
どれもこれも、本来なら清也が行うべきことだろう。
しかし執事は、彼に方法を教えるよりも、自らの手でこなす事を選んだ。
これは何も執事に限ったことでは無く、教師、講師、父親、祖父、上司、部下・・・彼を取り囲む全員が彼の望む”自立を促す姿勢”でない事を、誰一人として悟っていないのだーー。
年季と気品を感じさせる鮮やかな手つきで、清掃を終えた執事。僅かに汗を垂らす彼の顔は、どこか満足げだ。
「これで坊ちゃんは今日も快適に過ごせます♪」
なんとも虚しい話である。
吹雪清也がその家に戻る事は、”金輪際ない”と言うのにーー。
~~~~~~~~~~
「はい、吹雪清也です。経営企画部専務です・・・はい・・・一時間後のミーティングには、常務の太田さんに変わって貰います。
・・・はい、彼なら大丈夫です。よろしくお願いします。・・・遅れて本当に申し訳ありません・・・。」
ランドリーで明日のワイシャツにアイロンを掛けながら、清也は遅刻の連絡と謝罪の電話をしていた。
24と言う年齢に似合わない、専務と言う肩書き。
それは彼が社長の一人息子であり、次代の吹雪カンパニーを担う男であると示している。
「はぁ・・・。僕何て飾りだし、むしろ太田さんの方が百倍専務に向いてるのに・・・。」
既に焦げてしまっているシャツに気付かずに、ひたすらアイロンをかけ続けている。
「会議には、どうせ間に合わない・・・。
僕が行ってもお荷物なだけ・・・はぁ・・・。」
清也は金を稼ぎたいわけでは無い。
ただ一つ望む物があるなら、それは”自立”である。
幼少より"親の七光り"と嘲笑されても、何ら言い返せないほどに気が弱かった彼には、友人がいなかった。
損得勘定有りで近寄って来る者は多いが、共に成長できるような友人などは一切いない。
恋人なども出来たことが無く、縁談は全て自然消滅した。
「何か、僕にできる事は・・・・・・あっ!」
清也は一つだけ自分にできる事を思いついた。
否、しなくてはいけない事を思いついたのだ。
「爺にプレゼント返しでも買ってあげよう!まずはそこからだよね!・・・うわっ!焦げてる!?」
真っ黒に焦げた袖を見ながら、清也は大きくため息をついた。
しかし、すぐに気持ちを切り替え、執事への恩返しのプレゼントを何にするか考え始めた。
「う~ん・・・売ってる物をあげるだけじゃ、気持ちが伝わらないよね・・・。
でも、ミシンの使い方が分からないし裁縫は無理・・・。」
独り言を呟きながら、ワイシャツを片手に通りへと出る。
ランドリーの外は大勢の人でごった返しており、人通りもさる事ながら車通りも多すぎるほどだ。
「う~ん・・・う~ん・・・。」
小さく唸りながら、歩道をゆっくりと歩んで行く。
腕を組み、ひたすらに首を傾げながら、朝の通勤ラッシュの波を超えていく――。
ドサッ!
「うわっ!」
前方不注意だった彼は、前から来た通行人と衝突してしまった。
乱れた着衣を直しながら、慌てて相手に謝ろうとする。
「前を見てませんでした!ごめんなさ」
言葉が、最後まで出なかった――。
誰の目から見ても、その男の雰囲気は異常だった。
誰よりも果てしない"プレッシャー"と、自然と傍を人が避けていく感覚。
他の人間に、彼は見えていないのか。それとも、"見てはいけない"と感じているのか。
誰もが視線を逸らし、誰もが傍を通りたがらず、誰もが彼を恐れている。そんな、不思議な感覚だった――。
身長が極端に高いわけでは無い。日本人から見れば高い方だが、欧米人と並べば叶わないだろう。
そんな男が全身を、頭髪の末端から足の指先に至るまで、全てを"黒いマント"で覆っているのだ。
五月と言う、春真っただ中には似つかわしくない格好の男は、ゆっくりと口を開いた――。
「お前は、何を為せる?」
「・・・はい?」
出し抜けに、こんな事を聞かれては清也も困惑する。
しかし男は、混乱する彼をよそに話を続ける。
「今度こそ、救えるのかと聞いてるんだ。」
「・・・・・・???」
彼が何を言っているのか、清也には分からなかった。
大げさに首を傾げて、"理解不能"のジェスチャーを送るが、男はうわ言のように呟くばかりだ。
「私はお前が嫌いだ。
小僧、お前みたいな青二才が、なぜ伝説になったのか分からない。
だからこそ・・・教えてくれないか?その答えを・・・私に・・・。」
それだけ言うと、男は故意で清也に肩をぶつけて、雑踏の中へと消えて行ったーー。
~~~~~~~~~~~
「えへへ♪爺、喜んでくれるなぁ・・・!」
男とぶつかった場所は、偶然にも高級時計店の前であった。
そこで清也は、執事が私用の時計をちょうど先日、破損していたことを思い出し、懐中時計を贈ることに決めたのだ。
それも、ただの時計と言うわけではない。
時計店でしか買えないような、非常に珍しい品である。
「メモリーズ・クロック!良い名前だな・・・!」
写真と音楽をUSBメモリに保存し読み込ませ、側面から差し込む。
思い出の写真が羅針盤に映し出され、オルゴール調に自動翻訳された音楽が、短針が時を刻むたびに流れるという物であった。
子供のように無邪気な笑顔ではしゃいでいる彼に、水を差すような事は言いたくない。
だが、執事が破損したのは腕時計であって、懐中時計ではない。
貰っても困る物を買って、彼は喜んでいる。そういう所が、間抜けだと言われる所以なのだ。
しかし、それを差し引いても、執事は孫のように可愛がっている清也からの贈り物に、狂喜乱舞することが予想される。
皮肉な話だ――。
もし清也が、執事への労いなどを考えない、所謂”ドラ息子”であったなら、彼は今頃とっくに”運命の交差点”を渡り切っていた。
生と死を分かち、退屈と冒険を分かつ交差点。人生の分岐点と言えば、理解が早いだろう。
しかし、彼は人への”敬意”を忘れない青年であった。
確かに、自立しているとは言えない男だ。
だが、家族や従者からの愛を注がれて育った彼は、優しさに満ちた青年に、他ならなかった。
少なくとも今の彼に、後の世で”死神”と呼ばれる男の片鱗は見えないーー。
「それにしても・・・さっきの人・・・僕のせいで不快にさせちゃったかな・・・。」
些細な事にも、清也は細かく気を配っている。
無能であっても、人の邪魔だけはしない事を、彼は普段から心がけていた。
そして彼は今、淡々と歩いている。
特に感慨もなく、いつも通りの見慣れた街並みを瞳に映しながら。
そうして歩き続けるうちに、先程のランドリーの場所まで戻ってきた。
「よし、あと二分も歩けば・・・。」
時計を確認しながら、独り言を呟く。
彼にとって、今日はいつもと変わらない退屈な日。明日からも続く、つまらない人生の1ページに過ぎないのだ。
いや、そのはずだったーー。
もしも、あと一分早くここへ来ていたら。
もしも、あの男にぶつからなかったら。
もしも、彼がリムジンで通勤していたら。
もしも、彼の執事が時計を破損しなかったら。
無限に存在する選択肢。
その奇跡的な偶然の中で、彼の"運命"は遂に1人の女性と"交差"した。
その出会いは、運命と言う名の”必然”に約束されていたと言っても過言ではない――。
「えぇっと、ランドリーがあっちで・・・あっ。」
先ほどまで利用していたランドリーに、自然と目をやる。
そして、そこから出てきた女性に、彼は一瞬にして目を奪われてしまった。
セミロングの茶髪で、黒い服を着た女性。
彼女は、自らの物と思われる白衣を、片手に抱えて走っている。
急いでいるのだろう。
しかし無我夢中で走っている中でも、全身から溢れる色気が、周囲の中で彼女だけを完全に浮かせている。
(き、綺麗だ・・・。あんなに美しい人が、この世にいるのか・・・。)
完全な一目惚れである。
しかし、運命が交差したのはこのタイミングでは無い。
ここで終われば、間違いなく他人のままで一生を過ごし、二度と出会う事は無かっただろう。
しかし、またも偶然が重なった。
(あ、同じ方向に行くのか。)
清也に、初対面の女性に話しかける勇気など、あるわけない。それも、何の接点もない女性に。
しかし、自然と目で追ってしまう。視線が吸い寄せられると言うのが、感覚としては正しいだろう。
そして、2人は同じ交差点で信号を待つ事になった。
背後には、多くの通行人がひしめき合い、取り止めのない会話をしている者も多い。
しかし清也はそれでも、彼女から目が離せなかった。
彼女から一瞬でも目を離せば、線香花火のように散ってしまう。そんな気がしたのだ――。
赤信号が青に変わり、一斉に通行人が動き出す。
「あっ!危ないっ!!」
「え?」
彼の瞳には、信号を無視したトラックが映っていた。
大通りのど真ん中を直進して、凄まじいスピードで接近する車両に、多くの人は気付いた。
訝しく思い、誰もが立ち止まる。進めば轢かれるが、歩道に居れば安全。そう思ったら、誰もがその場に留まるだろう。
ところが、前を歩いている彼女は、接近する信号無視の車両に気づいていない。
清也は鋭い声で叫んだ。しかし、もう間に合わないーー。
その一瞬は、まるで永遠のようだった。
凍りついた時の中で、急速に思考が回転する。
(ここで止めに入れば、僕はきっと死ぬ・・・。嫌だ、死にたくない・・・!)
ここまでが常人の発想である。
これが人間として正解と言っても、何ら過言ではない。
しかし清也は、そこで終わらなかったーー。
(でも、止めなきゃ一生後悔する!・・・変わる!変わるんだ!!
死んだように生きる日々を過ごすなら!僕は・・・こんな人生惜しく無い!!!こんな僕でも!1人の命を救えるなら!!!)
凍りついた時が動き出した。走り出した体は止まらない。
(ま、間に合えっ!間に合えぇぇッッッッ!!!!!)
心の中で絶叫するが、あと一歩距離が足りない。
もう無理だと、諦めかけたその時ーー。
「世話の焼ける小僧だ。満足に死ねもしないのか。」
背後から、呆れたような声がした。
それと同時に彼の体は、大きく前のめりに押し出された。
女性の背中と、彼の細い右手のひらが力強く接触する。
その時、不思議な事が起こった。
手先が背中と接触した瞬間、天空から降りて来た"青白い光の渦"が2人を包み込んだのだ。
沸々とした感覚が全身の血管を駆け巡り、体が自然と浮いてしまう。
そして直後に、清也は意識を失ったーー。
数多の偶然が重なって生まれた必然は、2人の数奇な運命を交差させた。
ここで出会ったのが彼女では無くても、清也は命を張っただろう。
しかし、彼女とここで出会う事は、遥かな過去から定められた巨大な運命の1ページなのだ。それは決して揺るがない。
彼はまだ知らない。
運命の巨大な歯車が自らの人生を巻き込んで、力強く回り始めている事をーー。
~~~~~~~~~
都内有数の高層タワー、吹雪カンパニー本社の頂点。
針ほどの細さの避雷針の先端に、その男は片足で立っていた。
バランスを崩せば串刺し。
もしくは、転落死を避けられないだろう。しかし彼は、平然とした様子で直立している。
漆黒のマントがビル風に煽られ、パタパタとはためいていた。
腕を組んだまま眼下を見下ろす男は、それとなく瞑想しているようにも思える。
「・・・来たか。」
男はそう言うと、男は足先を避雷針に置いたまま、クルリと振り返った。
今度は先端に立っている程度ではない。
どう見ても、何も無い空中に"人が浮いている"。
いや、よく見ると、それは人ではなかった。
その姿が、地球で人間と名乗るには、似つかわしく無いのだ。
彼女には、尻尾と獣耳が生えており、長い金髪が風に煽られて大きく揺れている。
「お待たせしてしまい、申し訳ありません。つい先ほど、死亡が確認されました。」
「よし、ここまでは予定通りだな。・・・ある程度の記憶封じは効いてそうか?」
「はい、事故の直前の記憶はかなり曖昧になっているかと。」
「良くやった。・・・すまない、私はこの世界でやる事がまだある。先に行っといてくれるか?」
「了解しました。マスターの武運をお祈りしております。」
それだけ言い残すと、宙に浮いた不思議な少女は遥か上空へ、旋回しながら上昇して行った。
「武運・・・か・・・。流石に、こんな場所でやり合うつもりは無いが・・・。まぁ、用心はしておこう。」
男はそう言うと、そびえ立つ高層タワーの屋上から、眼下に広がる東京の街並みへ、平然とした様子で身を投げ出した――。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる