108 / 251
第三章 シャノン大海戦編
EP97 アトランティスの秘宝
しおりを挟む
「ええぇぇぇっっっ!!??」
花は驚きのあまり声を上げてしまった。
シンは碑文の意味を理解した事に対して、特に感慨は無いようだ。
「こういうのって、二人で考えて閃く物じゃ無いの!?」
「いや、正直すぐ分かった。」
シンは腕を組んだまま、つまらなそうに答える。
「何で?」
自分が一生懸命考え抜いた碑文の意味を、シンが数秒で理解した事に、花は驚きを隠せない。
「勘、と言うか碑文の通りじゃん。」
「え?碑文の通りって・・・?」
「だから、言われた通りにすれば良いんだよ。
友達が居なくて、無欲な奴と強欲な奴は認めないって事だろ?」
「う、うん・・・?」
「簡単じゃん。二人で二部屋に別れて入れば良いんだよ。
一人で二つ取るの強欲で、どちらも取らない奴は無欲。それだけの話だ。」
「え・・・?これって、そんな意味が・・・?」
シンの思考力は、まさに超人の域に達している。
抜群の知能指数と、相手の思考を読み取る力を以ってすれば、こんな碑文は余裕で解読出来るのだ。
「さっさと行くぞ。お前が右で俺が左だ。
同時に入って、同時に秘宝に触れないとヤバそうだ。タイミング勝負だぞ。」
シンはそう言うと、呆気にとられている花を置いて、左の扉の前に立った。
花も慌ててその後を追いかける。そして、右の扉の前に立った。
「”せーの”で入るぞ。・・・せーのっ!」
二人は同時に部屋に入った。
先程の花は、このタイミングで既に扉が閉まっていた。
しかし、何も起こらない――。
「聞こえてるか?花?」
シンは泡魔法の効果を頼りに、厚い壁越しに話しかける。
「えぇ、聞こえてるわ・・・どうやら、成功みたい!」
花は嬉しそうに叫ぶが、シンはすぐに制止する。
「こっちにも秘宝がある。多分これは・・・弓かな?
まぁいい、取り敢えず同時に触らないとヤバそうだ。タイミングを合わせろよ。・・・・・・せーのっ!」
二人は今度も同時に触れた。
花は癒しの杖に、シンは破壊の弓に。
"正反対の性質"を持つ二つの秘宝はまるで、二人の辿る運命の暗示、その物だった。
永遠を求める罪と、同胞を殺める罪。
奇しくも、碑文の言葉は二人の相反する未来を、如実に語っていたのだ。
気が遠くなるほど遥かな未来で、希望を求めてぶつかり合う者たち。
愛を知り、愛に狂い、愛に泣く者たちは、その運命の兆しすら未だ見せていない――。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「うぉっ!?」
「きゃっ!?」
青色の眩い閃光が、秘宝に触れた指先から発せられる。
二人は瞬時に目を瞑ったが、瞼を貫通して入り込んでくる光によって、一時的に失明してしまった。
そして、次に視界が開けた時には――。
「え?・・・無くなってる!?」
しっかりと握りしめていたはずの、二つの秘宝は跡形もなく消失していた。
「取り敢えず部屋から出よう。
奥にもう一つ扉があるだろ?その先で落ち合おう。」
「何でそんなに落ち着いていられるの!?」
「いや、まぁ別に期待して無かったし。」
シンは無愛想に言うが、言葉に相反するように声は沈んでいる。
秘宝が手に入らなかった。それはつまり、足が治らないと言う事である。
花もその事は理解していた。だからこそ、掛ける言葉が見当たらない。
「わ、分かった・・・また後でね・・・。」
そう言うと二人はそれぞれの部屋から、外に繋がる通路を進んで行った。
~~~~~~~~~~~~
花が暗い一本道を進んでいくと、先核に通ったウォータースライダー状の通路に出た。
しかし不思議な事に、先程は無かったはずの水が長く太い通路を満たしている。
「あれ?何で水が・・・?まぁ、泳いで登れると思えばいっか。」
花は楽観的に考えて、平泳ぎをし始めた。
数分後、結局シンと合流する事なく、花はエアロックまで到達した。
海水が入って来ている事から、壊れているのかと想定していた扉は、傷一つなく残っている。
しかし、何かが変わっている。
花は理由の分からない違和感を抱えたまま、内扉へと近づいて行く。そしてその途中で、遂に違和感の正体に気が付いた。
「・・・!!!模様が変わってる!?」
その通路は確かに、花が行きにも通った物だった。しかし、扉の模様は完全に変わっている。
薄い青色の美しい扉は、白い背景に赤色の巨大な円が描かれた不気味な物に変わり、キョロキョロと蠢いている。
「な、何これ!?気持ち悪いっ!!」
花は正常な感覚を持った人間なら、まず初めに思うであろう感想を率直に述べた。
すると、その扉は段々とハマっていた壁から離れて行く――。
「きゃああぁぁぁぁっっっっっ!!!???」
花は全身全霊の叫びを上げた。
彼女の目に映ったのは自分の50倍の大きさはある巨大な海竜だった。
シンが相手したモササウルスを口の端に抱えて、優雅に海中を泳いでいる。
その姿は明らかに、これまでの海竜とは違う。地球上の生物ではなく、空想上の海竜の物だった。
そして、彼女が扉だと思っていたのは、実際は全く違う物だった。
「あれは海竜の"目"!?こっちに来る!逃げないと!!!」
花は全力で今来た道を戻ろうと振り返るが、間に合わない。
巨大な海竜の鋭利な口先が、水路に差し込まれ花に迫ってくる。
「伏せろ!」
シンの鋭い声が、背後から響いて来る。花は即座に、その声に従った。
ドォォォォーーーンッッッッ!!!
何が起こったのか分からなかった。
後ろから強烈な爆発音が響き、何かが花の頭上を掠めていった。
花が振り返ると、そこにはシンがいた。長い棒状の何かを海竜に向けて構えている。
花には一瞬、それが何か分からなかったが、すぐに理解した。
「それって・・・ライフルじゃない!!一体どこでそんな物!?」
花は堪らずに聞くが、シンはそれに答えない。
その代わりに、信じられない事を叫んだ――。
「いよいよお出ましか!大将さんよぉッッ!!!」
花は驚きのあまり声を上げてしまった。
シンは碑文の意味を理解した事に対して、特に感慨は無いようだ。
「こういうのって、二人で考えて閃く物じゃ無いの!?」
「いや、正直すぐ分かった。」
シンは腕を組んだまま、つまらなそうに答える。
「何で?」
自分が一生懸命考え抜いた碑文の意味を、シンが数秒で理解した事に、花は驚きを隠せない。
「勘、と言うか碑文の通りじゃん。」
「え?碑文の通りって・・・?」
「だから、言われた通りにすれば良いんだよ。
友達が居なくて、無欲な奴と強欲な奴は認めないって事だろ?」
「う、うん・・・?」
「簡単じゃん。二人で二部屋に別れて入れば良いんだよ。
一人で二つ取るの強欲で、どちらも取らない奴は無欲。それだけの話だ。」
「え・・・?これって、そんな意味が・・・?」
シンの思考力は、まさに超人の域に達している。
抜群の知能指数と、相手の思考を読み取る力を以ってすれば、こんな碑文は余裕で解読出来るのだ。
「さっさと行くぞ。お前が右で俺が左だ。
同時に入って、同時に秘宝に触れないとヤバそうだ。タイミング勝負だぞ。」
シンはそう言うと、呆気にとられている花を置いて、左の扉の前に立った。
花も慌ててその後を追いかける。そして、右の扉の前に立った。
「”せーの”で入るぞ。・・・せーのっ!」
二人は同時に部屋に入った。
先程の花は、このタイミングで既に扉が閉まっていた。
しかし、何も起こらない――。
「聞こえてるか?花?」
シンは泡魔法の効果を頼りに、厚い壁越しに話しかける。
「えぇ、聞こえてるわ・・・どうやら、成功みたい!」
花は嬉しそうに叫ぶが、シンはすぐに制止する。
「こっちにも秘宝がある。多分これは・・・弓かな?
まぁいい、取り敢えず同時に触らないとヤバそうだ。タイミングを合わせろよ。・・・・・・せーのっ!」
二人は今度も同時に触れた。
花は癒しの杖に、シンは破壊の弓に。
"正反対の性質"を持つ二つの秘宝はまるで、二人の辿る運命の暗示、その物だった。
永遠を求める罪と、同胞を殺める罪。
奇しくも、碑文の言葉は二人の相反する未来を、如実に語っていたのだ。
気が遠くなるほど遥かな未来で、希望を求めてぶつかり合う者たち。
愛を知り、愛に狂い、愛に泣く者たちは、その運命の兆しすら未だ見せていない――。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「うぉっ!?」
「きゃっ!?」
青色の眩い閃光が、秘宝に触れた指先から発せられる。
二人は瞬時に目を瞑ったが、瞼を貫通して入り込んでくる光によって、一時的に失明してしまった。
そして、次に視界が開けた時には――。
「え?・・・無くなってる!?」
しっかりと握りしめていたはずの、二つの秘宝は跡形もなく消失していた。
「取り敢えず部屋から出よう。
奥にもう一つ扉があるだろ?その先で落ち合おう。」
「何でそんなに落ち着いていられるの!?」
「いや、まぁ別に期待して無かったし。」
シンは無愛想に言うが、言葉に相反するように声は沈んでいる。
秘宝が手に入らなかった。それはつまり、足が治らないと言う事である。
花もその事は理解していた。だからこそ、掛ける言葉が見当たらない。
「わ、分かった・・・また後でね・・・。」
そう言うと二人はそれぞれの部屋から、外に繋がる通路を進んで行った。
~~~~~~~~~~~~
花が暗い一本道を進んでいくと、先核に通ったウォータースライダー状の通路に出た。
しかし不思議な事に、先程は無かったはずの水が長く太い通路を満たしている。
「あれ?何で水が・・・?まぁ、泳いで登れると思えばいっか。」
花は楽観的に考えて、平泳ぎをし始めた。
数分後、結局シンと合流する事なく、花はエアロックまで到達した。
海水が入って来ている事から、壊れているのかと想定していた扉は、傷一つなく残っている。
しかし、何かが変わっている。
花は理由の分からない違和感を抱えたまま、内扉へと近づいて行く。そしてその途中で、遂に違和感の正体に気が付いた。
「・・・!!!模様が変わってる!?」
その通路は確かに、花が行きにも通った物だった。しかし、扉の模様は完全に変わっている。
薄い青色の美しい扉は、白い背景に赤色の巨大な円が描かれた不気味な物に変わり、キョロキョロと蠢いている。
「な、何これ!?気持ち悪いっ!!」
花は正常な感覚を持った人間なら、まず初めに思うであろう感想を率直に述べた。
すると、その扉は段々とハマっていた壁から離れて行く――。
「きゃああぁぁぁぁっっっっっ!!!???」
花は全身全霊の叫びを上げた。
彼女の目に映ったのは自分の50倍の大きさはある巨大な海竜だった。
シンが相手したモササウルスを口の端に抱えて、優雅に海中を泳いでいる。
その姿は明らかに、これまでの海竜とは違う。地球上の生物ではなく、空想上の海竜の物だった。
そして、彼女が扉だと思っていたのは、実際は全く違う物だった。
「あれは海竜の"目"!?こっちに来る!逃げないと!!!」
花は全力で今来た道を戻ろうと振り返るが、間に合わない。
巨大な海竜の鋭利な口先が、水路に差し込まれ花に迫ってくる。
「伏せろ!」
シンの鋭い声が、背後から響いて来る。花は即座に、その声に従った。
ドォォォォーーーンッッッッ!!!
何が起こったのか分からなかった。
後ろから強烈な爆発音が響き、何かが花の頭上を掠めていった。
花が振り返ると、そこにはシンがいた。長い棒状の何かを海竜に向けて構えている。
花には一瞬、それが何か分からなかったが、すぐに理解した。
「それって・・・ライフルじゃない!!一体どこでそんな物!?」
花は堪らずに聞くが、シンはそれに答えない。
その代わりに、信じられない事を叫んだ――。
「いよいよお出ましか!大将さんよぉッッ!!!」
1
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
「強くてニューゲーム」で異世界無限レベリング ~美少女勇者(3,077歳)、王子様に溺愛されながらレベリングし続けて魔王討伐を目指します!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
作家志望くずれの孫請けゲームプログラマ喪女26歳。デスマーチ明けの昼下がり、道路に飛び出した子供をかばってトラックに轢かれ、異世界転生することになった。
課せられた使命は魔王討伐!? 女神様から与えられたチートは、赤ちゃんから何度でもやり直せる「強くてニューゲーム!?」
強敵・災害・謀略・謀殺なんのその! 勝つまでレベリングすれば必ず勝つ!
やり直し系女勇者の長い永い戦いが、今始まる!!
本作の数千年後のお話、『アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~』を連載中です!!
何卒御覧下さいませ!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる