転生お姫様の困ったお家事情

meimei

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久しぶり

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「ふふふ、ラナイにエリク様のサインしてもらっちゃった~めちゃくちゃ嬉しい~」

サイン色紙を片手に嬉しくてくるくるまわる…。

あ…やば、目が回った…。

ふらぁっとしたところを間一髪ラシベル兄様が支えてくれた。
ん?ラシベル兄様??

「ラシベル兄様珍しいですのね、
助けて頂いてありがとうございます」ニコッ

「ああ、なんでくるくるまわっていたんだい?」クスクス

「ちょっと嬉しいことがありまして」テヘヘ

「そうか」クスクス

「ラシベル兄様はどうなさったの?」

「ああ、ちょっとララが喜びそうな場所を見つけてね連れて行ってやろうかなと思ってな」

「!?」

「説明するのもめんどくさいからこのまま行くぞ」
パッ
ラシベル兄様は無詠唱なのよね~。
ミリアもたまに無詠唱…。
まぁ、私もなのだけど。

「まぁ!?綺麗なお花畑!」

「ああ、昔からララは花が好きだったろ?見つけて連れてきてやりたくさ」

「ありがとう!ラシベル兄様!」

わぁ~ピンクの花に、薄紫のお花

綺麗~!!綺麗な蝶も飛んでいるのね!
ララは夢中で花冠や花束を作った。

「おい、ララ少し休憩しよう、紅茶を持っていているぞ」

「!?ラシベル兄様!ありがとう」
パタパタとラシベルの方に向かう。

木陰で、ラシベルが水筒のような物からコップに温かい紅茶を入れてくれた。

「美味しい~」

「そりゃ良かったな」クスクス

「ラシベル兄様は今どのようなお仕事をなさっておられるの?」

「ん?仕事か、今は自然の生態系を探っているな~なかなか…大変なんだ…これが…」

「それは…先が長そうなお仕事ね…」

「ああ……」

チュっとラシベルがララの唇にキスを落とす。

「俺は婚姻するまではキスだけしかしないつもりだ」
ララの頭をポンポンと撫でる。

「なぜ?」コテンと首を曲げるララ
にラシベルは苦笑する。

「その方が初夜にドキドキするだろ?結婚生活は死ぬまで一緒なんだ、初夜くらいドキドキ新婚気分を味わいたいなと思ってな」クスクス

「まあ、確かにそうね」

「だろ?」

二人で他愛もない話をしながらお花畑を見ながら温かい紅茶を飲む。
そんなひと時がとってもホッとして
落ち着けた。

こんなにホッとして過ごすのも久しぶりね~。

「ねぇ、ラシベルは私と婚姻したかったの?」

「ん?そらそうさ、赤ちゃんのお前をひと目見て絶対幸せにしたいと思ったからな」

「みんなそう言うのよね…」

「今も可愛いく美しいが、赤ちゃんの頃のお前はそや天使のような
可愛いさでな」

「ふむふむ」

「2歳くらいかな、両手を広げておにぃたま~とかけてくるお前がそやもう…可愛いくて、可愛いくて…」

「ねぇ…それって兄妹じゃだめなの?」
どう聞いても兄としての…気持ちなんだけど。

「もちろん兄妹としても大切だけど、異性としても大切だぞ?初夜まで大切にするくらいにはな」クスクス

「なるほど~」

「まっ、ララはさ王になるわけだし、美形ぞろいを侍らせて国政を守ればいいんじゃないか?」クスクス

「……………そ……そうね…」

「あんまり難しく考えるなよ、お前らしくのびのびとやりたいように生きろ」

「ラシベル…」

「なっ?」

「うん、ありがとう」

「さて、次はどこに行きたい?」

「んーー行ったことがない街でお買い物したい」

「ほう~買い物か~なら帝国かな、よし行くか!」

「え!?今!?」

パッ

「はい、帝国に着いた」

「決断力半端ないわね…」

「まあな」クスクス

「褒めてないけど……」

「で、どこの店に行く?」

「んー、帝国にしかない宝石とか見てみたいわ」

「宝石か~了解」

ラシベルが連れてきてくれたのは、
わりと小さな宝石店だった。
あっちに大きいお店あったのに??

「ここの宝石店はな、石の質がずば抜けていいんだ」ニコッ

「へぇ~さすがラシベルね」

なるほどそういう理由があったのね。

この石素敵ね…

「その石が気に入ったのか?」

「綺麗だなぁと思って…」

「そちらはアレキサンドライトといって、とても希少な宝石になり、昼と夜で色の見え方が変わります」

「へぇ~それはいいな、よし俺が買ってやるよ」

「…………希少ということは高いのよ…ラシベル…お金あるの??」

「お前知らないのか…俺はめちゃくちゃ金持ちなんだぞ…」

「はあぁぁ??」

「鉱山をいくつも…持っているんだが…金や様々な宝石の石がでるんだ。一生かかっても使い切れないくらいの金はあるぞ」

「…………なら、お願い致しますわ」

「おう、任せておけ!」

「では、こちらですね。今宝石鑑定書と共にお包み致します」

「ああ、ありがとう」

「宜しくお願い致します」

数分待った後すごく可愛くラッピングされた宝石箱を紙袋に入れて持ってきてくれた。

「また来る、ありがとう」

「はい、またのお越しをお待ちしております」

店主が頭を下げる。

「ほら、ララのだ」

「ありがとう、ラシベル。一生大切にするわ」
紙袋をぎゅぅぅっと抱きしめる。

「大袈裟だな~、結婚指輪はこれからまた買うんだぞ、婚約指輪もじゃないか」

「婚約指輪はこれで充分すぎますわ」

「そうか?」

「ええ」

「なら結婚指輪は俺が選ぶかな~」

「ふふ、宜しくお願いしますわ」

「次はどうするかな~ララって奴隷がすきなんだっけ?」

「え!?」
思わず固まる…

「買わなくてもいいし、見に行ってみるか?帝国の奴隷はまた毛色がちがうかもしれんぞ」

「………でも…御世話が…その…」

実は婚約者+夫+ペット4名で
毎日クタクタなのである。

「買わなくてもいいし、見に行こうぜ、俺見たことないんだよな~」

「ラシベルが…みたいだけなのですね…ならいいですよ」

帝国の高級奴隷商にいくと、

国の奴隷商とは違いなんかとても
きらびやかな店だった…。

「へぇ~こういう感じなのか」

「国の奴隷商とはちがいますよ」

コスプレさせられている奴隷とかもいる…。

「見事に男しかいないな」

「そうですね…」

ララも奴隷を見て歩く…

ん??なんか…あの人…見覚えが……

「ララどうしたんだ?気になるのでもあったか?」

じぃぃぃぃっと見てるけど…やっぱり
見覚えがある顔………。

「あの、あの人を見せてくれません?」

「はい、あの物ですね、少々お待ちを」

ララの前に連れてこられた…。

やっぱり………。

「先生……ここで何をしているんです?」

目を見開いてララを見る。


「君は誰なんだ?」

「はあぁぁ…ラシベル…この人を買っていきます…知り合いなので…」

「こいつと知り合いなのか??分かった俺が買ってやる」

「いえ……自分で買えますので…」

「そうか?分かった」

購入手続きをして、奴隷を連れて

城に戻ってきた。ララの部屋である。

ラシベルはどんな知り合いだと
ソファーに座って聞いている。


「先生、なぜこの世界にいるのですか?」

「なんで、おれが教師だと知っているんだ?君は誰なんだ?」

「私はこの世界に転生した者です。今はこの国の王太女です」

「王族なのか…」

「ええ、そして前世は貴方の生徒でした」

「俺の生徒……?」

「はい、一度先生を振っていますね」クスクス

「俺を振った生徒…って!!!」

「はい、その女ですね」クスクス

「お前……勉強の過労で死ぬってなんなんだよ…」

「ホントですよね…すみません」

「良かった……また会えて」
先生はポロポロと涙を流した。

「でも、先生なんか若がえってませんか?」

「そうなんだよ!!!目が覚めたらのここにいてさ17くらいになっててさ!!めちゃくちゃびっくりだろ?」

「ええ、それはラッキーですね」

「なぁ、お前が俺を買ったということは…」

「先生は私のペットですね~」クスクス

「ペット………」

「と、いうのは嘘で、昔の馴染みですし、昔も私に夢中だった先生と再会できたので奴隷紋を消して、どこかに養子縁組して私の夫になります?」

「なる!!!!!なるなる!!ぜーーったいなる!きっと…お前に再会するために転移したんだな…」

「では、お父様にお願いしておきますね」ニコッ


「なるほどな、その人はララの昔馴染みだったのか」

「ええ、そうなの」

「俺から陛下に話しておいてやるから、その奴隷紋消してやれよ」

「ありがとう、ラシベル」

「ああ、じゃ陛下に話してから帰るわまたな~」

「ええ、また」ニコッ


パタン

「さて、奴隷紋消しますよ手首見せてください」

「うん」

魔力を流して奴隷紋を消した。

「これで大丈夫ですよ」

「ありがとう…うんと…」

「今はララという名です、正式にはララマリーアです」

「ララ、ありがとう」

「先生名前はどうするんです?」

「んー、ララが新しい名前をつけてくれないか?」

「いいですよ、んーー先生はクォーターでしたっけ?色素が薄いからこっちの世界でも浮かないですね、その顔」

「ああ、こればっかりは感謝したわ」

先生の髪の毛は金に近いプラチナブロンドで、瞳はグレーの瞳
背は高く、モデルみたいな容姿
なのに、めちゃくちゃ頭が良く…
高学歴なのよね…この人…


「んーーウラニオ.トクソ」

「ギリシャ語か、虹、なかなかいいな!ありがとうな」

「どう致しまして」ニコッ

後日ウラニオはお母様の実家の分家と養子縁組し正式な夫になり、あのフロアーで暮らすこととなった。

そして、その日はまた安定のソレナルの腕枕でぬくぬく寝るのであった




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