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運命?
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あと、行きたいところは、
「杖を見たいわ」
魔法の練習の前に自分で杖を選びたい
「杖ならこちらですね」
杖のお店は金物屋さんから3件隣にあった。こじんまりとしたお店でとても歴史を感じる作りになっている。
「いらっしゃいませ、本日はどのような物をお探しですか?」
「杖を見に来たの」
「そうでございますか。ではごゆっくりご覧になって下さい。杖は相性と運命めいた出会いがあるものですので。」ニコッ
お店の人、なんだか素敵な人だなぁ
サイフォンくらいの年かな、深緑の髪の毛を一本の三つ編みに結っている。
瞳は黄色かしら?
「ありがとう、ゆっくり見させていただくわ」
色んな杖がところせましと並べてある。
こっち……
………こっちに来て………
なんか呼ばれてる…?声のする方に行くと
そこには一本の普通の木の杖がガラスケースの中にあった。
じぃぃー。ただの木の杖よね?これ。
でもこれに惹かれるし、呼ばれているような気がするの。
「あの、これにします」
お店の人に声をかけるととても驚いた表情をしている。
「こちらですね、では手にお取りください」
お店の人はガラスケースから出してくれた。
ティアナはその木の杖を取ると
ぱぁぁーーー、あたり一面が虹色に輝いた。
え…また虹色なの??なんで??
鑑定の儀の時と同じじゃない。
またなんかやらかした?
光が収まって手元を見ると、先程のただの木の杖が銀色の金属になっていて、先は銀色の薔薇の花の形で花の中央に7色に見えるような石がついている。レインボームーンストーンみたいな石。
杖というよりかはロッドに近い大きさだった。
「わぁ形がかわった綺麗」
みんな呆然としている。
「こちらは精霊王の杖といわれていて、持ち手を杖が選ぶ杖なのです。」
「精霊王の杖?」
「ええ、精霊王の杖といいまして。選ばれた物じゃない者が触ってもただの木の杖なのですが、杖に選ばれた者が触ると、その者の心の美しさを杖の形に彩り、その者の本質の力を発揮する力を持つ杖なのです。そして、ここ300年は誰も変化させておりませんでした。」
「300年??300年生きているのですか?」
「お恥ずかしながら、私は竜人族でして
、寿命が1500年くらいはあり、まだ人間で言うところの20代くらいなのです」
「竜人の方初めてお会いしました。綺麗な方が多いのです?」
ハッ!私は何をきいているの…
「ハハハ、ありがとうございます、そうですねわりと中性的な顔の者が多いかもしれません。」
かぁぁー。ティアナは顔が少し赤くなった
「こちらの杖は本日お金は必要ありませんので、このままお持ち帰りください。」
「え」
「精霊王との取り決めで、杖に選ばれた者には無償で渡すとされております。そして、この杖は主が死ぬまでずっと主が主人です。末永く大事にしてあげてください。」
「ああ、名のり遅れました。私は、
セドナ.アズカと申します」
「私はティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します。」
「ご挨拶ありがとうございます、また杖のメンテナンスなど、いつでもいらしてください」
「はい!」
ティアナは杖を護衛二人にあずけることなく、自分で大切にもっている。
屋台でお父様とシトリンや使用人の人たちにお土産を買い家路に着く。
なんだか毎日毎日、色々ありすぎじゃない?
神様…。
「杖を見たいわ」
魔法の練習の前に自分で杖を選びたい
「杖ならこちらですね」
杖のお店は金物屋さんから3件隣にあった。こじんまりとしたお店でとても歴史を感じる作りになっている。
「いらっしゃいませ、本日はどのような物をお探しですか?」
「杖を見に来たの」
「そうでございますか。ではごゆっくりご覧になって下さい。杖は相性と運命めいた出会いがあるものですので。」ニコッ
お店の人、なんだか素敵な人だなぁ
サイフォンくらいの年かな、深緑の髪の毛を一本の三つ編みに結っている。
瞳は黄色かしら?
「ありがとう、ゆっくり見させていただくわ」
色んな杖がところせましと並べてある。
こっち……
………こっちに来て………
なんか呼ばれてる…?声のする方に行くと
そこには一本の普通の木の杖がガラスケースの中にあった。
じぃぃー。ただの木の杖よね?これ。
でもこれに惹かれるし、呼ばれているような気がするの。
「あの、これにします」
お店の人に声をかけるととても驚いた表情をしている。
「こちらですね、では手にお取りください」
お店の人はガラスケースから出してくれた。
ティアナはその木の杖を取ると
ぱぁぁーーー、あたり一面が虹色に輝いた。
え…また虹色なの??なんで??
鑑定の儀の時と同じじゃない。
またなんかやらかした?
光が収まって手元を見ると、先程のただの木の杖が銀色の金属になっていて、先は銀色の薔薇の花の形で花の中央に7色に見えるような石がついている。レインボームーンストーンみたいな石。
杖というよりかはロッドに近い大きさだった。
「わぁ形がかわった綺麗」
みんな呆然としている。
「こちらは精霊王の杖といわれていて、持ち手を杖が選ぶ杖なのです。」
「精霊王の杖?」
「ええ、精霊王の杖といいまして。選ばれた物じゃない者が触ってもただの木の杖なのですが、杖に選ばれた者が触ると、その者の心の美しさを杖の形に彩り、その者の本質の力を発揮する力を持つ杖なのです。そして、ここ300年は誰も変化させておりませんでした。」
「300年??300年生きているのですか?」
「お恥ずかしながら、私は竜人族でして
、寿命が1500年くらいはあり、まだ人間で言うところの20代くらいなのです」
「竜人の方初めてお会いしました。綺麗な方が多いのです?」
ハッ!私は何をきいているの…
「ハハハ、ありがとうございます、そうですねわりと中性的な顔の者が多いかもしれません。」
かぁぁー。ティアナは顔が少し赤くなった
「こちらの杖は本日お金は必要ありませんので、このままお持ち帰りください。」
「え」
「精霊王との取り決めで、杖に選ばれた者には無償で渡すとされております。そして、この杖は主が死ぬまでずっと主が主人です。末永く大事にしてあげてください。」
「ああ、名のり遅れました。私は、
セドナ.アズカと申します」
「私はティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します。」
「ご挨拶ありがとうございます、また杖のメンテナンスなど、いつでもいらしてください」
「はい!」
ティアナは杖を護衛二人にあずけることなく、自分で大切にもっている。
屋台でお父様とシトリンや使用人の人たちにお土産を買い家路に着く。
なんだか毎日毎日、色々ありすぎじゃない?
神様…。
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