転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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宝石作り

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4日目の朝

あ~明日にはもう帰るのか~寂しいなぁ…

今日は、鉱石博物館とか美術館とかを巡った。
お昼は決まった場所でグループごとにテーブルで食べて、午後はこの前の堀た鉱石を使っての宝石工房で宝石作りだって!!!

とりあえず…女神様の石は帰ってからにして。他の鉱石を何個か出した。

宝石工房に入ると、宝石作り体験用の部屋があって、それぞれテーブルがおかれ、そこに
錬金釜と宝石を作る道具が置かれていた。

とりあえず自分の宝石を作ろうという話になり、それぞれ夢中である。

「この鉱石を使ってみよう」
鉱石を釜にいれて、この前シュウに教えて貰った用にすると、綺麗なピンク…

鑑定

ピンクサファイア
意味

成功 誠実 慈愛

へぇーピンクサファイアか、なかなか
貴重そうな石ね。

「わぁ~ティアの石きれいね、なんの石?」

「ピンクサファイアよ、カリンのは?」

「ペリドットだったわ」

「さて、アクセサリーつくろうかしら」

「私も作るわ!!」

ティアナは、空間からプラチナを出して
それを錬金釜にいれて、前にデザインしておいた天使の翼のネックレスを作った。
羽と羽がハートの形に見えるように付いていて、ハートの真ん中の空間に宝石が付くようなデザインにした。もちろん浮かべられないから翼のハートの下の部分に錬金で小さな台座をつけて、そこにピンクサファイアをはめ込んだ。

「できたぁぁぁ」

「え!?見せて!?うわぁぁ可愛いい」

「ふふ、でしよぉ?エヴァンジェルの翼を連想したの」

「これ銀なの??」

「錆びないプラチナという素材よ、私が作ったの!もう商品登録済みよふふっ」

「さすがーー!!!」

「カリンのは?」

「私のはこれよ!!」

「わぁ~可愛いわね!!これ蝶よね?」

「そうよ!!蝶にしたの、なかなかいいでしょ?」

「ええ、とても素敵よ」

「ありがとう!!」

ティアナは、羽のネックレスをもう一つ作って、女神様用に空間にしまっておいた。

あと、6人分のブレスレットも作った。
ブレスレットには、翼から一つ取ったような
一枚の羽をプラチナで作ってその羽の横に
違う鉱石から出たタンザナイトを雫型にしてぶら下げた揺れるように。
んー、我ながらいい出来。

自分の手首にもつけて、
あとの5人に渡すと大喜びでつけてくれた。

「ティアめちゃくちゃセンスいいな」

「これは素敵ですね、ありがとうございます」

「お嬢様、ありがとうございます」

「ティアナありがとう」

「ティア~嬉しいありがとう!!」

「喜んで貰えて嬉しいわ」ニコッ

自室に戻り、
もう1つ作った。
ハートじゃない羽のネックレス。
羽の中にブルーサファイアの石を埋め込んでみた。
ん、素敵ね。
私がピンクサファイアだから、これは対になるブルーサファイア、よし呼ぶか…
あ、私のも実はデザイン変更したの…苦笑

この対と並べるとハートになるようにね…
ふふ。
ピンクサファイアも同じように羽に埋め込んだ。まったく同じデザイン!
女神様のは前のデザインよ!

「エヴァンジェルくーん、エヴァンジェルくーん」

天井に向かって呼ぶと…

パッ

「ティアナ、また女神様に届け物ですか?私は配達員ではないのですよ」

「ふふ、ごめんね、これお願い」

「分かりました…」

「あと、これをエヴァンジェルに」
エヴァンジェルの首にかける。
シャラン

「私がデザインして作ったのよ、これと対になっていてくっつけるとほらハートになるの」ふふっ

エヴァンジェルの顔が真っ赤になる。

「ありがとう、ティアナ…大切にする」

「うん!!ペアだから失くさないでね」ニコッ

「ええ!!一生大切にします!!」

「ふふっ、喜んで貰えて良かったわ」

エヴァンジェルは、チュッと唇にキスをして
女神様のもとに行った。

喜んでいたわね~、ふふっ
エヴァンジェルってツンデレ男子なのよね…

天使で羽があるのに、猫ぽい 苦笑

あ~帰ったらお母様にも作らないとね…。

すっかり忘れてたわね…。

明日はお土産を買ってまた魔法馬車で
学園に戻るみたいなの。

お土産何を買おうかしら…宝石は買ったし、
鉱石沢山あるし。

んー、ここにしかない生地とかないかしら?
明日見に行ってみましょ。

トントン

「ティアいる~?」

「もちろんいるわよ~」クスクス

ガチャ

「明日さ~どの店にお土産買いに行くかな~と思って」

「カリンはどこに行きたいの?」

「んーーー、お菓子の店かな」

「私もお菓子は買いたいわ、あと生地の店にも行きたいの」

「生地の!?それは思い付かなかったわ!行きたい!」

「ふふっ、もちろんカリンも一緒にいきましょ?」

「うん!!」

「どんな生地があるのかしらね~」

「山が多くて冬はかなり寒いみたいだからここにしかない生地もあるんじゃないかなと思って」

「確かに!!ティア冴えてる~」

「もし、想像している生地があったら、カバンとか髪留めとか羽織りものや、首を暖める物とかね」

「へぇ~!!出来たら私にも見せて!!」

「ふふ、もちろん!」

もし、あの生地があったらお父様に販売ルートを確保していただいて、わたくしの商店で
色々売り出したいわ。

「ね、今日は最終日だし!!一緒にベッドで寝ない?」

「寝る!!!ティアいい考えね!」

「でしょ~お風呂も入浴剤入れて一緒に入る?」

「入る入る!!」

最終日は、女二人でりんごの入浴剤で
リフレッシュして、遅くまで話して、
仲良く寝たのだった。

女神side

「女神様、ティアナからお届け物ですよ」

エヴァンジェルがティアナから預かった物を

女神様に届けにきた。

渡すと満面の笑みである。

「わぁ~天使の羽がハートになっていて可愛いわね~!!ピンクサファイアなのね、さすが私の娘センスいいわぁ」

「では、私はこれで」

「あら、ちょっと待って貴方のネックレスも見せて」

「はい…」

エヴァンジェルは、ネックレスを外して
女神様に見せる。

「へぇ~ブルーサファイアなのね、もしかしてティアナと対になっているの?」

「はい、2つ並べるとハートになるそうです」
つい顔が緩む

「ペアなのね~へぇ~!!良かったわねエヴァンジェル」ニコッ

エヴァンジェルにネックレスを返す


「はい、とても嬉しかったです」

「ふふ、少し安心したわ。また宜しくね」


「はい、承知致しましたでは」

パッ

エヴァンジェルが地上に戻った。


ティアナもペアなんてなかなか可愛い事をするわね~ふふっ。

私もあいつと……いや絶対無理だし嫌だわ…
考えただけで鳥肌たちそ……。


地上


「んー、よく寝た!おはよう」

「よく寝たわね~おはようカリン」

今日もいい天気ね!

「支度して朝食にいきましょ」

「うんうん!」


二人で支度して食堂に行くと、いつも通り

「「ティア、カリンこっちこっち」」

「「おはよう~」」


今日は、他のクラスメイトからもテーブル越しにおはようと挨拶された。
ちょっと緊張したけど、嬉しかったわ

席について、ご飯を食べて、イオとパンくんに行きたい所を告げるとイオとパンくんも
一緒に行くことになった。

別に男女別行動でもいいのだけど~。

最初はお菓子屋さん!!

この国にしかないお菓子を沢山買ったわ!!
婚約者やお父様達にも届けないと。

次は生地屋!

「いらっしゃいませ」


「生地を見せて頂きたいの、宜しいかしら?」

「ええ、ご自由にご覧下さい」

わぁ~色んな生地があるわね~

「ティアみて!!この花柄の生地可愛い~私これにするわ」

「カリンに似合いそうな小花の生地で素敵ね」

「うん!!これにする!!」

んー、あるかしら…

パラパラと探していると、もふっ

!?あったわ!!!

ピンク、キャメル、グレー、黒、
全色あるー!!!!!

「ちょっといいかしら?」

「はい!」

「この生地を全種類全て欲しいのだけど宜しいかしら?」

「!?全種類全てでございますか!?」

「ええ、無理かしら?」

「いえ!?この生地はいつも売れないので!!沢山あるのですが…」


「あら、そうなの?なら嬉しいわ」ニコッ


「では、すぐにでもご用意致します!!」

店主は目をキラキラさせながら用意に向かった。

「ティアも欲しい物見つかったの?」

「ええ、良かったわ!これで冬も暖かいわよ」

「へぇ~楽しみね」

「もちろんカリンにも作るから楽しみにしていてね」ニコッ

「え?!いいの??」

「もちろんよ、この生地を全種類全て購入したから」

「全種類全て!?大人買いね!!すごい!」

「大丈夫よ、作って売ればきっとその倍返ってくるわよ」クスクス

「もぉ~ティアは本当すごいわね~」


「ふふ、ありがとう」


「お嬢様、ご用意が出来ました!!」

「ありがとう、先にお会計をするわ」

「はい!かしこまりました!!!」

ティアナは、スムーズにお会計を済ませ
店主はほくほく顔でとても喜んでいた。

生地の筒は荷馬車一台分くらいの量になった

苦笑

これだけあれば、アウターもつくれそうね
クスクス

荷馬車を借りて、生地を全てティアナの部屋まで運んでもらい、誰も居なくなってから
全て空間にしまった。
隣国だから目の前で空間にはしまえないものね。

さーて!!帰ったら作るわよ~!!!!

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