転生令息の飴玉達

meimei

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アニキス

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優しくベッドに寝かされるラフィー。

「ねぇ、アニキス。僕攻めなんだよ……嫁が沢山いるんだ」


「うん、聞いた」


「だから…その。後を使うのは無理」


「俺も嫁にしてくれないか?」

その言葉に目を見開くラフィーアス。


「嫁にこれるの?アニキスは……多分僕の勘だけど高位貴族だろ?」


「ん?なんで分かる?」

やっぱり………だってアニキスの佇まいや仕草のそれって。育ちがかなりいいし……品もある。


「そりゃ……僕も高位貴族だからかな……」


「そうか……。でも嫁にいけるぞ、次男だからな!!」


「あ、次男なんだ……。なら嫁にこれるね。でもなら尚更……ぐっつっ…ちょ、ちょっと!!アニキス」

突然アニキスがラフィーの蕾におちんちんを挿れてきた。動きも容赦ない……。僕処女なんだけど。


「あっ、あっ、んんんぁぁ」


「あぁ……ラフィー気持ちいいよ」


「アニキス……僕は処女だよ!!もっと優しくしてよぉ…んぁぁぁぁ」

ふっと笑顔になりながらも腰を振るアニキス


「でも、ラフィーのここは喜んできゅうきゅう締め付けるぞ。他には攻めなら俺の旦那の蕾は俺だけだな」

嬉しそうに微笑みながら腰を打ち付けそのうち……ラフィーの前立腺を散々こすり鳴かせ、ラフィーの最奥で果てた。

「ううっ……まだ婚約してないないのに中だしするなよ!!」


「ごめん…ごめん。でも責任取るから!!」

むぅーーーー。魔術師長である
ラフィーなら自身の腹の中なら
魔力を辿れば分かる。

「うん、違う魔力はない。大丈夫そう……」


「あー。そうか……残念」


「はあぁぁ?なにいってんの?マジで!アニキスを嫁にしないかんな!!」

さすがに苛立つ……。僕攻めのに………。


「なっ!?ごめんラフィー」

は???なんでアニキスの目が色がかわってんの??ってその目って!!


「変身魔法とれてますよ……殿下」


「え!?うわっ…本当だって…、今なんて言った?」


「殿下と……。アニキスお前、隣国の王子だったんだな」


「……………」


「変身魔法かぁ~王宮魔術師にでも頼んだの?でもこんな簡単に解けるなんてたいしたことないね、ナプターか?」


「え!?なんでラフィーがナプターを知ってる?」


なんでって……そりゃ


「そりゃ、俺がここの国の隣国の魔術師長だからだよ。ついでに侯爵家だから……へぇ王族かぁ、めんどくさっ。この家あげるからどうせマジックバックあるんだろ?持って帰って。じゃぁな」

パッ


「なっ!?ラフィー!!!!」

ああぁぁぁぁ………ラフィーに嫌われたかもしれない。。
一目惚れしてここ三年慎重に距離を縮めてパーティまで組めたのに。もうこの国に来ないかもしれない……。どうする?アニキス………。確か隣国の魔術師長ってあの国の王子も求婚しててもう快諾されたとかどうとか言ってたよな……。アニキスは肩を落とし真っ青になりながら家をマジックバックにしまい……城に戻った。好きだった人が隣国の魔術師長だったとナプターに告げるとナプターはあぁ……それはまたかなり厳しい方に惚れましたね……と苦笑いしていた。どうやらナプターも過去に振られたことがあるらしい。さっきまでこの腕にいたのに……。



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