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第一章 外れスキル
127.魔力蜜料理
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しばらくするとトラッセンのメンバーが猪を担いできた。
今回用意されたのは猪の肉と数種類のハーブと野草、そして魔力蜜だった。
魔力蜜は家族から売れ残りを使ってくれと渡されたのだ。
「魔力蜜ってどんな感じなのかな?」
蓋を開けると中からふんわりと花の匂いが広がってきた。花をそのまま容器に詰め込んだように感じるほどだ。
「蜂蜜って砂糖のかわりにもなるから結構使いやすいかもな」
一口舐めてみると俺が知っている蜂蜜と味は変わりなかった。
俺は解体された猪の肉に魔力蜜を全体的に塗り込ませた。前世で蜂蜜は肉に塗りこませることで、焼いた際のたんぱく質の凝固を抑え、臭みも消してくれると聞いたことがあった。
猪なら独特な臭みを持っているはずだ。
今回はハーブに包んだ薬草焼きとスープにも干し肉と魔力蜜を少しだけ砂糖の代わりにに使った。結果、魔力蜜づくしの予定だ。
調理道具はマルクスが担いで持ってきているためそれを使う予定。
馬車に乗った時はそんなものを担いで大丈夫か?という視線を感じたがこれは家族達で話し合った結果なのだ。
以前と比べて温熱療法で火属性魔法が使えるため燃料である木を燃やすのも自分でできるようになり、一人スローライフになっても生活できそうだ。
「味付けはこんな感じで大丈夫ですか?」
「さすが一家を支えるお母さんですね。全然僕が作るやつより美味しいですよ」
調理は奥さんに説明しながら作ったが、さすが主婦だからか手際の良さが違う。前回よりも調理時間がかなり短縮された。
また、別の作業も同時進行できるため樽風呂の準備をして、入れる人から順番ずつにお風呂に入れては料理を作った。
「今日のメニューは魔力蜜の猪焼きと野草たっぷり自然スープだ」
トラッセン街の家族は恐る恐る口に入れた。俺のご飯を食べたことある人らはすでに黙々と食べている。
「うまっ!? ゴホッ!!」
美味しさに気づいた子供達はかき込んで咽せるほどだ。
「なにこれ……美味しいわ」
「蜂蜜って便利な食べ物ですからね」
「私達今まで薬やポーションにしか使ったことなかったのでこんなに美味しいとは思いませんでした」
まさか魔力蜜を料理に使ったことがなかったことに驚いた。だから奥さんに作り方を教えている時に変な目で見ていたのだろう。
「あれ……なんか目が見やすくなったかもしれない」
ラルフの目を見てみると黄色に変わっていた。これはラルフがスキルを使っている時の目だ。
「ひょっとしたら……」
俺は水治療法を使うとイメージした水球の1.5倍サイズが出現した。
「おい、ケントいきなりどうしたんだ?」
急に水球を出したためラルフ以外は驚いていた。
「ひょっとして魔力蜜って調理すると魔力が上がるかも知らないです」
魔力蜜というぐらいだから魔力が含まれているのだろう。それを摂取したら魔力量が増えるのではないかと思ったのだ。
それを聞いたリチアは立ち上がり、木に向かって風属性魔法を発動させた。
「私も魔力が上がっているわ!」
普段よりも威力が強く木に切り込み跡がしっかりとついていた。
「これは大発見だ」
「これが広まったらたくさん儲けれそうだね」
俺の言葉に家族達は泣きながら抱きついていた。売れ残るぐらいだから全て買い取ってもらえるわけではないのだろう。
これが後にこの世界において始めて魔力蜜が料理に使われ、魔力の簡単な増やし方と世界に広まる第一歩となった……のかな?
今回用意されたのは猪の肉と数種類のハーブと野草、そして魔力蜜だった。
魔力蜜は家族から売れ残りを使ってくれと渡されたのだ。
「魔力蜜ってどんな感じなのかな?」
蓋を開けると中からふんわりと花の匂いが広がってきた。花をそのまま容器に詰め込んだように感じるほどだ。
「蜂蜜って砂糖のかわりにもなるから結構使いやすいかもな」
一口舐めてみると俺が知っている蜂蜜と味は変わりなかった。
俺は解体された猪の肉に魔力蜜を全体的に塗り込ませた。前世で蜂蜜は肉に塗りこませることで、焼いた際のたんぱく質の凝固を抑え、臭みも消してくれると聞いたことがあった。
猪なら独特な臭みを持っているはずだ。
今回はハーブに包んだ薬草焼きとスープにも干し肉と魔力蜜を少しだけ砂糖の代わりにに使った。結果、魔力蜜づくしの予定だ。
調理道具はマルクスが担いで持ってきているためそれを使う予定。
馬車に乗った時はそんなものを担いで大丈夫か?という視線を感じたがこれは家族達で話し合った結果なのだ。
以前と比べて温熱療法で火属性魔法が使えるため燃料である木を燃やすのも自分でできるようになり、一人スローライフになっても生活できそうだ。
「味付けはこんな感じで大丈夫ですか?」
「さすが一家を支えるお母さんですね。全然僕が作るやつより美味しいですよ」
調理は奥さんに説明しながら作ったが、さすが主婦だからか手際の良さが違う。前回よりも調理時間がかなり短縮された。
また、別の作業も同時進行できるため樽風呂の準備をして、入れる人から順番ずつにお風呂に入れては料理を作った。
「今日のメニューは魔力蜜の猪焼きと野草たっぷり自然スープだ」
トラッセン街の家族は恐る恐る口に入れた。俺のご飯を食べたことある人らはすでに黙々と食べている。
「うまっ!? ゴホッ!!」
美味しさに気づいた子供達はかき込んで咽せるほどだ。
「なにこれ……美味しいわ」
「蜂蜜って便利な食べ物ですからね」
「私達今まで薬やポーションにしか使ったことなかったのでこんなに美味しいとは思いませんでした」
まさか魔力蜜を料理に使ったことがなかったことに驚いた。だから奥さんに作り方を教えている時に変な目で見ていたのだろう。
「あれ……なんか目が見やすくなったかもしれない」
ラルフの目を見てみると黄色に変わっていた。これはラルフがスキルを使っている時の目だ。
「ひょっとしたら……」
俺は水治療法を使うとイメージした水球の1.5倍サイズが出現した。
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「ひょっとして魔力蜜って調理すると魔力が上がるかも知らないです」
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俺の言葉に家族達は泣きながら抱きついていた。売れ残るぐらいだから全て買い取ってもらえるわけではないのだろう。
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