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第一章 外れスキル
217.瓶の中身
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その後は俺が謎の物体を瓶詰めしているとラルフも何かに気づいたのかグリッドで潰し出した。
「魔力なら魔素に変換できるよ!」
「おー、それは便利だね」
解決策が分かればすぐに片付けることが出来た。冒険者達も次第に目を覚まし俺達の姿を見て笑っていた。
「お前達こんなところにいたのか?」
俺を探していたマルクスやゴードン達が遅れてやってきた。
「あっ、すみません」
「いや、それは構わないけどここって聖教ギルドのテントだよな?」
俺は今まであった経緯を話した。
「魔力不安定症を治した!?」
「えーっと……そうなるのかな?」
「殿下本当ですか?」
「私もそれについては驚いて何も言えない」
「これが事実なら世界の常識をひっくり返すレベルですよ」
どうやら俺達がやったことはとんでもないことだったらしい。
「それでその原因はどこにあるんですか?」
ゴードンにわかるように俺は瓶に入っていた謎の物体を見せた。
「これです!」
「ん? これって言われても……瓶が問題なのか?」
「えっ……中身見えないですか?」
「ここに何かいるのかケント達には見えるのか?」
「俺は見えてます」
「オラも見えてるよ」
「私は何となく感じるだけです」
俺とラルフには見えているが、ガレインは感覚的に何かがいる程度しかわからないらしい。
「きっと魔力認知が優れている人にしか見えないのじゃ」
胸ポケットにいるコロポが俺に語りかけてきた。たしかにこの中で俺が一番魔力量は多いし、ラルフはスキルの影響で認知出来ているようだ。
「俺には見えないがその瓶にいるやつが体の中で悪さをしてるってことか? 魔法を使わない俺にはさっぱりわからないからな」
魔法以前にマルクスは脳筋だからな……。
「多分そうだと思う。ガレインのスキルでそれを取り出せたけど、俺達もどういう仕組みなのかはわからないんだ」
「それじゃあ、今後もその正体を分析することが今後の課題になるということか……。魔力不安定症は教会でも治せない病気で魔法国でも命を落とすほどだからな」
ゴードンも魔法国へ留学している時に魔力不安定症は授業で詳しく勉強するぐらい有名な病気らしい。
「皆さんカタリーナさんから今連絡があって今から帰ってくるそうです」
「おー、ならこれで王都に――」
「ただ問題がありまして……」
「何かあったんですか?」
「実は魔物達が北に向かって逃げ出した先に今までよりも大きな反応があったと連絡が来ました。なので、みなさんはそちらに向かわれるらしいです」
どうやらこの魔物の進行を進めている大元が北にいるということだ。
ただカタリーナ達は怪我をした人達が魔力不安定症になることを知らない可能性があった。
「カタリーナさん達は魔力不安定症に関しては伝えてありますか?」
「はい。それは先程ギルドマスターに伝えて、殿下達にも連絡を送ると言っていました」
俺はそれを聞いて一安心した。このまま知らない状態で怪我をしてきたらさらに戦場になってしまう。
それだけは止めることができたということだ。
「なら大丈夫……今の何!?」
俺はとてつもない強い魔力を感じた。
「またあの魔力の反応が何ヵ所からか感じるぞ」
「ってことは……ラルフすぐにスキルを使って王都の方角を確認して!」
「わかった!」
ラルフは俺の様子がおかしいことに気づき、すぐにテントから外に出た。俺も追うように出るとやはり魔力を感じるのは王都からだった。
「ケントこの間と同じだ!」
「やっぱりそういうことか」
「おい、お前達どうしたんだよ」
「皆さんきっと今から魔物達が王都に向かって再び進行を始めると思います」
俺達が感じたのは明らかに前よりも魔力が強くはっきり何か認識ができるほどだ。
それは……強制進化の首輪に集まった魔力だった。
「魔力なら魔素に変換できるよ!」
「おー、それは便利だね」
解決策が分かればすぐに片付けることが出来た。冒険者達も次第に目を覚まし俺達の姿を見て笑っていた。
「お前達こんなところにいたのか?」
俺を探していたマルクスやゴードン達が遅れてやってきた。
「あっ、すみません」
「いや、それは構わないけどここって聖教ギルドのテントだよな?」
俺は今まであった経緯を話した。
「魔力不安定症を治した!?」
「えーっと……そうなるのかな?」
「殿下本当ですか?」
「私もそれについては驚いて何も言えない」
「これが事実なら世界の常識をひっくり返すレベルですよ」
どうやら俺達がやったことはとんでもないことだったらしい。
「それでその原因はどこにあるんですか?」
ゴードンにわかるように俺は瓶に入っていた謎の物体を見せた。
「これです!」
「ん? これって言われても……瓶が問題なのか?」
「えっ……中身見えないですか?」
「ここに何かいるのかケント達には見えるのか?」
「俺は見えてます」
「オラも見えてるよ」
「私は何となく感じるだけです」
俺とラルフには見えているが、ガレインは感覚的に何かがいる程度しかわからないらしい。
「きっと魔力認知が優れている人にしか見えないのじゃ」
胸ポケットにいるコロポが俺に語りかけてきた。たしかにこの中で俺が一番魔力量は多いし、ラルフはスキルの影響で認知出来ているようだ。
「俺には見えないがその瓶にいるやつが体の中で悪さをしてるってことか? 魔法を使わない俺にはさっぱりわからないからな」
魔法以前にマルクスは脳筋だからな……。
「多分そうだと思う。ガレインのスキルでそれを取り出せたけど、俺達もどういう仕組みなのかはわからないんだ」
「それじゃあ、今後もその正体を分析することが今後の課題になるということか……。魔力不安定症は教会でも治せない病気で魔法国でも命を落とすほどだからな」
ゴードンも魔法国へ留学している時に魔力不安定症は授業で詳しく勉強するぐらい有名な病気らしい。
「皆さんカタリーナさんから今連絡があって今から帰ってくるそうです」
「おー、ならこれで王都に――」
「ただ問題がありまして……」
「何かあったんですか?」
「実は魔物達が北に向かって逃げ出した先に今までよりも大きな反応があったと連絡が来ました。なので、みなさんはそちらに向かわれるらしいです」
どうやらこの魔物の進行を進めている大元が北にいるということだ。
ただカタリーナ達は怪我をした人達が魔力不安定症になることを知らない可能性があった。
「カタリーナさん達は魔力不安定症に関しては伝えてありますか?」
「はい。それは先程ギルドマスターに伝えて、殿下達にも連絡を送ると言っていました」
俺はそれを聞いて一安心した。このまま知らない状態で怪我をしてきたらさらに戦場になってしまう。
それだけは止めることができたということだ。
「なら大丈夫……今の何!?」
俺はとてつもない強い魔力を感じた。
「またあの魔力の反応が何ヵ所からか感じるぞ」
「ってことは……ラルフすぐにスキルを使って王都の方角を確認して!」
「わかった!」
ラルフは俺の様子がおかしいことに気づき、すぐにテントから外に出た。俺も追うように出るとやはり魔力を感じるのは王都からだった。
「ケントこの間と同じだ!」
「やっぱりそういうことか」
「おい、お前達どうしたんだよ」
「皆さんきっと今から魔物達が王都に向かって再び進行を始めると思います」
俺達が感じたのは明らかに前よりも魔力が強くはっきり何か認識ができるほどだ。
それは……強制進化の首輪に集まった魔力だった。
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