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第一章 外れスキル
247.魔力の力
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「なんかめんどくさいことに巻き込まれたな」
「オラ達ってそもそもご飯を作りにきただけだよね?」
「そうだよ。警備会社じゃないキンポヨの活用方法も見つかったから特に恩もないのにな……」
俺はラルフと話していると目の前にいる少年達は苛立ちを隠せないでいた。
「おい、お前ら雑魚のくせに俺達の悪口を言うなんて何様だ!」
「今悪口なんて言ったか?」
「いや、それはケントじゃないか?」
俺達はお互いの顔を見るが、俺もラルフも言った覚えがない。
「あいつら舐めやがって……」
「兄ちゃん木剣持ってきたよ!」
「おお、助かる」
弟と思われる少年は家から木剣を持ってきた。
「ねぇ、止めなくていいのかしら? ケントくん達何も持っていないわよね?」
「子どもの喧嘩はそんなもんだ」
「あなたが止めないから悪いのよ! 父親なんだからしっかりしてよ」
これは模擬戦のような形なんだろうか。俺はロニーの方を見ると頷いていた。
うん……その頷きは何だろうか。そしてマロックとアルタももう一戦喧嘩しそうな雰囲気が出ている。
「またお前ら無視しやがって……」
「えっ?」
どうやら何か言っていたようだが、全く耳に入っていなかった。
「このやろー!」
少年二人は勢いよく俺達の前で木剣を振るった。
ただ、俺達にとっては遅かった。
俺はマルヴェインと直接模擬戦をしたがこんなもんではなかった。
あの時は直接肌がピリピリとした感覚で避けるのも精一杯だった。
そして、それはラルフも同じだろう。Sランク冒険者でギルドマスターであるカタリーナと手合わせしているからな。
「なぁ、ラルフ」
「ん?」
「これどうする?」
「とりあえずどうにかしないといけないよね」
俺達はお互いに二人の攻撃を避け続けた。
「くそ、お前ら舐めやがって――」
「兄ちゃんあれ使うの?」
「ああ!」
どうやら少年達は何かをするようだ。
すると急に少年達の動きが速くなってきたのだ。
「どうだ? 強化魔法の威力は!」
「きっと兄ちゃんの動きに驚いて……ない!?」
「んー、確かに速くなったけどそれだけだよ? 剣を振るタイミングで軸足で勢いを止めて剣を触れてないし、そのまま体が流れてるぞ」
「魔力の量も少ないから強化もあまりできてないね」
ラルフもスキルを使って魔力の流れを見ているらしい。
ん?
魔力の量が確認できるのか!
「おい、ラルフ!」
「ん?」
「俺の魔力はどうなんだ?」
「ケントは奈落の底って感じかな? あと魔力の器が二つある気がする」
どうやら俺は奈落の底らしい。それよりも気になったのが魔力の器の数だ。
そもそも魔力の器は一人に一つしかないのが当たり前だ。
ラルフが言う二つあるかもしれないってことはケトとケントの分になるのだろうか。
だから魔力量も人より多いのかもしれないな。
「お前ら……また無視しやがって! 早くかかってこいよ!」
「本当にいいの?」
「うぐっ!?」
俺は少年達を意識して睨みつけた。
すると少年達は急に後ろに下がったのだ。
どうやら俺の睨みが効いたようだ。
「いつのまに魔力を放てるようになったの?」
「ん? どういうことだ?」
「今ケントがやったのは体内の魔力を体外に急激に出したんだよ。よくカタリーナさんとか強い冒険者達が無意識でやってるやつ」
「あれって魔力だったんか!」
「やっぱりケントも無意識でやってたんだね」
俺が今までただの圧力だと思っていたものは魔力だったらしい。
それにしてもラルフの"やっぱりケントも"という言葉が少し気になった。
決して俺は脳筋ではないからな。
「オラ達ってそもそもご飯を作りにきただけだよね?」
「そうだよ。警備会社じゃないキンポヨの活用方法も見つかったから特に恩もないのにな……」
俺はラルフと話していると目の前にいる少年達は苛立ちを隠せないでいた。
「おい、お前ら雑魚のくせに俺達の悪口を言うなんて何様だ!」
「今悪口なんて言ったか?」
「いや、それはケントじゃないか?」
俺達はお互いの顔を見るが、俺もラルフも言った覚えがない。
「あいつら舐めやがって……」
「兄ちゃん木剣持ってきたよ!」
「おお、助かる」
弟と思われる少年は家から木剣を持ってきた。
「ねぇ、止めなくていいのかしら? ケントくん達何も持っていないわよね?」
「子どもの喧嘩はそんなもんだ」
「あなたが止めないから悪いのよ! 父親なんだからしっかりしてよ」
これは模擬戦のような形なんだろうか。俺はロニーの方を見ると頷いていた。
うん……その頷きは何だろうか。そしてマロックとアルタももう一戦喧嘩しそうな雰囲気が出ている。
「またお前ら無視しやがって……」
「えっ?」
どうやら何か言っていたようだが、全く耳に入っていなかった。
「このやろー!」
少年二人は勢いよく俺達の前で木剣を振るった。
ただ、俺達にとっては遅かった。
俺はマルヴェインと直接模擬戦をしたがこんなもんではなかった。
あの時は直接肌がピリピリとした感覚で避けるのも精一杯だった。
そして、それはラルフも同じだろう。Sランク冒険者でギルドマスターであるカタリーナと手合わせしているからな。
「なぁ、ラルフ」
「ん?」
「これどうする?」
「とりあえずどうにかしないといけないよね」
俺達はお互いに二人の攻撃を避け続けた。
「くそ、お前ら舐めやがって――」
「兄ちゃんあれ使うの?」
「ああ!」
どうやら少年達は何かをするようだ。
すると急に少年達の動きが速くなってきたのだ。
「どうだ? 強化魔法の威力は!」
「きっと兄ちゃんの動きに驚いて……ない!?」
「んー、確かに速くなったけどそれだけだよ? 剣を振るタイミングで軸足で勢いを止めて剣を触れてないし、そのまま体が流れてるぞ」
「魔力の量も少ないから強化もあまりできてないね」
ラルフもスキルを使って魔力の流れを見ているらしい。
ん?
魔力の量が確認できるのか!
「おい、ラルフ!」
「ん?」
「俺の魔力はどうなんだ?」
「ケントは奈落の底って感じかな? あと魔力の器が二つある気がする」
どうやら俺は奈落の底らしい。それよりも気になったのが魔力の器の数だ。
そもそも魔力の器は一人に一つしかないのが当たり前だ。
ラルフが言う二つあるかもしれないってことはケトとケントの分になるのだろうか。
だから魔力量も人より多いのかもしれないな。
「お前ら……また無視しやがって! 早くかかってこいよ!」
「本当にいいの?」
「うぐっ!?」
俺は少年達を意識して睨みつけた。
すると少年達は急に後ろに下がったのだ。
どうやら俺の睨みが効いたようだ。
「いつのまに魔力を放てるようになったの?」
「ん? どういうことだ?」
「今ケントがやったのは体内の魔力を体外に急激に出したんだよ。よくカタリーナさんとか強い冒険者達が無意識でやってるやつ」
「あれって魔力だったんか!」
「やっぱりケントも無意識でやってたんだね」
俺が今までただの圧力だと思っていたものは魔力だったらしい。
それにしてもラルフの"やっぱりケントも"という言葉が少し気になった。
決して俺は脳筋ではないからな。
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