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第一章 外れスキル
267.本当の家族 ※ラルフ視点
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オラは言葉を考えずに言って後悔をしている。別にケントを追い詰める気はなかった。
ただ、ケントの正体がわからない状態では受け止められなかったのだ。
目の前には突然現れたケントと同じ見た目をしている別の何かが現れたのだ。
オラのスキルでも明らかにおかしい存在だった。
――――――――――――――――――――
《ステータス》
[名前] 相澤 健斗
[種族] 人間/男
[能力値] 力不明 防御不明 魔力不明 速度不明
[固有スキル] 魔法療法
[職業]理学療法士
――――――――――――――――――――
名前が見たことのない文字で書かれており読めなかった。
今までケントと俺でも読めていたのだ。
そして固有スキルが違うということは、別の何かがケントの体を乗っ取っていると思った。
だからケントを逃さないように伝えたが、さらにケントを追い詰めてしまった。
「なにがあったの? ケントが急いで走って行ったけど……」
その場で立ち尽くすオラにガレインが声をかけてきた。
「あいつはケントの見た目をしているが中身が違うやつなんだ……よな?」
答えられないオラの代わりにマルクスが答えていた。
「オラにもわからないんだ……ただ、ケントだけどケントじゃないんだ」
オラにもこの状況をどうしたらいいのかわからないのだ。
ケントが倒れてから貴族達からケントを早く処分するように追い詰められていた。
それを冒険者達と共に保護することでどうにか今まで守っていた。
きっとケントは戻ってくると信じていた。
だが、こんな形で戻ってくるとは誰も思っていなかった。
そんなオラ達に声をかけてきたのは、いつもケントと一緒にいるコロポだった。
「お主らは心が繋がった家族じゃなかったのか?」
「家族だけど――」
「ならなぜケントの言葉を信じなかったのじゃ? マルクスもさっきまでケントのことを疑っていなかったはずじゃ」
オラとマルクスは何も答えることができなかった。
たしかにコロポの言っていることは正しい。オラがスキルを過信していたのも事実だ。
「オラはなんてことを……」
「それなら追いかけたらいいんじゃない?」
「えっ?」
「家族でも話さないとわからないことはあるよ。誰だって間違えることはあるし、大事な家族ならなおさら追いかけないと!」
ガレインに言われてハッとした。
オラは出会った時からケントに話を聞いていた。
奴隷だった時の話、一度死ぬ思いをした時の話、どの話を聞いてもケントのことを聞いていたが、あいつ自身の話は聞いていなかった。
「オラ追いかけてくる!」
「ああ、俺もちゃんと謝らないといけないな!」
オラ達はケントを追いかけることにした。異世界病院を出た頃には、辺りは落ち着いており探すのも楽そうだ。
「ケントの居場所ってわかる?」
「んー、魔力のパスが切れているから分かりにくいのじゃ。ただあっちに異質な魔力を感じる」
コロポは商店街がある方を指差していた。
異質ということは俺もスキルで感じていたケントの魔力のことを言っているのだろう。
――ドゴーン!
すると商店街の方から突然大きな音が鳴り響いた。
「あれって……」
「おい、急ぐぞ!」
オラ達は商店街の方へ走った。ただ、マルクスの走る速さに追いつけず、オラとガレインは置いてかれてしまった。
ただ、ケントの正体がわからない状態では受け止められなかったのだ。
目の前には突然現れたケントと同じ見た目をしている別の何かが現れたのだ。
オラのスキルでも明らかにおかしい存在だった。
――――――――――――――――――――
《ステータス》
[名前] 相澤 健斗
[種族] 人間/男
[能力値] 力不明 防御不明 魔力不明 速度不明
[固有スキル] 魔法療法
[職業]理学療法士
――――――――――――――――――――
名前が見たことのない文字で書かれており読めなかった。
今までケントと俺でも読めていたのだ。
そして固有スキルが違うということは、別の何かがケントの体を乗っ取っていると思った。
だからケントを逃さないように伝えたが、さらにケントを追い詰めてしまった。
「なにがあったの? ケントが急いで走って行ったけど……」
その場で立ち尽くすオラにガレインが声をかけてきた。
「あいつはケントの見た目をしているが中身が違うやつなんだ……よな?」
答えられないオラの代わりにマルクスが答えていた。
「オラにもわからないんだ……ただ、ケントだけどケントじゃないんだ」
オラにもこの状況をどうしたらいいのかわからないのだ。
ケントが倒れてから貴族達からケントを早く処分するように追い詰められていた。
それを冒険者達と共に保護することでどうにか今まで守っていた。
きっとケントは戻ってくると信じていた。
だが、こんな形で戻ってくるとは誰も思っていなかった。
そんなオラ達に声をかけてきたのは、いつもケントと一緒にいるコロポだった。
「お主らは心が繋がった家族じゃなかったのか?」
「家族だけど――」
「ならなぜケントの言葉を信じなかったのじゃ? マルクスもさっきまでケントのことを疑っていなかったはずじゃ」
オラとマルクスは何も答えることができなかった。
たしかにコロポの言っていることは正しい。オラがスキルを過信していたのも事実だ。
「オラはなんてことを……」
「それなら追いかけたらいいんじゃない?」
「えっ?」
「家族でも話さないとわからないことはあるよ。誰だって間違えることはあるし、大事な家族ならなおさら追いかけないと!」
ガレインに言われてハッとした。
オラは出会った時からケントに話を聞いていた。
奴隷だった時の話、一度死ぬ思いをした時の話、どの話を聞いてもケントのことを聞いていたが、あいつ自身の話は聞いていなかった。
「オラ追いかけてくる!」
「ああ、俺もちゃんと謝らないといけないな!」
オラ達はケントを追いかけることにした。異世界病院を出た頃には、辺りは落ち着いており探すのも楽そうだ。
「ケントの居場所ってわかる?」
「んー、魔力のパスが切れているから分かりにくいのじゃ。ただあっちに異質な魔力を感じる」
コロポは商店街がある方を指差していた。
異質ということは俺もスキルで感じていたケントの魔力のことを言っているのだろう。
――ドゴーン!
すると商店街の方から突然大きな音が鳴り響いた。
「あれって……」
「おい、急ぐぞ!」
オラ達は商店街の方へ走った。ただ、マルクスの走る速さに追いつけず、オラとガレインは置いてかれてしまった。
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