25 / 40
25.筋肉令嬢、採掘にいく
しおりを挟む
「だいぶ城っぽくなってきたわね」
私は今日もセラフで町の発展作業をしている。
あれから旧セラフとセラフを一つの町として扱うようになった。
間も外壁で繋がっているため、そこにも建物を建てて広げていけば、自然と大きな町へと変わってきている。
それでも旧セラフはゴブさんやトカゲさんが住み、セラフが人間たちが住む場所と棲み分けはできている。
水飲み場は、町全体に行き渡らせるようにすれば、住むのも特に困ることはない。
ちなみにルシアン様の屋敷は、私が勝手に運んで中央に配置した。
ついでに色々な施設もくっつけて、大きな城を完成させるつもりでいる。
『おい、連れてきたぞ!』
作業中の私に声をかけてくるものがいた。
振り返ると、鶏のニワさんが堂々と胸を張って立っている。
あれからセラフに住み着くようになって、鶏って呼ぶと怒るから、ニワさんと呼ぶようになった。
「ニワさん、それはヒヨコだよ?」
その後ろにはクゥエクゥエと鳴く、ヒヨコの行列。
『なっ、コイツらが鶏だ!』
……いや、私にはヒヨコにしか見えない。
私が鶏って言うから、本当の鶏を見せようとニワさんは何かしら連れてくるようになった。
目の前には小さなヒヨコがバサバサと羽ばたかせて歩いている。
きっと鶏のように早く飛びたいのだろう。
「なんか……コカトリスまで増えてないか?」
声が聞こえて、振り返るとアシュレイがいた。
「あっ、アシュレイ!」
「よよよっ……よっ!」
近くに来たアシュレイに挨拶をしたが、この間からなぜか私との距離感が広くなった。
私が近づくと離れていくし、視線もあまり合わせてくれない。
「腹筋触ったのがダメだった?」
「くっ……」
やっぱり腹筋って大事な筋肉だもんね。
アシュレイは許可したけど、触った私が悪い。
「そんなに触りたいなら――」
「やったー!」
チラッと服を上げたアシュレイの腹筋に私は手を触れ――。
「リリナ、何をしているのかな?」
「ルルルッ……ルシアン様!?」
出していた手を急いで戻す。
突然、屋敷の窓が開いたと思ったら、ルシアン様が覗いていた。
まさか見られているとは思わなかった。
今すぐにでも誤解を解かないと……。
「ルシアン様の前で他の腹筋を触るなんて……この腹筋は下品です!」
「おい!」
アシュレイは私の頭をペシペシ叩いてくる。
それでもルシアン様の腹筋には勝てないのは変わらない。
見たことも触れたこともないけど、きっとルシアン様の腹筋は神々しくて綺麗だろう。
「ははは、それでこそ私の側付きマッチョだ!」
「はい!」
ルシアン様はことあるごとに、私に側付きマッチョと言ってくださることが増えた。
それだけ私のことを必要としてくれているのだろう。
「ルシアン様、この辺に山とかはないですか?」
「山?」
「はい! せっかくなら屋敷にアダマンタイトを混ぜようと思ったので!」
山があれば大体はアダマンタイトやオリハルコンが出てくる。
ただ、あまり山ぽい場所が見当たらないのが問題だ。
「山は近くにないからなー」
「えっ……アダマンタイトを混ぜるのはいいんですか?」
ルシアン様は私のために、手を口元に当てながら考えてくれている。
その姿に私も胸を締め付けられる思いだ。
そんな私たちをアシュレイはキョロキョロと見ていた。
「ルシアン様……可愛いです……」
「んっ? 何か言ったかな?」
首を傾げているルシアン様……。
私と目が合うとニコリと微笑んだ。
「今日も素敵です!」
やっぱり私はルシアン様の側付きマッチョになって間違いはなかった。
こんなに生きていて良かったと思う日が来るなんて、ルーカス様を追い続けていたあの頃の私に教えてあげたいぐらい。
「あっ、小さい山ならあった気がするぞ」
アシュレイは何かを思い出したのか、外を指さしていた。
そこは私が落ち着かせるために、叫んでいた森がある方だ。
森の中に小さな山があるのだろうか。
「俺が道案内してやるよ」
近くにいるアシュレイの顔を見ると、さっきまでこっちを向いていたのに、またそっぽ向いていた。
恥ずかしそうに頭を掻いていたが、迷子になると思っているのかな?
「お願いしま――」
「私も行くぞ!」
さっきまで目が合わなかったアシュレイと視線が合う。
「「ルシアン様もですか!?」」
ついでにアシュレイと声も重なった。
やっぱり私の聞き間違えではないようだ。
「私が付いてきたら、嫌なのかな?」
どこか寂しそうなルシアン様の瞳に私は息を飲んだ。
そんな目で見つめられたら、嫌だとは言えないだろう。
それに騎士のアシュレイもいるから、鉱物を採取している時は彼に任せればいい。
「さすがに自ら危険に――」
「ぜひ、一緒に行きましょう!」
私はすぐに返事をすると、ルシアン様は微笑み、アシュレイは睨みつけてきた。
せっかくルシアン様の護衛ができるのに、睨みつけるってよほど負荷がかかると思っているのだろう。
「私も側付きマッチョとして、ルシアン様をお守りするから大丈夫!」
「はぁー」
私はアシュレイを安心させるために腕の筋肉を見せつける。
なのに、安心していないのか大きなため息をついていた。
「では、私は準備をしてきますね!」
私は急いで鞄を取りに行く。
鉱石を持ち帰る鞄が必要だからね。
「ルシアン様、面倒ごとに首を突っ込まないで頂きたいです」
「私……いや、俺は大事な側付きマッチョと騎士が怪我をしないか見に行くだけだ」
二人は小声で何かを話していたけれど、私にははっきりとは聞こえなかった。
ただ、アシュレイの真剣な顔と楽しそうに笑っているルシアン様の目が印象に残った。
私は今日もセラフで町の発展作業をしている。
あれから旧セラフとセラフを一つの町として扱うようになった。
間も外壁で繋がっているため、そこにも建物を建てて広げていけば、自然と大きな町へと変わってきている。
それでも旧セラフはゴブさんやトカゲさんが住み、セラフが人間たちが住む場所と棲み分けはできている。
水飲み場は、町全体に行き渡らせるようにすれば、住むのも特に困ることはない。
ちなみにルシアン様の屋敷は、私が勝手に運んで中央に配置した。
ついでに色々な施設もくっつけて、大きな城を完成させるつもりでいる。
『おい、連れてきたぞ!』
作業中の私に声をかけてくるものがいた。
振り返ると、鶏のニワさんが堂々と胸を張って立っている。
あれからセラフに住み着くようになって、鶏って呼ぶと怒るから、ニワさんと呼ぶようになった。
「ニワさん、それはヒヨコだよ?」
その後ろにはクゥエクゥエと鳴く、ヒヨコの行列。
『なっ、コイツらが鶏だ!』
……いや、私にはヒヨコにしか見えない。
私が鶏って言うから、本当の鶏を見せようとニワさんは何かしら連れてくるようになった。
目の前には小さなヒヨコがバサバサと羽ばたかせて歩いている。
きっと鶏のように早く飛びたいのだろう。
「なんか……コカトリスまで増えてないか?」
声が聞こえて、振り返るとアシュレイがいた。
「あっ、アシュレイ!」
「よよよっ……よっ!」
近くに来たアシュレイに挨拶をしたが、この間からなぜか私との距離感が広くなった。
私が近づくと離れていくし、視線もあまり合わせてくれない。
「腹筋触ったのがダメだった?」
「くっ……」
やっぱり腹筋って大事な筋肉だもんね。
アシュレイは許可したけど、触った私が悪い。
「そんなに触りたいなら――」
「やったー!」
チラッと服を上げたアシュレイの腹筋に私は手を触れ――。
「リリナ、何をしているのかな?」
「ルルルッ……ルシアン様!?」
出していた手を急いで戻す。
突然、屋敷の窓が開いたと思ったら、ルシアン様が覗いていた。
まさか見られているとは思わなかった。
今すぐにでも誤解を解かないと……。
「ルシアン様の前で他の腹筋を触るなんて……この腹筋は下品です!」
「おい!」
アシュレイは私の頭をペシペシ叩いてくる。
それでもルシアン様の腹筋には勝てないのは変わらない。
見たことも触れたこともないけど、きっとルシアン様の腹筋は神々しくて綺麗だろう。
「ははは、それでこそ私の側付きマッチョだ!」
「はい!」
ルシアン様はことあるごとに、私に側付きマッチョと言ってくださることが増えた。
それだけ私のことを必要としてくれているのだろう。
「ルシアン様、この辺に山とかはないですか?」
「山?」
「はい! せっかくなら屋敷にアダマンタイトを混ぜようと思ったので!」
山があれば大体はアダマンタイトやオリハルコンが出てくる。
ただ、あまり山ぽい場所が見当たらないのが問題だ。
「山は近くにないからなー」
「えっ……アダマンタイトを混ぜるのはいいんですか?」
ルシアン様は私のために、手を口元に当てながら考えてくれている。
その姿に私も胸を締め付けられる思いだ。
そんな私たちをアシュレイはキョロキョロと見ていた。
「ルシアン様……可愛いです……」
「んっ? 何か言ったかな?」
首を傾げているルシアン様……。
私と目が合うとニコリと微笑んだ。
「今日も素敵です!」
やっぱり私はルシアン様の側付きマッチョになって間違いはなかった。
こんなに生きていて良かったと思う日が来るなんて、ルーカス様を追い続けていたあの頃の私に教えてあげたいぐらい。
「あっ、小さい山ならあった気がするぞ」
アシュレイは何かを思い出したのか、外を指さしていた。
そこは私が落ち着かせるために、叫んでいた森がある方だ。
森の中に小さな山があるのだろうか。
「俺が道案内してやるよ」
近くにいるアシュレイの顔を見ると、さっきまでこっちを向いていたのに、またそっぽ向いていた。
恥ずかしそうに頭を掻いていたが、迷子になると思っているのかな?
「お願いしま――」
「私も行くぞ!」
さっきまで目が合わなかったアシュレイと視線が合う。
「「ルシアン様もですか!?」」
ついでにアシュレイと声も重なった。
やっぱり私の聞き間違えではないようだ。
「私が付いてきたら、嫌なのかな?」
どこか寂しそうなルシアン様の瞳に私は息を飲んだ。
そんな目で見つめられたら、嫌だとは言えないだろう。
それに騎士のアシュレイもいるから、鉱物を採取している時は彼に任せればいい。
「さすがに自ら危険に――」
「ぜひ、一緒に行きましょう!」
私はすぐに返事をすると、ルシアン様は微笑み、アシュレイは睨みつけてきた。
せっかくルシアン様の護衛ができるのに、睨みつけるってよほど負荷がかかると思っているのだろう。
「私も側付きマッチョとして、ルシアン様をお守りするから大丈夫!」
「はぁー」
私はアシュレイを安心させるために腕の筋肉を見せつける。
なのに、安心していないのか大きなため息をついていた。
「では、私は準備をしてきますね!」
私は急いで鞄を取りに行く。
鉱石を持ち帰る鞄が必要だからね。
「ルシアン様、面倒ごとに首を突っ込まないで頂きたいです」
「私……いや、俺は大事な側付きマッチョと騎士が怪我をしないか見に行くだけだ」
二人は小声で何かを話していたけれど、私にははっきりとは聞こえなかった。
ただ、アシュレイの真剣な顔と楽しそうに笑っているルシアン様の目が印象に残った。
51
あなたにおすすめの小説
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
『婚約破棄されましたが、孤児院を作ったら国が変わりました』
ふわふわ
恋愛
了解です。
では、アルファポリス掲載向け・最適化済みの内容紹介を書きます。
(本命タイトル①を前提にしていますが、他タイトルにも流用可能です)
---
内容紹介
婚約破棄を告げられたとき、
ノエリアは怒りもしなければ、悲しみもしなかった。
それは政略結婚。
家同士の都合で決まり、家同士の都合で終わる話。
貴族の娘として当然の義務が、一つ消えただけだった。
――だから、その後の人生は自由に生きることにした。
捨て猫を拾い、
行き倒れの孤児の少女を保護し、
「収容するだけではない」孤児院を作る。
教育を施し、働く力を与え、
やがて孤児たちは領地を支える人材へと育っていく。
しかしその制度は、
貴族社会の“当たり前”を静かに壊していった。
反発、批判、正論という名の圧力。
それでもノエリアは感情を振り回さず、
ただ淡々と線を引き、責任を果たし続ける。
ざまぁは叫ばれない。
断罪も復讐もない。
あるのは、
「選ばれなかった令嬢」が選び続けた生き方と、
彼女がいなくても回り続ける世界。
これは、
恋愛よりも生き方を選んだ一人の令嬢が、
静かに国を変えていく物語。
---
併せておすすめタグ(参考)
婚約破棄
女主人公
貴族令嬢
孤児院
内政
知的ヒロイン
スローざまぁ
日常系
猫
「君は悪役令嬢だ」と離婚されたけど、追放先で伝説の力をゲット!最強の女王になって国を建てたら、後悔した元夫が求婚してきました
黒崎隼人
ファンタジー
「君は悪役令嬢だ」――冷酷な皇太子だった夫から一方的に離婚を告げられ、すべての地位と財産を奪われたアリシア。悪役の汚名を着せられ、魔物がはびこる辺境の地へ追放された彼女が見つけたのは、古代文明の遺跡と自らが「失われた王家の末裔」であるという衝撃の真実だった。
古代魔法の力に覚醒し、心優しき領民たちと共に荒れ地を切り拓くアリシア。
一方、彼女を陥れた偽りの聖女の陰謀に気づき始めた元夫は、後悔と焦燥に駆られていく。
追放された令嬢が運命に抗い、最強の女王へと成り上がる。
愛と裏切り、そして再生の痛快逆転ファンタジー、ここに開幕!
悪役令嬢扱いで国外追放?なら辺境で自由に生きます
タマ マコト
ファンタジー
王太子の婚約者として正しさを求め続けた侯爵令嬢セラフィナ・アルヴェインは、
妹と王太子の“真実の愛”を妨げた悪役令嬢として国外追放される。
家族にも見捨てられ、たった一人の侍女アイリスと共に辿り着いたのは、
何もなく、誰にも期待されない北方辺境。
そこで彼女は初めて、役割でも評価でもない「自分の人生」を生き直す決意をする。
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
女王ララの再建録 〜前世は主婦、今は王国の希望〜
香樹 詩
ファンタジー
13歳で“前世の記憶”を思い出したララ。
――前世の彼女は、家庭を守る“お母さん”だった。
そして今、王女として目の前にあるのは、
火の車の国家予算、癖者ぞろいの王宮、そして資源不足の魔鉱石《ビス》。
「これ……完全に、家計の立て直し案件よね」
頼れない兄王太子に代わって、
家計感覚と前世の知恵を武器に、ララは“王国の再建”に乗り出す!
まだ魔法が当たり前ではないこの国で、
新たな時代を切り拓く、小さな勇気と現実的な戦略の物語。
怒れば母、語れば姉、決断すれば君主。
異色の“王女ララの再建録”、いま幕を開けます!
*カクヨムにも投稿しています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる