8 / 77
第一章 ここは異世界ですか?
8.謎の熱⭐︎
食事を終えた後は客室に案内された。
客室はどの部屋からも少し離れたところにあり、配慮された形になっている。
とりあえず、あの両親の部屋から遠くて安心した。
今日はお仕置きをすると言っていたからな。
少し気になるが覗き見する趣味はない。
それよりも大事なことがあった。
またサバスが姿を隠したのだ。
他のメイドや執事に確認しても、行った先にはもういなかった。
魔法使いが存在する世界だから、姿を隠す魔法とかもあるかもしれない。
俺はそんなことを思いつつも、体は疲れているのか重だるさも感じていた。
「なんとかこっちでも生活できるのかな……」
明日は朝からウェンベルグ公爵家当主であるクリスチャンに大事な話をすると言われた。
渡人ということもあって手荒なことはしないと思うが内心はドキドキしている。
俺は天上を眺めていると自然に体がベッドに沈んでいく。
異世界の寝具もやはりクオリティが高い。
かなり低反発マットレスだ。
「はぁ……はぁ……」
体の異変に気づき目を覚ました。
体中は汗で濡れている。
どうやらいつのまにか寝ていたようだ。
「水でも……あ……」
俺は隣のテーブルに置いてあるコップを取ろうとしたが、そのまま落としてしまった。
なぜか体にうまく力が入らない。
何か毒みたいなものを摂取したのかもしれない。
「うっ……暑い……」
段々と体が火照り次第に着ていた服を脱ぐ。
「まだ足りない……」
服だけでは足りなくなった俺はパンツを脱ぐと、そこには大きくなった自分の陰部があった。
熱を放出するために自我も忘れて、そのまま陰部をいじった。
しかし、何度も何度も精を解放しても治らず気づいたら朝になっていた。
――翌朝
俺の体は昨日と違い全身が重だるく、高熱を出したような感じがしていた。
「トモヤ様おはようございます」
きっと朝だからメイドが起こしに来てくれたのだろう。
俺は体力を振り絞りベッドから起き上がるがそのまま崩れ落ちた。
「トモヤ様、失礼します」
中から倒れる音が聞こえたからメイドは扉を開けた。
ああ、部屋の中を見られたくはなかった。
地球と違いティッシュがないため、俺の体は自身の体液でベタベタになっている。
「トモヤ様大丈夫ですか?」
「見ないでくれ……」
俺は必死に陰部を隠す。
自分の乱れた姿を見せたくはないのだ。
俺の話し声に気づいたのか、クリスチャンが部屋に入ってきた。
「トモヤくん!? 今すぐロメオを呼んでくるから待ってて」
しばらくするとロメオが入ってきて、その後もロベルトとクラウドも部屋に訪れた。
なぜかロベルトの顔は疲れており、目の下にクマができていた。
ロメオが近づくと何か言葉を唱えると全身がお風呂に入った後のようにスッキリした。
「今からトモヤの状態を確認するから俺を受け入れてくれ」
どこか言葉だけ聞いていたら卑猥に聞こえるが、俺はこの体の火照りをどうすることもできないためロメオの言う通りにした。
「受け入れるよ」
俺の言葉とともにロメオの目の奥に文字が浮かび上がっていく。
「魔力熱で性的興奮状態になっている。誰かが魅了魔法を使ったのか?」
どうやら俺は魔法の影響だとロメオは言っていた。
しかし、クリスチャンは納得をしていなかった。
「それはない。この公爵家に侵入できるものはいないだろうし、インキュバスでもなければ魅了魔法を使えるやつはいないわ」
魅了魔法はそもそもインキュバスという存在のみが使える魔法らしい。
そんなことはどうでも良いから俺の火照りを治して欲しい。
「早く治して……」
俺は火照った体でロメオに抱きつくように助けを求めると、その場にいた人達は息を呑んでいた。
今は体に溜まった熱をどうにかしたかった。
風邪で熱を出した時よりも異なって、熱の逃げ場がどこにもない。
「トモヤくん、体が辛いと思うけど聞いて。この状況を治すには魅了魔法であれば、術者を倒すか体液が出なくなるまで吐き切らないと解除ができないの」
ってことは俺は気絶するまで出し切らないといけないことになる。
流石に今の俺にそんな体力は残っていない。
「体を誰かに預けるか自分自身でやるかどうする?」
預けるということはどういうことだろうか。
誰かに手伝ってもらうってことか?
「俺が魔法でサポートしてあげるぞ?」
ロメオが優しく声をかけてくれるが、流石にそんなことを誰かに頼むことはできない。
さらにこの人には大事なパートナーがいる。
「いえ、一人でどうにかします」
俺は必死に体を起こすとふらふらしながらもベッドに戻った。
俺はお礼を言おうとウェンベルグ公爵家の人達を見ると、どこかみんな落ち込んだような顔をしていた。
この人達は何かを期待をしていたのだろうか?
その中でもロベルトが一番落ち込んでいた。
さすがに未成年に頼むのは一番良くないのは知っている。
それよりも目の下にクマができているから、彼ももう少し寝た方が良いだろう。
「皆さんありがとうございます。あとはどうにかします」
「わかった。トモヤくんも何か欲しいものがあったら声をかけてね。ほら、みんな部屋から出るわよ!」
クリスチャンの指示でみんなは部屋から出ていく。
「サバスも行くわよ!」
クリスチャンがサバスの名前を出すと、天井からサバスが降りてきた。
やはり彼は忍者だった。
それにしてもサバスも目の下にクマを作っていた。
部屋に残された俺は天上を見上げる。
そこにはサバスが隠れていた天井裏が見えていた。
ん?
天井から出てきた?
俺は気づいてしまった。
「あいつ……俺の自慰行為を覗いていやがったな!」
サバスは昨日の夜から天井裏でずっと俺を覗いていたのだった。
客室はどの部屋からも少し離れたところにあり、配慮された形になっている。
とりあえず、あの両親の部屋から遠くて安心した。
今日はお仕置きをすると言っていたからな。
少し気になるが覗き見する趣味はない。
それよりも大事なことがあった。
またサバスが姿を隠したのだ。
他のメイドや執事に確認しても、行った先にはもういなかった。
魔法使いが存在する世界だから、姿を隠す魔法とかもあるかもしれない。
俺はそんなことを思いつつも、体は疲れているのか重だるさも感じていた。
「なんとかこっちでも生活できるのかな……」
明日は朝からウェンベルグ公爵家当主であるクリスチャンに大事な話をすると言われた。
渡人ということもあって手荒なことはしないと思うが内心はドキドキしている。
俺は天上を眺めていると自然に体がベッドに沈んでいく。
異世界の寝具もやはりクオリティが高い。
かなり低反発マットレスだ。
「はぁ……はぁ……」
体の異変に気づき目を覚ました。
体中は汗で濡れている。
どうやらいつのまにか寝ていたようだ。
「水でも……あ……」
俺は隣のテーブルに置いてあるコップを取ろうとしたが、そのまま落としてしまった。
なぜか体にうまく力が入らない。
何か毒みたいなものを摂取したのかもしれない。
「うっ……暑い……」
段々と体が火照り次第に着ていた服を脱ぐ。
「まだ足りない……」
服だけでは足りなくなった俺はパンツを脱ぐと、そこには大きくなった自分の陰部があった。
熱を放出するために自我も忘れて、そのまま陰部をいじった。
しかし、何度も何度も精を解放しても治らず気づいたら朝になっていた。
――翌朝
俺の体は昨日と違い全身が重だるく、高熱を出したような感じがしていた。
「トモヤ様おはようございます」
きっと朝だからメイドが起こしに来てくれたのだろう。
俺は体力を振り絞りベッドから起き上がるがそのまま崩れ落ちた。
「トモヤ様、失礼します」
中から倒れる音が聞こえたからメイドは扉を開けた。
ああ、部屋の中を見られたくはなかった。
地球と違いティッシュがないため、俺の体は自身の体液でベタベタになっている。
「トモヤ様大丈夫ですか?」
「見ないでくれ……」
俺は必死に陰部を隠す。
自分の乱れた姿を見せたくはないのだ。
俺の話し声に気づいたのか、クリスチャンが部屋に入ってきた。
「トモヤくん!? 今すぐロメオを呼んでくるから待ってて」
しばらくするとロメオが入ってきて、その後もロベルトとクラウドも部屋に訪れた。
なぜかロベルトの顔は疲れており、目の下にクマができていた。
ロメオが近づくと何か言葉を唱えると全身がお風呂に入った後のようにスッキリした。
「今からトモヤの状態を確認するから俺を受け入れてくれ」
どこか言葉だけ聞いていたら卑猥に聞こえるが、俺はこの体の火照りをどうすることもできないためロメオの言う通りにした。
「受け入れるよ」
俺の言葉とともにロメオの目の奥に文字が浮かび上がっていく。
「魔力熱で性的興奮状態になっている。誰かが魅了魔法を使ったのか?」
どうやら俺は魔法の影響だとロメオは言っていた。
しかし、クリスチャンは納得をしていなかった。
「それはない。この公爵家に侵入できるものはいないだろうし、インキュバスでもなければ魅了魔法を使えるやつはいないわ」
魅了魔法はそもそもインキュバスという存在のみが使える魔法らしい。
そんなことはどうでも良いから俺の火照りを治して欲しい。
「早く治して……」
俺は火照った体でロメオに抱きつくように助けを求めると、その場にいた人達は息を呑んでいた。
今は体に溜まった熱をどうにかしたかった。
風邪で熱を出した時よりも異なって、熱の逃げ場がどこにもない。
「トモヤくん、体が辛いと思うけど聞いて。この状況を治すには魅了魔法であれば、術者を倒すか体液が出なくなるまで吐き切らないと解除ができないの」
ってことは俺は気絶するまで出し切らないといけないことになる。
流石に今の俺にそんな体力は残っていない。
「体を誰かに預けるか自分自身でやるかどうする?」
預けるということはどういうことだろうか。
誰かに手伝ってもらうってことか?
「俺が魔法でサポートしてあげるぞ?」
ロメオが優しく声をかけてくれるが、流石にそんなことを誰かに頼むことはできない。
さらにこの人には大事なパートナーがいる。
「いえ、一人でどうにかします」
俺は必死に体を起こすとふらふらしながらもベッドに戻った。
俺はお礼を言おうとウェンベルグ公爵家の人達を見ると、どこかみんな落ち込んだような顔をしていた。
この人達は何かを期待をしていたのだろうか?
その中でもロベルトが一番落ち込んでいた。
さすがに未成年に頼むのは一番良くないのは知っている。
それよりも目の下にクマができているから、彼ももう少し寝た方が良いだろう。
「皆さんありがとうございます。あとはどうにかします」
「わかった。トモヤくんも何か欲しいものがあったら声をかけてね。ほら、みんな部屋から出るわよ!」
クリスチャンの指示でみんなは部屋から出ていく。
「サバスも行くわよ!」
クリスチャンがサバスの名前を出すと、天井からサバスが降りてきた。
やはり彼は忍者だった。
それにしてもサバスも目の下にクマを作っていた。
部屋に残された俺は天上を見上げる。
そこにはサバスが隠れていた天井裏が見えていた。
ん?
天井から出てきた?
俺は気づいてしまった。
「あいつ……俺の自慰行為を覗いていやがったな!」
サバスは昨日の夜から天井裏でずっと俺を覗いていたのだった。
あなたにおすすめの小説
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って?
いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。