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第七話 強さ
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野外演習場の中央で、ロビンとベティが相対する。
両者素手の近接戦が幕を上げ、ベティから間合いを徐々に詰めていく。
次の瞬間、彼女は、強く地面を踏み込み、勢いよく拳を振り放った。
「オラァ!!」
しかし、ベティの繰り出した拳が、ロビンを捉えることはなく、独りでに虚しく空を切る。
彼女が気が付いた時には、ロビンは背後に回り込んでおり、
ベティは再び、彼に向かって拳を振り放った。
「ちょこまか避けてんじゃねえッ!!」
ベティの腕が伸び切った刹那、ロビンは、攻撃に重ねて右腕を繰り出し、
相手の首を抑えるように、指を押し付けた。
「ゲホぉっ!!」
勢いよくチョークを食らったベティは、苦しそうに喉を押さえる。
するとロビンは、視線を鋭くしながら、彼女に厳しく訴えかけた。
「力に任せ過ぎて、モーションが大振りだ!もっとコンパクトに拳を放て!」
言葉を聞いたベティは、怒りを露わに、魔法を発動させた。
ベティの筋肉が、魔法によって増強され、全身の筋力が、一段と強化された彼女は、
凄まじい勢いで、ロビンに肉薄した。
「何様のつもりだコラァ!!」
彼女の放つ拳の連打は、轟音を立て、次々と繰り出される。
しかし、ロビンに接触することはなく、紙一重で躱す彼に対し、
ベティは次第に、呼吸を乱し始めた。
そして攻撃を見切ったロビンは、迫りくる拳を受け流すと、放たれた攻撃の勢いをそのままに、ベティを地面に転倒させる。
汗だくで地面に倒れる彼女に、ロビンは、声色を低く言った。
「パワーもスピードも、それを増強する魔法も、素晴らしいものだ。
だがモーションが大きく、空振りを連発すれば、すぐにスタミナが、底を尽きてしまう。
スタミナがなくなれば、お前の持ち味は、活かすことが出来ない」
ベティは、悪態をつく余裕すらなく、咄嗟に倒れたまま、蹴りをロビンに繰り出す。
彼は、すぐさま跳んで攻撃を回避すると、ベティは、起き上がりながらも、
拳を振りかぶって、ロビンの頭部目掛けて、攻撃を繰り出した。
次の瞬間、ガラ空きになった彼女の顎先に、ロビンは、瞬時に指先を命中させ、
彼女の脳内を激しく揺らした。
人間は顎先、すなわち"ジョー"に、衝撃を与えられると、脳を激しく振動させ、
平衡感覚を失わせる性質がある。
ベティは、視界の歪む中、たちまち地面に崩れ落ちてしまった。
脳が揺れ、神経への伝達が上手くいかず、立ち上がる事が出来ない彼女へ、
ロビンは、まるで教官のように語りかけた。
「お前は自身の力を過信し、言動だけでなく、動きにまで驕りが出ている。
実戦じゃ、その手の者から、確実に早死にする。
ならばその根性と戦い方、俺が徹底的に叩き直してやる」
脳の揺れが収まったベティは、ふらついた足取りで立ち上がり、
ロビンに向かって、再度拳を振り放った。
「ア、アタシを、舐めてんじゃねえぞコラァ!!!」
静けさ漂う野外演習場に、ベティの怒号が響き渡った。
◇◆◇◆◇◆◇
それから時間が経過し、空も暗くなってきた頃、
ベティは未だに、ロビンへ攻撃を当てられずにいた。
何百発と打ち込んでいる拳が、ひたすら空を切り、
ベティの挙動は、最初とは比べ物にならないほど、減速してしまっていた。
魔力など、微塵も残っておらず、踏み込みも半端なものばかりで、
たとえ当てても、有効打にならない彼女の拳は、それでもロビンに届くことはない。
そしてついに、彼女は力尽きたかのように、ぐったりと地面に倒れ、
底を尽きた体力を、嫌というほど実感した。
「く...クソ...!ぜぇ...ぜぇ...
何で...当たらねえんだ...!」
倒れながら、歯を軋ませるベティを見つめ、ロビンは言葉を送った。
「今日はここまでにしよう。この続きはまた今度だ」
去ろうとするロビンに向かって、ベティは悔しそうに声を飛ばす。
「ま、待て...!まだ終わってねえぞ!」
するとロビンは、冷たい眼差しを浮かべ、ベティの声に言葉で返した。
「これ以上戦えないことは、自分が一番よく分かってるはずだ。
今日はもう休め、お前が戦えるようになったら、その時はとことん付き合ってやる」
そう言うと、ロビンは背を向け、野外演習場を後にしようとした。
地面に背を預けるベティは、体力を使い果たし、指先一つ動かせず、息を切らす他なかった。
暗くなった夜空を見ながら、圧倒的な実力差を思い知らされ、ベティは悔しさを胸に抱く。
すると次の瞬間、彼女の前に、魔物が虚空から出現した。
「!?なっ!?」
体力を使い切り、まともに動くことが出来ないベティは、迫りくる魔物を前に、動揺を隠せなかった。
(う、嘘だろ!?魔力も尽きてる!体力もねえ!
クソッ!なんでこんな場所に、魔物が出てくんだよ!!)
力を振り絞り、何とか立ち上がろうとするベティに向かって、
魔物は勢いよく、飛びかかって襲おうとした。
(くっ!!嫌だ!死にたくねえ!!死にたくねえよぉ!!)
命を危機を目の当たりにし、ベティの脳裏に、走馬灯のようなものが過ぎった。
◇◆◇◆◇◆◇
幼い頃に、父を失ったベティは、とても裕福な家庭の子供とは呼べず、
仕事勤めの母親と共に、幼少期を過ごしてきた。
彼女が十歳になった頃、母親が裕福な男と再婚することになり、
彼女の家庭にも、安寧の時が訪れると思われた。
しかし、母親の再婚した男は、裏社会で活動する詐欺師であり、母親も彼に騙され、
数少ない家庭の貯金を奪い取られた挙句、精神疾患にかかり、首を吊って自殺してしまったのだ。
身寄りも貰い手もないベティは、軍に拾われて以来、
己を強くする事のみを糧として、今まで生きてきた。
ただ男に対する、憎しみだけを心に抱き、現在まで、男への印象や考えを変えることなく、
幼少期から時を過ごしてきた。
故に、男のロビンに対し、熾烈な敵対心を燃やしており、
彼との実力差を実感した時、激しく悔しさと怒りを覚えたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇
「クソ...最後の最後まで、アタシは、男に勝てねえってのかよ...」
迫りくる魔物を前に、ベティは、瞳に涙を浮かべた。
次の瞬間、地面に置いた剣を拾い上げ、素早く駆けつけたロビンが、ベティの前に割って入り、魔物の攻撃を剣で受け止めた。
「くっ!この...!」
ロビンは、すかさず剣を振り払い、魔物に向かって、斬撃を繰り出した。
彼の薙ぎ払った刀身は、魔物を深々と斬りつけ、ロビンは、剣を引き抜いた刹那、
回り込んで魔物の背後を袈裟に斬った。
体から血飛沫が上がり、魔物は生命感なく崩れ落ちた。
敵を無力化したロビンは、静かに剣を鞘に収める。
自身を守ってくれた彼の姿を見て、ベティは小さな声で問いかけた。
「なんで...なんでアタシを助けたんだよ」
彼女の言葉に、唖然とするロビンを待たず、ベティは声を荒げ、言葉を綴った。
「アタシはテメェに、嫌われることばっかしてきただろ!!
アタシを助ける理由なんかねぇはずだろうが!
なのになんで助けたんだよ!」
問い詰められたロビンは、真っ直ぐな瞳で、彼女に答えた。
「俺は、お前の言動と行動に、違和感を覚えたんだ。まるで怒りに囚われているようだった。
だから何とかしてやりたいと思ったんだ。
怒りに身を任せてダメにしちまうには、勿体ない逸材なんだよ、お前は」
倒れるベティの元へ近づき、屈んで目線を低くするロビンは、彼女に話を続けた。
「お前の戦士としての資質は、超一流だ。
あとは粗削りな部分を整えてやれば、俺を遥かに凌駕する戦乙女になれる。
どうだ?俺を踏み台にして、戦士としての高みを目指してみないか?」
ロビンが、ベティに手を伸ばすと、彼女は手を見つめて、彼に聞き返した。
「つまりテメェ、自分を超える戦士を、自分の手で育てようとしてるってわけか?」
「...まあそういうことになるな」
目を丸くして答えるロビンに対し、ベティはしばらく沈黙した後、
吹き出すように笑みを溢した。
「ぷ、ぷはははは!!な、なんなんだよ!
テメェみてーな男は初めて見たぜ!プククク...!」
腹を抱えて笑うベティは、上体を起こして、ロビンの差し伸べた手を、ガッシリと掴み取った。
「わぁったよ。テメェがそこまで言うなら、アタシはもっともっと強くなってみせるぜ!
テメェなんか一瞬で越えてやるからな!覚悟しとけよ!」
ロビンとベティは、地面から立ち上がると、互いに顔を見合わせる。
するとベティは、照れくさそうな様子で、ロビンに言葉を呟いた。
「それと、その...助けてくれて...あ、あんがよ」
ベティの礼を受け、ロビンは微笑んで応えると、
二人は、夜空の広がる野外演習場を後にした。
両者素手の近接戦が幕を上げ、ベティから間合いを徐々に詰めていく。
次の瞬間、彼女は、強く地面を踏み込み、勢いよく拳を振り放った。
「オラァ!!」
しかし、ベティの繰り出した拳が、ロビンを捉えることはなく、独りでに虚しく空を切る。
彼女が気が付いた時には、ロビンは背後に回り込んでおり、
ベティは再び、彼に向かって拳を振り放った。
「ちょこまか避けてんじゃねえッ!!」
ベティの腕が伸び切った刹那、ロビンは、攻撃に重ねて右腕を繰り出し、
相手の首を抑えるように、指を押し付けた。
「ゲホぉっ!!」
勢いよくチョークを食らったベティは、苦しそうに喉を押さえる。
するとロビンは、視線を鋭くしながら、彼女に厳しく訴えかけた。
「力に任せ過ぎて、モーションが大振りだ!もっとコンパクトに拳を放て!」
言葉を聞いたベティは、怒りを露わに、魔法を発動させた。
ベティの筋肉が、魔法によって増強され、全身の筋力が、一段と強化された彼女は、
凄まじい勢いで、ロビンに肉薄した。
「何様のつもりだコラァ!!」
彼女の放つ拳の連打は、轟音を立て、次々と繰り出される。
しかし、ロビンに接触することはなく、紙一重で躱す彼に対し、
ベティは次第に、呼吸を乱し始めた。
そして攻撃を見切ったロビンは、迫りくる拳を受け流すと、放たれた攻撃の勢いをそのままに、ベティを地面に転倒させる。
汗だくで地面に倒れる彼女に、ロビンは、声色を低く言った。
「パワーもスピードも、それを増強する魔法も、素晴らしいものだ。
だがモーションが大きく、空振りを連発すれば、すぐにスタミナが、底を尽きてしまう。
スタミナがなくなれば、お前の持ち味は、活かすことが出来ない」
ベティは、悪態をつく余裕すらなく、咄嗟に倒れたまま、蹴りをロビンに繰り出す。
彼は、すぐさま跳んで攻撃を回避すると、ベティは、起き上がりながらも、
拳を振りかぶって、ロビンの頭部目掛けて、攻撃を繰り出した。
次の瞬間、ガラ空きになった彼女の顎先に、ロビンは、瞬時に指先を命中させ、
彼女の脳内を激しく揺らした。
人間は顎先、すなわち"ジョー"に、衝撃を与えられると、脳を激しく振動させ、
平衡感覚を失わせる性質がある。
ベティは、視界の歪む中、たちまち地面に崩れ落ちてしまった。
脳が揺れ、神経への伝達が上手くいかず、立ち上がる事が出来ない彼女へ、
ロビンは、まるで教官のように語りかけた。
「お前は自身の力を過信し、言動だけでなく、動きにまで驕りが出ている。
実戦じゃ、その手の者から、確実に早死にする。
ならばその根性と戦い方、俺が徹底的に叩き直してやる」
脳の揺れが収まったベティは、ふらついた足取りで立ち上がり、
ロビンに向かって、再度拳を振り放った。
「ア、アタシを、舐めてんじゃねえぞコラァ!!!」
静けさ漂う野外演習場に、ベティの怒号が響き渡った。
◇◆◇◆◇◆◇
それから時間が経過し、空も暗くなってきた頃、
ベティは未だに、ロビンへ攻撃を当てられずにいた。
何百発と打ち込んでいる拳が、ひたすら空を切り、
ベティの挙動は、最初とは比べ物にならないほど、減速してしまっていた。
魔力など、微塵も残っておらず、踏み込みも半端なものばかりで、
たとえ当てても、有効打にならない彼女の拳は、それでもロビンに届くことはない。
そしてついに、彼女は力尽きたかのように、ぐったりと地面に倒れ、
底を尽きた体力を、嫌というほど実感した。
「く...クソ...!ぜぇ...ぜぇ...
何で...当たらねえんだ...!」
倒れながら、歯を軋ませるベティを見つめ、ロビンは言葉を送った。
「今日はここまでにしよう。この続きはまた今度だ」
去ろうとするロビンに向かって、ベティは悔しそうに声を飛ばす。
「ま、待て...!まだ終わってねえぞ!」
するとロビンは、冷たい眼差しを浮かべ、ベティの声に言葉で返した。
「これ以上戦えないことは、自分が一番よく分かってるはずだ。
今日はもう休め、お前が戦えるようになったら、その時はとことん付き合ってやる」
そう言うと、ロビンは背を向け、野外演習場を後にしようとした。
地面に背を預けるベティは、体力を使い果たし、指先一つ動かせず、息を切らす他なかった。
暗くなった夜空を見ながら、圧倒的な実力差を思い知らされ、ベティは悔しさを胸に抱く。
すると次の瞬間、彼女の前に、魔物が虚空から出現した。
「!?なっ!?」
体力を使い切り、まともに動くことが出来ないベティは、迫りくる魔物を前に、動揺を隠せなかった。
(う、嘘だろ!?魔力も尽きてる!体力もねえ!
クソッ!なんでこんな場所に、魔物が出てくんだよ!!)
力を振り絞り、何とか立ち上がろうとするベティに向かって、
魔物は勢いよく、飛びかかって襲おうとした。
(くっ!!嫌だ!死にたくねえ!!死にたくねえよぉ!!)
命を危機を目の当たりにし、ベティの脳裏に、走馬灯のようなものが過ぎった。
◇◆◇◆◇◆◇
幼い頃に、父を失ったベティは、とても裕福な家庭の子供とは呼べず、
仕事勤めの母親と共に、幼少期を過ごしてきた。
彼女が十歳になった頃、母親が裕福な男と再婚することになり、
彼女の家庭にも、安寧の時が訪れると思われた。
しかし、母親の再婚した男は、裏社会で活動する詐欺師であり、母親も彼に騙され、
数少ない家庭の貯金を奪い取られた挙句、精神疾患にかかり、首を吊って自殺してしまったのだ。
身寄りも貰い手もないベティは、軍に拾われて以来、
己を強くする事のみを糧として、今まで生きてきた。
ただ男に対する、憎しみだけを心に抱き、現在まで、男への印象や考えを変えることなく、
幼少期から時を過ごしてきた。
故に、男のロビンに対し、熾烈な敵対心を燃やしており、
彼との実力差を実感した時、激しく悔しさと怒りを覚えたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇
「クソ...最後の最後まで、アタシは、男に勝てねえってのかよ...」
迫りくる魔物を前に、ベティは、瞳に涙を浮かべた。
次の瞬間、地面に置いた剣を拾い上げ、素早く駆けつけたロビンが、ベティの前に割って入り、魔物の攻撃を剣で受け止めた。
「くっ!この...!」
ロビンは、すかさず剣を振り払い、魔物に向かって、斬撃を繰り出した。
彼の薙ぎ払った刀身は、魔物を深々と斬りつけ、ロビンは、剣を引き抜いた刹那、
回り込んで魔物の背後を袈裟に斬った。
体から血飛沫が上がり、魔物は生命感なく崩れ落ちた。
敵を無力化したロビンは、静かに剣を鞘に収める。
自身を守ってくれた彼の姿を見て、ベティは小さな声で問いかけた。
「なんで...なんでアタシを助けたんだよ」
彼女の言葉に、唖然とするロビンを待たず、ベティは声を荒げ、言葉を綴った。
「アタシはテメェに、嫌われることばっかしてきただろ!!
アタシを助ける理由なんかねぇはずだろうが!
なのになんで助けたんだよ!」
問い詰められたロビンは、真っ直ぐな瞳で、彼女に答えた。
「俺は、お前の言動と行動に、違和感を覚えたんだ。まるで怒りに囚われているようだった。
だから何とかしてやりたいと思ったんだ。
怒りに身を任せてダメにしちまうには、勿体ない逸材なんだよ、お前は」
倒れるベティの元へ近づき、屈んで目線を低くするロビンは、彼女に話を続けた。
「お前の戦士としての資質は、超一流だ。
あとは粗削りな部分を整えてやれば、俺を遥かに凌駕する戦乙女になれる。
どうだ?俺を踏み台にして、戦士としての高みを目指してみないか?」
ロビンが、ベティに手を伸ばすと、彼女は手を見つめて、彼に聞き返した。
「つまりテメェ、自分を超える戦士を、自分の手で育てようとしてるってわけか?」
「...まあそういうことになるな」
目を丸くして答えるロビンに対し、ベティはしばらく沈黙した後、
吹き出すように笑みを溢した。
「ぷ、ぷはははは!!な、なんなんだよ!
テメェみてーな男は初めて見たぜ!プククク...!」
腹を抱えて笑うベティは、上体を起こして、ロビンの差し伸べた手を、ガッシリと掴み取った。
「わぁったよ。テメェがそこまで言うなら、アタシはもっともっと強くなってみせるぜ!
テメェなんか一瞬で越えてやるからな!覚悟しとけよ!」
ロビンとベティは、地面から立ち上がると、互いに顔を見合わせる。
するとベティは、照れくさそうな様子で、ロビンに言葉を呟いた。
「それと、その...助けてくれて...あ、あんがよ」
ベティの礼を受け、ロビンは微笑んで応えると、
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