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第九話 攻略
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ダンジョン攻略当日。
厳重に警備された、軍学校の地下に続く階段の前で、準備を整えたロビン達四人は、
教官からの説明を受ける。
「この先を降りると、地下の管理ダンジョンに出る。
ダンジョン最深部にある、旗を回収し、無事にこの入り口まで戻ってくれば、攻略完了と見なされる。
その際の、時間、手際、効率、行動を元に、パーティーの評価を決定する。
皆、心して掛かるように」
教官の言葉を、念頭に入れた四人は、松明を手に、
地下深くのダンジョンへ続く、階段を降りていった。
◇◆◇◆◇◆◇
薄暗いダンジョンに、足を踏み入れた四人は、
周囲を警戒しながら、先に進んでいく。
するとベティは、大きな荷物を背負うロアを見て、小首を傾げて問いかけた。
「ロア、なんでそんな大きな鞄背負ってんだ?
遠足と勘違いしてねぇか?」
「な!?失敬な!!この鞄には、医療担当として必要な物が詰め込まれてるの!
色々大変なん...うわぁ!」
背負った鞄の重みで、バランスを崩し、ロアは後ろに転倒する。
その際、感圧板のようなものを踏み、ロアの頭上から、麻縄が降り落ちてきた。
咄嗟にロビンは、ロアを抱え、前方の地面に飛び込むと、寸前で縄の捕縛を回避する。
ロビンは、立ち上がりつつ、
上から垂れてくる、輪を描いた縄をじっと見つめた。
「捕縛用の縄トラップか、油断してると宙吊りにされるな」
ロビンは、ロアの手を掴み、彼女を地面から立ち上がらせた。
「あ、ありがとうロビンくん!」
ロアが、礼を述べるや否や、両脇の壁に立つ、二体の甲冑が動き始め、
武器を抜いて、ロビン達の前に立ちはだかった。
すかさず、クロミネは剣を抜き、戦闘態勢を整える。
「悠長にしている暇はなさそうだ。
私が先手を打つ、後に続け!」
瞬時に、間合いを詰めたクロミネは、甲冑の胴を斬りつけ、
怯んだ相手の武器を、剣で弾き飛ばした。
無防備になった所へ、ベティが、魔力を込めたハイキックで、甲冑一体を壁に蹴り飛ばす。
そして迫りくる、もう一体の甲冑に対し、ベティは鉄の胴体に、拳を二発叩き込み、
トドメのアッパーを、敵の顎に突き上げた。
甲冑の兜が、天井まで飛んでいくのを見て、ベティは、自信満々に笑みを浮かべる。
しかし彼女に向けて、クロミネが、大きな声で警告した。
「油断するな!この甲冑は人形だ!
首を飛ばしても襲ってくるぞ!」
次の瞬間、甲冑の持つ武器が、ベティの腹部目掛けて薙ぎ払われる。
しかし魔法で増強された、彼女の強靭な腹筋は、武器の刃を、一切通すことはなかった。
「ってぇなこの野郎ォ...!」
すると甲冑の背後に、回り込んでいたロビンが、
素早く背中を斬りつけ、地面に倒して無力化した。
刃を受け止めたとはいえ、腹部から、微量の出血を起こすベティへ、
ロアが駆けつけて、彼女の傷を見る。
「大丈夫!すぐ治すから!」
するとロアは、掌を向け、回復魔法を唱えると、
ベティの傷を、瞬時に治癒させ、出血も抑えてみせた。
傷を治してもらったベティは、口角を上げて、礼を言う。
「おぉ!ありがとなロア!
こんな一瞬で治せちまうのか!」
「勿論!何かあったら私を頼ってね!いい?」
ロビンとクロミネは、無邪気に笑い合う二人を前に、ため息をつくと、ダンジョンの奥へと先導した。
それから四人は、ダンジョン内部の罠や仕掛けを、
難なく突破し、ついに最深部にある部屋に到着した。
部屋の中央には、宝箱が置かれており、見つけたベティは、声を張り上げた。
「おい!あの中に、旗があるんじゃねえか!?
早速、持ち帰ろうぜ!」
近づこうとするベティに対し、ロビンは静止を促した。
「待て!!...もしかして」
ロビンは、手に持つ松明を、宝箱の元へ近付けると、
炎の熱に反応した宝箱は、突如、悲鳴を上げて、高く飛び跳ねた。
それは宝箱に擬態した、ミミックのような仕掛けだった。
鋭い針を携えた、大きな口を開き、
ミミックは、ロビンに襲いかかった。
「!!ロビン!!」
剣を引き抜いたクロミネが、加勢する前に、
ロビンは、ミミックの口内に、剣先を突き刺し、地面へ体ごと叩きつけた。
「擬態した仕掛けの本分は、意識外からの奇襲攻撃だ。
先にタネを見破れば、突破口も見えてくる」
動きを停止させた、ミミックの口の中には、目的の旗が入っており、ロビンは回収すると、
仲間達に、入り口へ戻るよう促した。
「目的の旗は手に入れた。
皆、元来た道を戻って、外へ向かうぞ」
ロビンは、仲間達と共に、最深部から離れると、
ダンジョンの外を目指し、足を進めた。
しかし道中、ロビンは地面に、空いた見慣れない大きな穴を見つけ、
そこから微かに、人の声が聞こえてくるのを感じ取った。
「今、ここを攻略しているのは、俺達だけだよな?
もし俺達より、前に入っていたパーティーが、
罠にかかったまま、救助されてないなんてことはないか?」
顔色を変えた仲間達は、ロビンの見つめる地面の穴に、目を向けた。
「ここにある落とし穴、俺達が発動させた覚えがないんだよ。
それに微かだが、下から声が聞こえた気がする。
もし落ちた生徒が、救助されていないんだとしたら、
下にまだ取り残されているんじゃないか?」
するとロビンは、先程発動させた、縄トラップの麻縄を取り外し、落とし穴の下へと垂らすと、縄の当たった音で、大凡の底の深さを割り出した。
松明を外した壁掛けの燭台に、縄を括り付け、ロビンは縄を握り、仲間達に言った。
「もし人が居るなら、一刻を争う事態だ。
クロミネ、この事を教官に知らせてきてくれ。
ロア、もしかしたら怪我人が運ばれるかもしれない。一応、待機しててくれ」
するとベティは、縄を伝って、底へ降りようとするロビンに、真剣な眼差しで訴えた。
「アタシも行く!お前一人を、危険な目に遭わせられるか!」
「ダメだ!ミイラ取りが、ミイラになるようなことは避けたい。
それこそ被害が広まる一方だ。
俺が必ず救助してくる。任せてくれ」
ベティを強く説得したロビンは、仲間達に頷き、役割を任せると、
縄を手に壁を伝って、落とし穴の下へと身を移した。
厳重に警備された、軍学校の地下に続く階段の前で、準備を整えたロビン達四人は、
教官からの説明を受ける。
「この先を降りると、地下の管理ダンジョンに出る。
ダンジョン最深部にある、旗を回収し、無事にこの入り口まで戻ってくれば、攻略完了と見なされる。
その際の、時間、手際、効率、行動を元に、パーティーの評価を決定する。
皆、心して掛かるように」
教官の言葉を、念頭に入れた四人は、松明を手に、
地下深くのダンジョンへ続く、階段を降りていった。
◇◆◇◆◇◆◇
薄暗いダンジョンに、足を踏み入れた四人は、
周囲を警戒しながら、先に進んでいく。
するとベティは、大きな荷物を背負うロアを見て、小首を傾げて問いかけた。
「ロア、なんでそんな大きな鞄背負ってんだ?
遠足と勘違いしてねぇか?」
「な!?失敬な!!この鞄には、医療担当として必要な物が詰め込まれてるの!
色々大変なん...うわぁ!」
背負った鞄の重みで、バランスを崩し、ロアは後ろに転倒する。
その際、感圧板のようなものを踏み、ロアの頭上から、麻縄が降り落ちてきた。
咄嗟にロビンは、ロアを抱え、前方の地面に飛び込むと、寸前で縄の捕縛を回避する。
ロビンは、立ち上がりつつ、
上から垂れてくる、輪を描いた縄をじっと見つめた。
「捕縛用の縄トラップか、油断してると宙吊りにされるな」
ロビンは、ロアの手を掴み、彼女を地面から立ち上がらせた。
「あ、ありがとうロビンくん!」
ロアが、礼を述べるや否や、両脇の壁に立つ、二体の甲冑が動き始め、
武器を抜いて、ロビン達の前に立ちはだかった。
すかさず、クロミネは剣を抜き、戦闘態勢を整える。
「悠長にしている暇はなさそうだ。
私が先手を打つ、後に続け!」
瞬時に、間合いを詰めたクロミネは、甲冑の胴を斬りつけ、
怯んだ相手の武器を、剣で弾き飛ばした。
無防備になった所へ、ベティが、魔力を込めたハイキックで、甲冑一体を壁に蹴り飛ばす。
そして迫りくる、もう一体の甲冑に対し、ベティは鉄の胴体に、拳を二発叩き込み、
トドメのアッパーを、敵の顎に突き上げた。
甲冑の兜が、天井まで飛んでいくのを見て、ベティは、自信満々に笑みを浮かべる。
しかし彼女に向けて、クロミネが、大きな声で警告した。
「油断するな!この甲冑は人形だ!
首を飛ばしても襲ってくるぞ!」
次の瞬間、甲冑の持つ武器が、ベティの腹部目掛けて薙ぎ払われる。
しかし魔法で増強された、彼女の強靭な腹筋は、武器の刃を、一切通すことはなかった。
「ってぇなこの野郎ォ...!」
すると甲冑の背後に、回り込んでいたロビンが、
素早く背中を斬りつけ、地面に倒して無力化した。
刃を受け止めたとはいえ、腹部から、微量の出血を起こすベティへ、
ロアが駆けつけて、彼女の傷を見る。
「大丈夫!すぐ治すから!」
するとロアは、掌を向け、回復魔法を唱えると、
ベティの傷を、瞬時に治癒させ、出血も抑えてみせた。
傷を治してもらったベティは、口角を上げて、礼を言う。
「おぉ!ありがとなロア!
こんな一瞬で治せちまうのか!」
「勿論!何かあったら私を頼ってね!いい?」
ロビンとクロミネは、無邪気に笑い合う二人を前に、ため息をつくと、ダンジョンの奥へと先導した。
それから四人は、ダンジョン内部の罠や仕掛けを、
難なく突破し、ついに最深部にある部屋に到着した。
部屋の中央には、宝箱が置かれており、見つけたベティは、声を張り上げた。
「おい!あの中に、旗があるんじゃねえか!?
早速、持ち帰ろうぜ!」
近づこうとするベティに対し、ロビンは静止を促した。
「待て!!...もしかして」
ロビンは、手に持つ松明を、宝箱の元へ近付けると、
炎の熱に反応した宝箱は、突如、悲鳴を上げて、高く飛び跳ねた。
それは宝箱に擬態した、ミミックのような仕掛けだった。
鋭い針を携えた、大きな口を開き、
ミミックは、ロビンに襲いかかった。
「!!ロビン!!」
剣を引き抜いたクロミネが、加勢する前に、
ロビンは、ミミックの口内に、剣先を突き刺し、地面へ体ごと叩きつけた。
「擬態した仕掛けの本分は、意識外からの奇襲攻撃だ。
先にタネを見破れば、突破口も見えてくる」
動きを停止させた、ミミックの口の中には、目的の旗が入っており、ロビンは回収すると、
仲間達に、入り口へ戻るよう促した。
「目的の旗は手に入れた。
皆、元来た道を戻って、外へ向かうぞ」
ロビンは、仲間達と共に、最深部から離れると、
ダンジョンの外を目指し、足を進めた。
しかし道中、ロビンは地面に、空いた見慣れない大きな穴を見つけ、
そこから微かに、人の声が聞こえてくるのを感じ取った。
「今、ここを攻略しているのは、俺達だけだよな?
もし俺達より、前に入っていたパーティーが、
罠にかかったまま、救助されてないなんてことはないか?」
顔色を変えた仲間達は、ロビンの見つめる地面の穴に、目を向けた。
「ここにある落とし穴、俺達が発動させた覚えがないんだよ。
それに微かだが、下から声が聞こえた気がする。
もし落ちた生徒が、救助されていないんだとしたら、
下にまだ取り残されているんじゃないか?」
するとロビンは、先程発動させた、縄トラップの麻縄を取り外し、落とし穴の下へと垂らすと、縄の当たった音で、大凡の底の深さを割り出した。
松明を外した壁掛けの燭台に、縄を括り付け、ロビンは縄を握り、仲間達に言った。
「もし人が居るなら、一刻を争う事態だ。
クロミネ、この事を教官に知らせてきてくれ。
ロア、もしかしたら怪我人が運ばれるかもしれない。一応、待機しててくれ」
するとベティは、縄を伝って、底へ降りようとするロビンに、真剣な眼差しで訴えた。
「アタシも行く!お前一人を、危険な目に遭わせられるか!」
「ダメだ!ミイラ取りが、ミイラになるようなことは避けたい。
それこそ被害が広まる一方だ。
俺が必ず救助してくる。任せてくれ」
ベティを強く説得したロビンは、仲間達に頷き、役割を任せると、
縄を手に壁を伝って、落とし穴の下へと身を移した。
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