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「で、協力って具体的にはどうすればいいの?」
「……志帆に聞いたんじゃないの」
「昨日はそれどころじゃなくてさ!だって後天性αとΩだよ?同時期に同級に現れるとか奇跡としか言いようがないじゃん!これぞ運命ってやつよね」
「…………」
水城の目はまさに夢見る乙女。
運命という言葉に微妙な顔になってしまった私になど全く気付いていない。
自分ではひたすら考えないようにしているというのに、嫌がらせのごとく周りから突きつけられる。
無視するのが馬鹿らしく思えてきた。
「水城さんは運命の番についてはどう思ってる?」
「小さい頃から憧れなんだよねー運命の番って。うちの両親がそうだから」
「そうなんだ。仲良いんだ?」
「超仲良し!年甲斐もなく、ていうか年中くっついてるバカップルだよ。子供側は恥ずかしいけど、そういう両親見て育ったからやっぱり憧れちゃうんだ」
いかに両親の仲が良いのか話す水城は照れくさそうで、何より幸せそうだった。
他所の家庭環境の話なんて志帆以外に話す機会などないからとても新鮮に感じた。
話を聞く限り水城はとても良い環境で育ったことが伺えた。
「話逸れちゃってたねごめん!それで私は何すればいい?」
「志帆がどういう考えで水城さんに協力仰いだかはわからないんだけど、東と腰を据えて話すために下準備を手伝ってもらいたいかな」
「あー、そうか……αとΩだもんね。二人きりじゃまともに話し合いとか無理だよね。実はもうやらかしちゃってたり?」
「…………向こうがね」
「あちゃー!でもあの東だしなー、きっとジッとしてられなかったんだろうね。東って周りからはクールだの俺様だの言われてるけど、実際はただの我儘お坊ちゃまだからね」
(そんな気はしてた)
東がああなったのは家がかなり裕福であり、かつ甘々に育てられた結果らしい。
両親共に権力者であり厳しいらしいが親馬鹿でもあるのだとか。
水城いわく、東と知り合って数日後に東の母親から面接まがいの電話がきたというから驚きだ。
「その面接とやらで落ちる人もいるの……?」
「うん、かなりいるよ!私ら一組のαは全員合格もらえて友達できてるけど、過去先輩だったαの人は全員落とされてたなぁ」
「友達になるのに面接とか……その、いいの?」
「いいんだよ東の場合は。親が権力者の子供って色々危険があるもんだし、東の両親は打算でそういうことしてるわけじゃないってわかってるから」
「……大変なんだね」
「また話逸れちゃった!ほんとごめん……普段こういう話聞いてくれる相手いなくてさ」
「ぼちぼちでよければ聞くよ」
「理々子……!」
「ふがっ」
またしても抱きついてきた水城の勢いを受け止めきれず、二人一緒に床に倒れ込んでしまう。
そんなタイミングでやってきた志帆が浮気ですか?とニヤニヤ言うものだから思わず頭を叩いていた。
「痛いよ理々子ー」
「理々子って実は結構バイオレンス?」
「叩こうか?」
「待って待って!マジの目禁止!今のでわかった!理々子はマジでαだ!」
「私もこういう理々子思い出すとαなのすごく納得できるんだよね」
「二人とも?」
「「ごめんなさい!」」
朝礼が始まるまで三人でくだらない遊びを楽しんだ。
「……志帆に聞いたんじゃないの」
「昨日はそれどころじゃなくてさ!だって後天性αとΩだよ?同時期に同級に現れるとか奇跡としか言いようがないじゃん!これぞ運命ってやつよね」
「…………」
水城の目はまさに夢見る乙女。
運命という言葉に微妙な顔になってしまった私になど全く気付いていない。
自分ではひたすら考えないようにしているというのに、嫌がらせのごとく周りから突きつけられる。
無視するのが馬鹿らしく思えてきた。
「水城さんは運命の番についてはどう思ってる?」
「小さい頃から憧れなんだよねー運命の番って。うちの両親がそうだから」
「そうなんだ。仲良いんだ?」
「超仲良し!年甲斐もなく、ていうか年中くっついてるバカップルだよ。子供側は恥ずかしいけど、そういう両親見て育ったからやっぱり憧れちゃうんだ」
いかに両親の仲が良いのか話す水城は照れくさそうで、何より幸せそうだった。
他所の家庭環境の話なんて志帆以外に話す機会などないからとても新鮮に感じた。
話を聞く限り水城はとても良い環境で育ったことが伺えた。
「話逸れちゃってたねごめん!それで私は何すればいい?」
「志帆がどういう考えで水城さんに協力仰いだかはわからないんだけど、東と腰を据えて話すために下準備を手伝ってもらいたいかな」
「あー、そうか……αとΩだもんね。二人きりじゃまともに話し合いとか無理だよね。実はもうやらかしちゃってたり?」
「…………向こうがね」
「あちゃー!でもあの東だしなー、きっとジッとしてられなかったんだろうね。東って周りからはクールだの俺様だの言われてるけど、実際はただの我儘お坊ちゃまだからね」
(そんな気はしてた)
東がああなったのは家がかなり裕福であり、かつ甘々に育てられた結果らしい。
両親共に権力者であり厳しいらしいが親馬鹿でもあるのだとか。
水城いわく、東と知り合って数日後に東の母親から面接まがいの電話がきたというから驚きだ。
「その面接とやらで落ちる人もいるの……?」
「うん、かなりいるよ!私ら一組のαは全員合格もらえて友達できてるけど、過去先輩だったαの人は全員落とされてたなぁ」
「友達になるのに面接とか……その、いいの?」
「いいんだよ東の場合は。親が権力者の子供って色々危険があるもんだし、東の両親は打算でそういうことしてるわけじゃないってわかってるから」
「……大変なんだね」
「また話逸れちゃった!ほんとごめん……普段こういう話聞いてくれる相手いなくてさ」
「ぼちぼちでよければ聞くよ」
「理々子……!」
「ふがっ」
またしても抱きついてきた水城の勢いを受け止めきれず、二人一緒に床に倒れ込んでしまう。
そんなタイミングでやってきた志帆が浮気ですか?とニヤニヤ言うものだから思わず頭を叩いていた。
「痛いよ理々子ー」
「理々子って実は結構バイオレンス?」
「叩こうか?」
「待って待って!マジの目禁止!今のでわかった!理々子はマジでαだ!」
「私もこういう理々子思い出すとαなのすごく納得できるんだよね」
「二人とも?」
「「ごめんなさい!」」
朝礼が始まるまで三人でくだらない遊びを楽しんだ。
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