男とか女とか

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(すごい光景)

 自身がαだと聞かされた時から“ソレ”へ対しての不安は当然あったが、Ωに関わらなければ関係のないものと目を背けていた。
そんな不安を今こうして目の当たりにしているわけだが、私は何の憂いもなくソレを受け入れていた。
下着に収まりきらないソレ、当然違和感はあるが嫌悪はない。
そういったものを感じ取る以前にソレを目にして恍惚と目を蕩けさせている圭を見ればどうでも良くなってくる。
底が知れない興奮に怖くなってくるほど、私達はヒートアップしていくのを感じた。
もっと先へ、もっと深く、もっと濃密に。

「すげ……理々子のここ、でけぇ。他人のなんて、嫌なのに、何で……」

 圭もまた戸惑いはしても嫌悪など微塵も見せず、それどころかより興奮した様子でスカートを捲った私の股間を凝視しエロいと呟き唾を飲み込んだ。
慰めてとは言ったものの具体的にどうしてほしいなんて指示を出せない。
知識はあっても今までソレは私には無かったものだ。
圭に見られ、よりドクドクと熱く脈打つのを感じながら様子をうかがっていると、圭が何の躊躇いもなくソレを口に入れた。

「あっ、圭っ……!」
「んん゛っ」

 口に入れた途端絡みつく熱い舌にゾクゾクと快感が体を走り抜ける。
しかもそれはとめどなく与えられ続け思考が溶けていく。
やはり男である圭はどこが良いのか知っている。
卑猥な音を鳴らして夢中で口淫に浸る圭の頬にそっと手を添えれば、口に含んだまま私を見上げてくる。

(あぁ……可愛い、何でこんなに可愛いの)

 圭の目にはもう私しか映っていない。自惚れではなく本当に周りのことなど一切見えていないようだった。
もしここに誰かやって来てこの行為を中断できるだろうか。
平常時であれば当然止めるだろう。というよりそもそも学校でこんな行為に及ばない。
圭だって本来であればプライドは高いだろうし、こんな“奉仕”をするなど屈辱に思うタイプのはず。
それなのに圭が自分のソレを美味しそうに咥えている光景は、私にとってたまらく甘美で平常を保てるわけなどなかった。
緩やかにしかし段々と追い詰めるような口淫に軽くトリップしていると、いきなり圭が私の臀部を鷲掴み引き寄せてきた。

「ちょ、圭っ!そんな深く……!」

 引き寄せられたことにより私のソレがより圭の奥へと入り込む。
案の定、圭は苦しさから目に涙を浮かべている。
だがその顔は苦しさよりも快楽の色が強かった。
唾液と私の分泌液でヌルヌルな口内、喉の入り口で絞られ舌は絡みつくように這い回りもう堪らなかった。

「ん゛っんんっ」
「ぁ、ぁあっ圭っけいっ」

 こんな時に限って力を発揮する圭に固くホールドされ逃げることも敵わない。
忠告する余裕もなくあっという間に昇りつめ呆気なく圭の口内で達してしまった。

「あっ圭、駄目……そんなに吸い付かないで……」

 達した後も足りないとばかりに私のソレに舌が絡みつく。
お互い荒い息を漏らしながら自然と目が合う。
ちゅ、と名残惜しそうにソレから口を離した圭の口元は唾液と私の吐き出したもので光っていた。
半開きの口から覗く舌がそれらを舐めとる光景のあまりの卑猥さに目眩がする。

「はぁ、はぁ……理々子の、飲んだ。美味くない、けど……嫌いじゃない」
(なんていうこと言うのコイツ)

 ふわふわとそんなことをいう圭に気付けば口付けていた。
圭の言った通り私の吐き出したソレは美味しくなかった。
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