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4.Winter
Winter
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「ねぇ、希美ちゃん。『My Room』って配信アプリ知ってる?」
アイドルではなくなり、ただの女子大生になっていた私は少々心にポッカリ穴が開いている状態で日々を過ごしていた。
そんな時にあいちゃんが配信アプリを提案してくれた。
「私は時々いろんな人の配信見に行ってるんだけど、希美ちゃんなら人気になるし、イベントで勝てばまたアイドルになれるよ」
ほうほう、今まで配信という世界には全く触れてなかったが、そういう手段もあるのね。
最近暇を持て余してるからやってみるか。
ライバー登録は簡単にできた。ライバー事務所に連絡して、オンラインで面接をして、1週間足らずでもう準備完了に。
「猫魔にゃん」の名前はもう使えないからとりあえず本名の「のぞみ」で登録した。あいちゃんはもちろん来てくれるって言うし、ひろきゅんさんとタンメンさんにはXでつながっているから、配信やるよって言ったら来てくれるって。
初配信はめちゃめちゃ緊張して何しゃべったか覚えてないけど、3人以外にも結構来てくれて、自己紹介となんだかんだ雑談であっという間に無事に終わった。
これから少しずつフォロワーを増やして、イベントに勝って、またアイドルになれるように頑張る。
昼は学校に行って、夜は配信をして、そんな充実した日々が続いた。
**********
めっちゃ寒い。
節約のために暖房は極力つけないで、夜はポケモンのキャラの着ぐるみパジャマを着て布団を重ねて何とか寒さに耐えていた。
寒すぎて布団から出るのにも苦労するのに、そこからパジャマを脱いで下着になって、着替えるなんて無理過ぎる。
あ、そうだ、この上にコート着て行けばいいじゃない。私って頭いい(笑)
足首まで見えなくなるくらいのロングコートを着ぐるみパジャマの上に着て、フードの部分は背中に何とか隠して、これでわからない。
そのまま外を歩いても、電車に乗っても、全然平気だ。私はすごい発明をしてしまったのではないか。いや、実はみんなやっているのかも。あの人も、この人も、ロングコートの人はみんなそうなんじゃないかって(笑)
学校に着いたけど、まだ誰にもコートの中の秘密に気づかれてないよね。まあ、元々私のこと見てる人なんてあんまいないだけだけど(笑)
しかし、例の先生の授業で事件は起きた。そうだ、私にめっちゃ注目する人がいたじゃない(汗)
授業が始まってものの数分で声をかけられた。
「ねぇ、ノン吉さん、教室ではコートくらい脱いだら?授業中は帽子や上着を脱ぐのは常識よ。」
私が何と答えていいか迷って黙っていると、
「ノン吉、聞こえているの?それ、脱ぎなさいって。」
あー、どうしよう、なんて言い訳しよう。
『この下は下着なんです。』
いやー、だめだ、もっと変態になっちゃう。
先生が壇上を降りた。ゆっくりと近づいて来る。
どうする、どうする?誰か助けて。
周りは私に注目してるけど誰も助けてはくれない。
「あ、え、、、」
声にならない声が漏れる。
ついに先生が目の前に、、、
恐怖のあまり、意識が遠のいて行く、、、
先生の指がコートのボタンにかかる、、、
太ももの間を温かいものが流れて行く、、、
詰んだ。
アイドルではなくなり、ただの女子大生になっていた私は少々心にポッカリ穴が開いている状態で日々を過ごしていた。
そんな時にあいちゃんが配信アプリを提案してくれた。
「私は時々いろんな人の配信見に行ってるんだけど、希美ちゃんなら人気になるし、イベントで勝てばまたアイドルになれるよ」
ほうほう、今まで配信という世界には全く触れてなかったが、そういう手段もあるのね。
最近暇を持て余してるからやってみるか。
ライバー登録は簡単にできた。ライバー事務所に連絡して、オンラインで面接をして、1週間足らずでもう準備完了に。
「猫魔にゃん」の名前はもう使えないからとりあえず本名の「のぞみ」で登録した。あいちゃんはもちろん来てくれるって言うし、ひろきゅんさんとタンメンさんにはXでつながっているから、配信やるよって言ったら来てくれるって。
初配信はめちゃめちゃ緊張して何しゃべったか覚えてないけど、3人以外にも結構来てくれて、自己紹介となんだかんだ雑談であっという間に無事に終わった。
これから少しずつフォロワーを増やして、イベントに勝って、またアイドルになれるように頑張る。
昼は学校に行って、夜は配信をして、そんな充実した日々が続いた。
**********
めっちゃ寒い。
節約のために暖房は極力つけないで、夜はポケモンのキャラの着ぐるみパジャマを着て布団を重ねて何とか寒さに耐えていた。
寒すぎて布団から出るのにも苦労するのに、そこからパジャマを脱いで下着になって、着替えるなんて無理過ぎる。
あ、そうだ、この上にコート着て行けばいいじゃない。私って頭いい(笑)
足首まで見えなくなるくらいのロングコートを着ぐるみパジャマの上に着て、フードの部分は背中に何とか隠して、これでわからない。
そのまま外を歩いても、電車に乗っても、全然平気だ。私はすごい発明をしてしまったのではないか。いや、実はみんなやっているのかも。あの人も、この人も、ロングコートの人はみんなそうなんじゃないかって(笑)
学校に着いたけど、まだ誰にもコートの中の秘密に気づかれてないよね。まあ、元々私のこと見てる人なんてあんまいないだけだけど(笑)
しかし、例の先生の授業で事件は起きた。そうだ、私にめっちゃ注目する人がいたじゃない(汗)
授業が始まってものの数分で声をかけられた。
「ねぇ、ノン吉さん、教室ではコートくらい脱いだら?授業中は帽子や上着を脱ぐのは常識よ。」
私が何と答えていいか迷って黙っていると、
「ノン吉、聞こえているの?それ、脱ぎなさいって。」
あー、どうしよう、なんて言い訳しよう。
『この下は下着なんです。』
いやー、だめだ、もっと変態になっちゃう。
先生が壇上を降りた。ゆっくりと近づいて来る。
どうする、どうする?誰か助けて。
周りは私に注目してるけど誰も助けてはくれない。
「あ、え、、、」
声にならない声が漏れる。
ついに先生が目の前に、、、
恐怖のあまり、意識が遠のいて行く、、、
先生の指がコートのボタンにかかる、、、
太ももの間を温かいものが流れて行く、、、
詰んだ。
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