お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

文字の大きさ
90 / 188
第二章『予想外!意外と良い場所魔王国!』

第三十六話 美堀の消失と魔力暴走

しおりを挟む
視点変更 美堀→実穂


「「「ミホおねぇちゃん、クルミおねぇちゃん、またね!」」」

「うん、またね!」

「また会いましょう」

あー、楽しかった!

久しぶりに一杯遊んだよ。

やっぱり体を動かす遊びって良いね!

………あれ?美堀は何処?

「クルミ、美堀知らない?」

「美堀様ですか?………居なくなってますね」

「何処行ったんだろう?」

美堀の事だから誘拐とかは無いと思うけど………あ、そうだ!スマホあるじゃん!

ピッピッピっと………繋がった!

『………実穂?どうしたの?』

あれ?ライト?

「え?美堀のスマホに連絡した筈なのに」

『今、美堀のスマホをこっちの世界でも使えるようにしてるんだけど………それでどうしたの?美堀とはぐれでもしたの?』

「うん、美堀が居なくなっちゃって」

『なるほどー………今フライチップ飛ばしておいたから見つけ次第念話でも送るよ、とりあえず今はお城に帰った方が良いかもね、もしかしたらお城に帰ってるかもしれないし』

「わかった、じゃあ後で」

………一応帰り道では気配察知使っとこ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………全く居なかった、お城の中も探したけど居なかったし………何処行ったんだろう?

《自衛術》で街全体スキャンなんてのは………出来ないよねー。

うーん、何もせず部屋でゴロゴロしてるだけなのは駄目だし………《スコープアイ》でも使おうかな。

クルミも分身して探してくれてるし………よし、あそこの茂みに隠れて使おう。

「《スコープアイ》」

よし、飛んでけー!

………さてと、何処に居るのかな?

まず探すのは私達が数日前に行ったファミレスっぽいお店があった地区。

居るかな?………人が多いね。

今思えば羽が生えてる人は結構少ないんだね。

それともいつもは仕舞えるのかな?

………探せる所は探したから裏路地も見よう。

………ヤンキーみたいな人やローブを被った怪しい人とか黒い神官服を着た怪しい人は居るけど美堀は居ないね。

次は闘技場の近くを探してみよう。

居るかな?………


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


視点変更 実穂→ライト


………アウト、これもアウト、そこはもう少し探して、そっちもアウト。

『マスター、もう街の4/5を探し切りました、一気に情報を詰め込み過ぎるとまた過労死しますよ』

………別に良いよ、一応美堀はこっちの都合で呼び出したんだから、いつの間にか死んでましたー、ってなったら不味いよ。

『そうですか………上空に謎の魔力体を発見しましたがどうします?』

放置、どうせウィプスでしょ。

『わかりました………あと7/8になりました』

オッケー、終わった所はアウトね。

『了解です』

………フライチップ・リーダーを50体使っても見つからないって………次元の狭間にでも行った?

『マスター、街の中は全て探しきりました、街の外の探索に切り替えますか?』

うん、頼むよ。

『了解でっ!?マスター!街の外、北の方角にあり得ない量の魔力が発生しました!』

………これは?………まさか!

「¥≡*♀*%§@*¥●&▽《プロテクトバリア》!¥≡*♀*%§@*¥●&▽《リフレクトバリア》!《瞬間変更》《キャッスルプロテクト》!『我が守りの要に更なる守りを』!」

不味い不味い!高速詠唱でも間に合わない!並列はこれには使えない!なら!

「《チェンジウォール》!」

フライチップを使ったバリア!これで防げるかな?

『魔力が解放されました!属性は《邪》で、周りの物が汚染されていきます!』

………ヤバッ!フライチップのバリアが抜かれた!

《リフレクトバリア》は………抜かれた!

光海!《プロテクトバリア》に全エネルギーを集中!

『その場合、一次的にフライチップの機能が停止しますがよろしいですか?』

オッケーだから早く!

『全エネルギー《プロテクトバリア》に集中、安定しました』 

このまま持ちこたえてよ?

『………魔力暴走終了まで残り五秒』

………っ!?ヒビが!?

『二、一』

不味い!割れる!?

『零、魔力暴走、収まりました』

………危なかったぁ………ギリギリ持ちこたえてくれて良かったよ。

『もう割れちゃいましたね』

そうだねぇ………被害は?

『フライチップリーダーが四十八機、フライチップが四百七十五機破壊されました、あと中心地から半径二十五キロ圏内の街中以外の物が全て汚染されました、幸いながら人への被害は出ませんでした』

そっか、なら後で浄化の為に何人か送っておくとして………この魔力暴走の原因って”邪聖杯"だよね。

『恐らくそうかと』

………よし、探しに行くよ。

『お供します』

………絶対に前の様には終わらせない!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「さあ、吐け!吐くんだ!」

壁「私は何も知りませんよー?」

ライト「嘘をつくな!どうやって脱走した!」

壁「え?ワープに決まってるじゃありませんかープププー」

ライト「………」イラァ

ディメン「えっと、こいつ誰?」

ライト「作者の分身」

ディメン「ああ、他の人のコメント欄で暴れてる奴か」

ライト「そうなんだよ、いまもう一度捕らえて逃がさない様に………また逃げられた!待てぃ!」

ディメン「ちょ!待て!………行っちまったな………今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 5  9/25
・握力 5
・HP 30
・MP 50
・AT  21
・DE 20
・IN 24
・MD 20
・AG 19
・EX 11

スキル
・実力鑑定 Lv 4
・物質鑑定 Lv 4
・支援魔法支配 Lv 1
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 4
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の??
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の??
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「今回の魔力暴走って本当なら街なんか消し飛ぶ位の力なんだよな」

光海「はい、少なくとも吹き飛ばなくても汚染されて二度と住めない様になりますね」

ディメン「恐ろしい物だな」 

光海「さらに人体に影響を及ぼして魔物化させる事があるようです」

ディメン「うわぁ、汚染されたく無いな………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

光海「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&光海「「さようなら」」



またもやギリギリ書き終えたze☆
しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。 最強主人公はイケメンでハーレム。 脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。 落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。 =主人公は男でも女でも顔が良い。 そして、ハンパなく強い。 そんな常識いりませんっ。 私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。   【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜

長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。 コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。 ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。 実際の所、そこは異世界だった。 勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。 奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。 特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。 実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。 主人公 高校2年     高遠 奏    呼び名 カナデっち。奏。 クラスメイトのギャル   水木 紗耶香  呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。  主人公の幼馴染      片桐 浩太   呼び名 コウタ コータ君 (なろうでも別名義で公開) タイトル微妙に変更しました。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

処理中です...