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八話。
しおりを挟む犯罪は、花が開くように所々で存在していて、蔦のように纏まり、意気投合する。
しかし、一人ずつ、囚われて、ある日には、その互いを裂くように、ぶつかり合うように、出来ている。
僕は、中学に入学する直前、同じ盗みをしていた女の子と、意気投合し、駄菓子屋で盗みを繰り返した。
同じ遊び方をしていたものだから、楽しくて、仕方なかった。
避けられる存在だったから、お互いを殺し合う真似は、しなかった。はず。
しかし、その盗み癖は、僕の私物にまで、目を当てる。
女の子が、好きでいた漫画のグッズを、僕は、ヒヤヒヤしながら盗んだ親の金で、買って、大事に使っていたのだけれど、それが、急に消えてしまったのだ。
大事にしていた分、頭の中では、過去に聞いたことのある噂が過ぎる。
『あの子、私のクリスタルガラス、盗んだんよ』
僕は、へぇ。としか、思わなかったけど、実際、大事な物を盗まれると、どうやって手に入れたかは視野に入れないまま、単純に、サ、と、心に焦りが走ったのだった。
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